俺の事が好きだって言ったくせに、もう他の男とお前は付き合ってんのかよ!

神石水亞宮類

第1話 俺の事が好きだって言ったくせに、もう他の男とお前は付き合ってんのかよ!




”俺の事が好きだって言ったくせに、もう他の男とお前は付き

合ってんのかよ!”



つい最近、俺に告ってきた女がもう他の男と付き合ってると聞いて?

俺は居ても立っても居られなくなった!

直ぐに、女の所に行って俺の想ってる事言わないと気が済まない!



『お前さ、つい最近! 俺に告っといて? もう他の男と付き合ってんの

かよ! いい加減にしろよ!』

『”何? ヤキモチ妬いてんの?”』

『誰なの? この男?』

『別に、何でもないよ!』

『はぁ!?』

『”だって私達、付き合ってもないでしょ!”』

『・・・そ、そうだけど、』

『じゃあ、もうこの話は終わりね! さあ、行きましょう!』

『あぁ! なんだよコイツ!』

『・・・・・・』



・・・一体? なんなんだよ!

俺の事スキとか言っておいて、あとはほったらかしなのかよ。

せっかく、俺もアイツの事が好きになりかけてきたと言うのに。

ヒドイ話だよな!

これだと? もう俺に望みはないじゃん!

アイツは、他の男と付き合ってんだからさ。

そもそも、なんで俺に告ってきた訳?

少し時間をくれたら? 付き合えたかもしれないのに、

あっという間に、他の男と付き合いやがって!

ひょっとして? ”手あたり次第、男に告ってたとか?”

これって? 酷過ぎないか!

”男心を完全に踏みにじってるよな!”

あの時の俺はさ、正直! 見知らぬ女に告られて動揺してた

というか? 

直ぐに返事が出来なかっただけなんだよ。

だから正直に、”少し返事を待ってほしい”と言ったのに。

他の男と付き合うってどういう事なんだ?




・・・こんなの卑怯だわ!

俺は完全に、”俺に告って捨てたあの女の事を好きになり始めてる!”

俺のこの気持ちは、どうしたらいいんだよ!

もう他の女性と付き合えそうにないや。

責任取って! ”俺と付き合えよ!”



そう言えたら? なんて幸せななんだろう。

まあ、言ったからといって、付き合った男と直ぐに別れないだろうけどさ。

それでも”悪足搔き”はしたい!

万が一! 一ミリでも俺にアイツと付き合える可能性が残っているなら?

俺は間違いなくそれを試すよ!

やらないよりやった方がマシだしな!






まあ、女々しく俺がグダグダあの女の事を考えていると、、、?

まさかな展開に、、、!?

またあの女が俺に告ってきやがった!



『”もう一度! 告白するね、私と付き合ってほしいの!”』

『・・・いいけど? 付き合ってた男は?』

『”もう別れた。”』

『はぁ!? でも、まだ1週間しか経ってないだろう!』

『時間の問題とかじゃないから、彼とは合わなかったの。』

『”俺とも合わないんじゃないのか?”』

『じゃあ、付き合ってくれないの?』

『・・・い、いや! 付き合うよ、付き合うに決まってんじゃん!』

『嬉しい!』




・・・かなり意外な展開になったが、彼女とやっと付き合えた!

ただ、彼女と付き合って1週間。

既に彼女は俺に飽きている!

もうそろそろ、俺は彼女にフラれるのかな?

まだ付き合って1週間しか経ってないと言うのに。

フラれるぐらいなら、俺が彼女をフッたほうがいいんじゃないか?

思ったらすぐ行動!

俺は彼女を呼び出し、こう言った!



『”俺と別れてくれ!”』

『えぇ!?』

『頼む!』

『・・・わ、分かったわ。』

『・・・・・・』



またまた謎の展開に、、、!?

俺は勢いで彼女と別れて、本当に良かったのだろうか?

未だに分からないが、もう彼女とは別れてしまった。

何が何だか、もう俺には全く分からない!

“自分から別れたくせに、俺は彼女に未練タラタラ! 

やっぱり別れなきゃ良かったかな?”

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俺の事が好きだって言ったくせに、もう他の男とお前は付き合ってんのかよ! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru

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