第49話 浮気したらダメだったんじゃないですか?

「旨っ………………」


ヤバっ。この鰻旨すぎる。何?めちゃくちゃ味付けも最高だし。まずこんな柔らかい鰻初めて食べた…………ヤバっ。え、これが100円?いやいや、何か変なものが入っててもおかしくないレベルでヤバいよ?


「何も変なモノは入ってないよ?」


「心を読むのは止めてくれるかな?」


何で読めるのかはほっといて。


「あ~、最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。最高。誰にも邪魔されずに2人でご飯が食べれるなんて、あ~!社長のバカが浮気してくれてありがと~!!!」


「止めてあげてください!」


やまびこ感覚で言わないで。暴露しないで。止めてあげて。ソッとしといてあげて。いや、ダメだけど。浮気はダメだけど。


「あの、ちなみになんすけど。」


「あ、ご飯粒が。」


「頬ですか?」


「いや、私が吸い込むから大丈夫。」


「いや、俺が大丈夫じゃないんで!近づかないで!頼むから!頼むから!」


両頬を触り見つける。あ、左についてた。


「あ、ちなみになんすけど………」


「何?」


「貴方は浮気したらどうするの?」


「誰が?」


「いや、俺が。」


「え、浮気するの?」


「いや、もししたら。てかまず写真さえ消せば俺は彼氏でもなくなる………」


「殺す。」


「へ?」


「相手の女を殺す。バラバラにして骨までちぎって殺す。」


「ちょ………」


「でりゅうたんも殺す。」


「え?俺も?」


「浮気したら死刑だから。大丈夫。私も死ぬから。」


「え、つまり浮気したら」


「私は殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」


わぁ、聞かなきゃ良かった。

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