3.西にある東

連れていかれた「密入国の女」とは、レイーラだった。




ハバンロとレイーラは、チューヤの支部の修行場の、庭の祭壇に出た。俺達より、一週間も前に。


「道理で。昨日今日の話が、やけに広まってると思った。」


手早く事情を話したハバンロに、カッシーが言った。


「殿下たち三人は、シイスン?でも、ハバンロ、なんで、レイーラが一人で?」


「殿下達は、術に当てられて、体調を崩されたが、臥せっているだけで、ご無事だ、と発表されていますよ。」


ユーノが、口を挟んだ。ハバンロは、目でユーノに礼をし、


「これは、証拠を押さえるためでして。」


と、カッシーの問いに答えた。詳しい説明を聞く前に、屋敷の手前の、森の入り口に着いた。整然とした道が、真っ直ぐ伸びている。奥に、コーデラ風の館がある。門はないが、敷地を示す看板はあり、そこに、派手な身なりのコーデラ系の女性と、チューヤ人の青年が二人佇んでいた。一人はユーノと同じボウガンを、もう一人は、武器はないが、双眼鏡を持っていた。


「警官隊は、やっぱりダメだったみたいだね。」


女性は、低い、通りのよい声をしていた。諦めの台詞だが、なぜか弾むような調子がある。


「ドナ、フーロンが来なかったか?」


ユーノが尋ねた。派手な女性、ドナは、わずかに目を見開き、


「いいえ、見てないわ。『裏組』に合流したんじゃない?」


と言った。男性の一人、双眼鏡の青年が、


「あいつには、ぎりぎりまで黙ってる予定じゃ?」


と、ユーノと俺たちを見比べながら、言葉以上の疑問を挟んでくる。


「彼等は、レイーラさん達の仲間だ。協力してくれる事になった。」


ユーノはそう紹介し、「裏組を見てくる」と、森の脇道に入っていった。フーロンに教えたかどうかの返答は濁されたのだが、ボウガンの青年は、気にする様子もなく、


「俺はヤンゴウ、そっちはエルン、兄貴だ。」


と自己紹介した。


説明されなくても、事情は飲み込めた。レイーラとハバンロが出たのは道場、おそらく、知人が、メイランからポゥコデラに行く手筈を整えてくれたのだろう。で、メイランで、巻き込まれたか、首を突っ込んだか。


確かに、聞いたら放っておける内容ではない。特にハバンロとレイーラなら、進んで協力したがるだろう。


しかし、ここはチューヤだ。証拠をあげて太子の罪を追求したとしても、裁く土壌はあるだろうか。俺達はコーデラ王族の関係者、クーデター支援になるのではないか。


「『事情』を知ってるのは、道場関係者のトーン夫妻と、ドナさんと、ユーノさんだけです。この計画のために、コーデラから人を雇ったので、我々はその一員ということになっています。」


と、ハバンロが小声で言った。それを聞いて、少しほっとした。


「ねえ、証拠を押さえるって、何をすればいいの?生け捕りでいいの?」


と、カッシーが、聞いていた。後半の台詞は、よく考えれば物騒だが、地元の三人は、気に止める様子もなく、


「生け捕りで。」


と答え、説明を始めた。




ゲートルーネの時、警官隊は、屋敷に踏みこんだにも関わらず、ヤーインが直接関わっているという証拠は、押さえそこねた。予想外に大勢の女性がいたので、保護に追われたから、というのもある。


だが、事件のおり、保護されたのは、最近いなくなった女性達で、それより前に、ヤーインが愛人にして侍らせているはずの女達が、一人もいなかった。


「飽きたから金を持たせて追い出した。」


と、説明があったそうだが、それに不信感を抱いた者がいた。ドナもその一人だ。


ドナは大きな酒場を経営していたが、店で働く娘達には、意外に厳しいモラルを科していた。同業者には、年端もいかない少女に荒稼ぎさせる(進歩的と言われるシーチューヤでも、地方都市では、良くない意味で古風だった)経営者もいたが、ドナは、「酒場」に徹底した運営を行っていた。


