第9話 モンスターの言うこと聞いたらダメだったんですか?
「いや、連絡先は………ちょっと………流石に………色々あるんで………あ、ちょ」
スマホをとられる龍。
「りゅうたん人気者だね!50人はいるね!」
「いや、後輩とか同級生とか先輩とか……だけですよ?いかがわしくないですよ?」
「女子は~10人くらいかな?じゃあ消すね?」
「ちょ、待っ」
そんな言葉も届かずライムから女子の連絡先が消えた。残ったのは目の前のモンスターだけ。
「よし。これで浮気はないね。あ、ルールの1つだけど浮気したら死刑ね?私と一緒に毒飲んでもらうから。」
「……………」
やべぇって。コイツやべぇって。
「あ、まぁルールはたくさんあるんだけど今日の夜にライム電話するしその時に言うよ。」
「あ、か、帰るんですか?」
「え?帰らないよ?ってかりゅうたん一人暮らし?」
「一人暮らしですけど………」
「私の家来なよ。」
「へ?」
「そしたらいっぱいイチャイチャ出来る。どう?」
「か、考えときますね………」
絶対嫌だよ。
「さ~て~、有給使ってるし存分に使わなきゃ!」
「な、何する気ですか?」
「まずはクラスメイトに挨拶だよね。未来のお嫁さんなんだから。ずっと一緒にいるんだから。言わなきゃダメだよね。」
「いや、言わなくても………」
「ダメだよね?ダメじゃないって言ったらキスする。」
「い、言いましょう……ってうっ。」
思いっきり喉まで入ってくる舌。吸い取るようにキスをする。
「っぱ。ご馳走様。」
「き、キス………するって………言って…ないよね………」
「したいからしただけ。恋人なんだからいいでしょ?」
「そんな………」
「セックスもしたくなったらすぐするから。私30近いから赤ちゃん早く欲しいんだよね~。」
ヤバい。ヤバい。ヤバい。モンスターが暴れてる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます