勇者達の翌朝・新書（前編）

《人物紹介・説明 序》

人物照会（新書）

○ラズライト(ラズーリ)・ユノルピス

かつて勇者王ルミナトスと共に、世界を救った騎士ホプラスに、「融合」していた「守護者」。

ホプラスの肉体をベースに、守護者の魂を入れた、「新型守護者」で、ホプラスの死後、22年後（前回、融合した時からは28年後）の世界に、「子供世代」を守るため、再び遣わされた。

肉体の年齢はだいたい20代前半。能力はホプラスと同じ。

○グラナド・クレマノス(ピウストゥス・オ・ル・コーデラ)

男性。16歳。170cm。勇者王ルミナトゥスと、王女ディアディーヌの間に産まれた、コーデラの第一王子。

顔立ちは母親似だが、髪の色がザクロのような黒っぽい赤毛で、目の色はアンバー。赤銅色の肌を持つ。ただし、これらは、ルミナトス王ではなく、王弟の、ヴェンロイド家の特徴である。

クーデターでルミナトスが死亡した後、身分を隠して冒険者ギルドにいる。

全属性の魔法が使えるが、ギルドには「土と火」で登録。

○ミルファ・ライサンドラ…女性。17歳。168cm。黒髪ストレートに色白の、ほっそりした少女。瞳は濃いめの茶色。左利き。キーリとラールの娘。顔は二人に半分ずつ似ている。主に銃と魔法弾で戦う。魔法は土魔法。

グラナドとは幼馴染み。

○ハバンロ…男性。14歳。ライトブラウンの髪に明るい青い目。サヤンの子。気功術をつかう格闘家。パーティ最年少だが、すでに180cmあり、更け顔のため、10歳以上年上に見える。サヤンは実家の店をついで、優秀な料理人の夫との間に、四人の男の子がいて、その三男にあたる。

グラナド、ミルファとは幼馴染み。

◎コーデラ王国

○勇者王ルミナトス…クレセンティス12世の第一王女と結婚して、「一代限りの王」となる。革新的な改革をしたが、テスパン伯爵のクーデターで死亡。

○クラリサッシャ女王（サッシャ）…バーガンディナとヨルガオード（バーガンディナは再婚）の長女。クレセンティス12世の孫。暫定で女王になる。

○レアディージナ（ディジー） …クラリサッシャの妹。病弱。

○バーガンディナ（ガディナ）…故人。再婚相手のヨルガオードも早死した。ディニィを無くしたばかりの、ルーミの二番目の妻になる。

○イスタサラビナ（タッシャ）…第三王女。カオスト公爵夫人。

○ザンドナイス公爵…クレセンティス12世の叔父。

○カオスト公爵…先代（クレセンティス12世の弟）の養子。先代は故人。

◎騎士団

○サングィスト伯爵…元団長。

○サディルス・オ・ル・クロイテス…現在の団長。

○アベル・ガディオス…副団長。クーデター後は行方不明。

○スイ・アリョンシャ…隊長クラスだが、単独での諜報活動が任務。

○アダマント…副団長。ガディオスの後に任命された。

○魔法院

○ミザリウス…院長。

○ヘドレンチナ…副院長。グラナドの恩師。

◎冒険者ギルド関係

○ルパイヤ…ギルドマスター

○ロテオン…実家の格闘技の道場を継いでいる。妻の実家の老舗旅館も運営。

◎ラッシル帝国

○女帝アレクサンドラ…皇太子イーヴァンが病気のため、即位した。

○オーロフ…女帝の夫。

○イーヴァン…公爵。片田舎で隠遁生活中。