だが、守らない者はいる。彼女の店にも、店の規則を守らず、よくトラブルを起こしていた、マリルーという女性がいた。彼女は、店に入って三ヶ月くらいで、ドナと口論し、突然店を止め、ヤーインの所に行く、と言って、姿を消した。彼女のアパートには、五歳の、年の離れた「妹」が、たった一人で残された。


妹の件はドナも知らなかったが、アパートの大家は知っていて、「ヤーインの屋敷で暮らすことになったら、金を払うから、妹を頼む。」と言われていた。彼女がいなくなり、困ってドナに相談した。


ヤーイン側は、


「金を渡したらいなくなった。大した額ではないから、問題にはしない。だが、こちらは関係ない。」


とにべもない。


マリルーは、シュクシンから来たと言っていたが、ソウエンの訛りがあったそうだ。メイランには知人はいなかった。田舎から出てきたなら、大抵は仕事の多いポゥコデラで働く。メイランに来た理由は不明だ。結局、よくわからないまま、小金が出来たので、「妹」を置いて街を出た、ということになった。


「『妹』の今後の生活もあるから、置いていった物は整理したんだけど、変わったデザインのアクセサリーばかりだった。細工の凝ったいい品だったけど、ここらの女は身につけないタイプだったわ。


多分、ソウエンで、『お部屋』をやってたんだと思う。あっちじゃ、旦那が死んで代替わりしたら、妾は家を出される場合があるから、子供を連れて、逃げてきたのかもね。


あの時は、『子供』のためでも、宝石は売らなかったくせに、って見方が勝ってた。だけど、そこまで大事なら、持っていくでしょ。荷物も子供もそのままってのは、ないわ。…あの時、その辺を考えてれば、グレーネも…。」


ドナは、言葉を切って、屋敷を睨んだ。


「好みの女性を集めていたのではなくて、身寄りのない、社会的に弱い立場の人を集めていた訳ですか。ますますもって、許せませんな。」


ハバンロが憤然と言った。それでも、ゲートルーネとポゥコデラの商人の妻、靴屋の娘は例外になる。


最初は女狩りだったのかもしれない。だが、途中で、別の目的ができた。なんだか、嫌な既視感がある。


「ひとつ、いいか?」


とファイスが尋ねた。彼も同じことを考えていたのだろうか、と思ったら、


「その、マリルーの娘は、どうなった?」


と続けた。ドナは、自分が面倒を見ているが、宝石になんとかコレクターの買い手がついて、費用が賄えるから、来年からポゥコデラの学校に入れる、と答えた。ファイスは、そうか、と言ったきり、質問を終えた。


しばし沈黙の後、カッシーが、


「あんたは、何かないの、ラズーリ。」


と俺に降ってきた。だが、俺が話す前に、ヤンゴウが、


「ああ、そうそう、コーデラの人なら、気になると思うけど。」


と、話を引き取って続けた。


「昔の、複合体の事件。シイスンの狩人族の土地で、女の子が、何人もさらわれたってやつ。魔法の実験台だったよな。ヤーイン太子も、そういうことをしているんじゃないか、って。上太子になりたくてさ。」


昔の話、水の複合体の宿主キーシェインズ。力を手にいれて、もともとの性癖に抑えが効かなくなった男だ。彼は男性でも女性でも、色白で、綺麗な、つまり陶器のような肌をした者を好んでいた。だが、周囲の者は、金髪碧眼の、小柄で、幼い少年少女を好む、と思っていた。


色白だと、染みやそばかすは、どうしても目立つ。それで年端もいかない少年少女にターゲットが絞られていたわけで、それは後からわかった。


エレメントごと、完全に倒したが、被害者達は帰ってこなかった。だが、彼は名将と詠われた、老ハープルグ将軍の孫だった。将軍の功績と健康状態を考慮し、詳細は公表されなかった。戦った俺達を含め、一部しか知らない。複合体がらみの中でも、特に後味が悪かった。


