第50話 色んな意味で重かったらダメだったんじゃないですか?

「ご馳走様でした。」


「ご馳走さま!」


「どう?美味しかった?」


「いや、マジ旨かったですよ。」


「良かった!ありがと~!社長!浮気してくれて~!」


「だからやまびこ止めてくださいって。」


聞こえたらどうすんだ。


「ね。りゅうたん。」


「はい。」


「私頑張ってたじゃん。頑張ってたじゃん。頑張ってたじゃん。」


「頑張ってましたね…………」


「でしょ?だからだからだからだから1つだけお願い聞いてもらってもいい?」


「俺が判断しますからね。」


「キスしたい。」


「ダメです。」


「何で?」


「そこまで許してないです。身体。」


男が言うセリフじゃないな。


「え~キスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキス」


「コールされても無理です。」


「むぅ。じゃあ、ハグ!ハグならどう?」


「ハグ…………ハグならまぁ。うわぁ!」


ガバッと抱きしめるキラリ。


「あ~、りゅうたんだ。生きてる。温かい。」


「当たり前ですよね?死んでたら事件ですよ?」


胸が当たってる!けど心頭滅却すれば火もまた涼し…………悟られないようにしよう。


「……………」


「……………」


「え、いつまでするの?」


「え、お昼休み終わるまで」


「え、後何分?」


「30分」


「え、30分このまま?」


え、キツイ。色んな意味でキツイ。


「あ~りゅうたんだ。りゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたんりゅうたん大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい食べちゃいたいくらい愛してる!」


ワァオ。重い。色んな意味で重い。

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