あの後、ルーミに告白して、一度、降られた。その時は、俺はいなかったが、記憶だけは伝わっていた。


「そう言えば、ヤーイン太子の母親って、北のヤハ族の出なんだよな。ヤハ族には、生け贄の習慣があるっていうし。まじないとか、呪いとか。」


エルンが言ったが、何故か、ファイスが


「いや、違うよ。」


といった。意外な人物から、意外な台詞だ。全員、彼に注目した。


「ヤハ族のは、まじないではなく、新年の儀式だ。そこで、牛の生肉を酒に浸して食べる習慣があるから、誤解されているが。


太子の母はサハ族だ。彼らは湖畔に定住して、魚は食べるが、肉は食べない。まじないは得意と言われているが、主に恋占いだ。


両方とも、勇猛果敢な戦士の一族で、名前も似てるから、混同されているが。」


ファイスの口調は、静かなものだったが、エルンは、「ふうん。」と言ったきり、黙ってしまった。カッシーが、


「でも、最近の流行りから、魔術絡みってのは、いい読みだと思うわよ。恋のおまじないにも、ぶっそうなのはあるし。何か文献を読み違えたとかね。」


と話を引き取った。彼女がエルンと話している間に、


「ひょっとして、知ってるのか、太子のこと。」


ファイスにだけ聞こえるように、尋ねた。


「セートゥで、一月ほど、役人の護衛をしてた事がある。会議の度に王宮に送迎したから、その時に。…黙っているつもりはなかったが…。」


「ああ、それなら、顔見る機会ぐらいはあったか。それで、あの時、驚いてたのか?」


「あの時?」


「警察署で、フーロンが、ヤーインの名前を出した時だよ。」


ファイスは、何か言いかけた。だが、乱入した二人の声に、解答は阻まれた。


「離せよ、下ろせ!」


「じゃあ、黙れ。動くな。」


ユーノが、フーロンを担いで、森のわき道から出てきた。細身のユーノが、小柄とはいえ、暴れまわるフーロンを、実に器用に動きを封じていた。


ユーノは、やや乱暴に、どさりとフーロンを、地面に下ろした。フーロンはユーノにつかみかかったが、うまく避けられ、逆に突き飛ばされていた。


「だから言うなって。」


ヤンゴウが非難めかしく言った。エルンが、


「そいつには権利、あるだろ。グレーネの仇討ちだ。」


と、たしなめた。


「そう、僕たちにとっては、グレーネだ。お前、仇を討ちたいのか、どうなんだ、フーロン。」


ユーノの口調は穏やかだったが、目の表情は、有無を言わさぬ凄みがあった。フーロンは気押されて、おとなしくなり、


「悪かった。」


とだけ言った。ユーノは、軽く、フーロンの頭をなで、


「じゃ、表組に回ってもらうよ。制服だしね。」


と、笑顔で言った。


「三人、幼馴染みだそうです。フーロンだけ、五歳ほど下らしいですが。」


と、ハバンロが俺に言った。聞こえたユーノは、


「三つですよ。彼は、一応、これでも十八です。今年、警官になったばかりで。」


と、うって変わった笑顔で答えた。フーロンは、「これでも。」にむっとしたようだったが、反論はしなかった。


「ところで、さっき、ちょっと聞こえてしまったんですが、そちらの方。」


ユーノはファイスを指した。


「セートゥにいた、らしいですが、ヤーイン太子の事は、知ってるんですか?他にも、疑問がありそうなご様子ですが。」


俯いていたフーロンが、ファイスに飛び付き、襟首を掴もうとしたが、丈が追い付かず、二の腕を掴んだ。


「知り合いなのかよ!」


彼につられて、ドナ達にも緊張が走った。ファイスは、躊躇ったが、そっとフーロンを押し戻しながら、さっき俺にした説明を繰り返した。フーロンは、少し勢いは治まったものの、


「他に何か、隠してないだろうな?」


と睨み付ける。別に俺達がヤーインの仲間という訳ではないのだから、これには引っ掛かりを感じたが、ユーノが、


「それじゃ、やっぱり、疑問だったでしょう。セートゥじゃ、公然の秘密だというし。」


と水を向けた。ファイスは、「ああ。」と答えた後、言いにくそうに、


「太子は、女性には興味がなかったから。」


と言った。付け加えて、女性と婚約したなら、変わったのかもしれないが、と言ったのだが、後半はフーロンの、


「何だよ、気持ちの悪い!」


にかき消された。


「犯罪者ってだけじゃない、変態かよ!だから、あんな真似、したんだな!」


「フーロン、そういうのは…。」


「何だよ、ユーノ、庇うのかよ。」


「そうじゃなくて、それとこれとは関係…。」


「いい子ぶるなよ、こんな時まで。それとも何か?お前も変態か?!だからグレーネ、振ったのか?!」


ユーノの表情が、一瞬で凍った。死んだ友人のプライバシー、しかも、自分がらみの物を、こんな形で暴露されたら、当然の反応だが、俺にはわかってしまった。


ドナが、


「落ち着いて、謝りなさい。」


と、深刻な声で言った。


「あんたは、偏見で太子を吊るし上げたいだけなの?グレーネを死に追いやった奴だからでしょ。あいつが女が好きだったら、いいわけ?違うでしょいが。」


フーロンは、しばらく黙っていたが、治まったらしく、ユーノに頭を下げ、真面目に謝罪した。ユーノは、気にしてない、と答えた。多分、フーロンは、偏見を諭されたのにユーノを罵倒した事を、ドナに指摘された、と思っただろう。エルンとヤンゴウも恐らくは、だが、ユーノが凍った理由、ドナが諌めた理由、俺は悟ってしまった。


ルーミは最終的には俺を選んだ。だが、最初に告白した時、「触るな」と言われ、半日は目を合わせてくれなかった。その時の俺、正確にはホプラスが、今のユーノに重なる。


空気は重かったが、ハバンロが、爆弾を落とし、崩した。


「ラズーリにも、謝って貰えますかな?」


言われたフーロンは、きょとんとしていたが、カッシーとファイスが、「あ。」と同時に言った。


空気は一変した。ドナが、


「あら、貴方、そうだったの。」


と俺をしげしげ見ながら言った。ヤンゴウが「コーデラ人って、そういうの、ないんじゃ?」、エルンが「ラッシルだろ、それ。昔の。」と小声で言い合っている。


フーロンも悟ったようだ。周囲を交互に見ながら、赤くなり、あ、とか、え、とか。俺は、逃げ場がないので、なんとか、


「気にしてないよ。」


と言ったが、居心地は最低だ。


カッシーが、


「まあ、ほら、早く片付けて、一刻も早く、戻らないと。会いたいでしょ。」


と濁すつもりか、陽気に言った。


会いに戻る、だが、ルーミはもういない。カッシーがグラナドの事を言っているらしい、と気づいたのは、笑顔に戻ったユーノが、


「じゃ、ざっとだけど…。」


と仕切り直した後だった。




ユーノ、フーロン、ハバンロ、俺とファイスが、表から乗り込む事になった。中にはレイーラの他、シャランとナンという、コーデラのギルドから雇った人物がいる。


シャランは男性、先に使用人として潜り込ませた。セートゥの豪族の紹介状を偽造したそうだ。ナンは女性、ドナの店で働き、ヤーインの護衛隊の目に止まるようにした。彼女がレイーラを一緒に連れて行った。


ユーノ達は、ヤーインが、屋敷の裏手に転送装置を作り、人身売買組織にこっそり人を送り、金を稼いでいる、と考えていた。シーチューヤでは、法的には人身売買は禁止だ。しかし、民間の倫理が行き届かない所が残っていて、「子供を奉公に出した対価を、前払いで親が受けとる。」「妾を紹介してくれた人に礼金を払う。」「下宿屋をして自由営業の娼妓を集める」という口実を、うまく使う者はいた。


ただ、組織や党派を組んで、生業として日常的に行う場合は、取り締まりが厳しかった。そういう組織は、外国に禁制品を流す行為も行っている事が多いからだ。反対に、組織や党派に関わらなければ、厳罰にはならない場合もある。


ヤーインが組織に関わっているなら、前の時にばれそうなものだが、屋敷の捜査は結局やらなかった。「犯人」がすぐに捕まり、処刑されたからだ。


「その犯人たちの家族、みな、纏まった金を持って、地方に出てました。特に主犯とされた男は、国から支給された給金による財産は、すべて没収されています。家族に金は残りませんでした。多分、組織が口止めに大金を渡した、と考えられます。」


転送装置については、ヤーインはメイランに来てから、三回ほど、セートゥからわざわざ業者呼び寄せて、屋敷の内装を変更していたので、その時に、と見なしていた。なお、市は地元の職人を使うように要請したが、皇帝の指示だからと、断られている。


しかし、その業者は、後から探しても見付からなかった。皇帝の避難路のためであれば、秘密主義はおかしくない。転送装置自体、個人で気軽に設置できるものではなく、特に、専門家の少ないチューヤでは、作ったとしても、管理に問題がある。組織がいくら大きくても、そこまでして、何名か供給を増やすだけのメリットを得たがるか、疑問だ、


だが、転送装置でも持ち出さなければ、説明の付かない所があった。


屋敷は門や石壁のような「囲い」を持たない建築で、「敷地」「庭」の境界は森だけだ。森には季節により、鳥撃ちや狼狩りが、猟犬を連れて出入りする。公に出来ない死人が出れば、森に埋めるか捨てるかだが、今まで、そういった物は発見されていない。


シャランの報告によると、仕入れてくる食料からしても、屋敷のどこかに長期に人を隠している様子はなく、「特製の焼却炉」もない。屋敷の人間は森には野犬を警戒して深入りしない、周辺に不自然に土を掘り返した跡もない、そうだ。屋敷の中も、増改築を繰り返した別荘、しかも皇帝の物であるにも関わらず、地下室や隠し通路のような物も見当たらない。あれば、グレーネの事件の時に、女性達を隠していただろう。ただ、ヤーインの私室から奥には、シントンしか入れず、シャランは探知魔法を使えるので、誰かが連れ込まれた、何か魔法を感知した、という気配にも気を付けていたが、一応、そういう様子はない。


転送装置は行き先は固定だ。選択式の物もあるが、どちらにしても、行き先を掴める。シャランの腕にもよるが、稼働すれば探知可能だ。皇帝用の装置の悪用ということになれば、チューヤでは、並みより厳しい罰になる。


「でも、失敗したら、君達は危ないんじゃないか?」


俺はユーノに言った。説には一理あるが、今までの経験から、まだ生け贄や呪術、魔法の実験の方が、ありそうな気がした。本音は、可能性を探りたかったからだ。


しかし、ユーノは、その点は心配がない、と説明した。


「皇帝のための『告発』なら、容疑者が誰でも、勘違いでも、罪には問われません。それに、ヤーイン太子は今は後ろ楯がありません。以前は、取り入る豪族もいましたが、婚約が白紙になってからは、まったく。むしろ、出身の割りに、母親の位が高かったので、それより下位の側室や、弟たちからは疎まれています。今はもう、仮に汚名を着て非業の死、なんて事になっても、心から、嘆く人はいません。」


「なんで、そんな事が解るんだ?」


「シャランの証明書を偽造した時に、ちょっと。」


メイランの警官にセートゥの要人の手蔓が?疑問だが、森を見ていたフーロンが、「合図が。」と言ったので、俺達は乗り出した。


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