第3話 あたしとフェラチオとおにい

「・・・もう8時か。今晩は来ねえのかな。まあ、ゆっくり休めていいんだけどな」


カタン


「ハッ・・・ん、なんもないか、ていうか、こんなキモチ悪い日本人形、前からあったっけ?」


ギシッ


「ハッ・・・なんだか今日は不気味だなあ。ん、この人形ってこっち向いてた?」


ピシッ


「いやこれ、ラップ音じゃねえだろうな・・・オレ、霊とか苦手なんだよな〜、あいつ、来ないかな・・・って、オイ、人形の向き、変わってるだろ。またこっち向いてるって」


「・・・ケケケ」


「うわっ、しゃべった!?、オイ、マヂヤバい!、ちょ、この部屋出たいけど、アレから視線切ったらマズイ気がする、ゆっくり、ゆっくり後ずさる・・・と」


「・・・ウワアッ!」


「ぎゃあっ!」


「アッハハハ♪、おにい、めっちゃおもしろーい、って、アレ、おにい、おにい、しっかりして」


    ◇


「ハッ」


「よかった、おにいはおじさんだから心臓マヒで死んじゃったかと思ったよ♪」


「・・・なに、コレ、お前のしわざ?」


「メカ日本人形のサダコちゃん。ウェブカメラとマイク搭載、時速6キロで歩行可能〜」


「・・・じゃあお前、人形の目をとおしてオレを観察してたってのか」


「あい」


「オレ、なんか変なことしてなかったか?」


「あい、オナニーは見れませんでちた」


「うお、危ねえ。しなくてよかったわ。まあ、リビングのソファでしないけどな」


「おにいは、おちんこの位置をなおしてまちた」


「すげえな、コレ、市販されてるの?」


「ううん、電気工学科のダリアちゃんが作ってくれたんでち」


「なんかキャバクラのキャストみたいな名前の娘だなあ」


「駄梨愛って字でち、ダリアちゃんのママが駄菓子と梨が大好きだったんだって♪、それよりおにい、いつまで女子高生の膝まくらで寝ているおつもりで?」


「おお、ごめんごめん、ってお前のせいだけどな」


    ◇


「おにい、あたしにフェラチオを教えてよ」


「はい!?」


「フェ・ラ・チ・オ、尺八、口淫ともいうらしい♪ by ミンメーカンショボー」


「いや、それはわかるけどな、でも、それって・・・だいたい、オレはフェラチオしねえしよ」


「してたらコワイわ、おにい。今まで、いっぱいフェラチオさせてるだろ」


「・・・まあなあ」


「じゃあ、あたしが上手にフェラチオできるように指導してよ♪」


「なんでオレがそんな・・・不倫カス教師のために・・・ブツブツ」


「情けは人のためならずだよ、おにい。いつかおにいに返ってくるんだよ」


「いや、それもいろいろマズイだろ」


「ハイハイ、ちゃっちゃと始めましょうね〜、じゃあおちんこ出して♡」


「ダメダメ、コラ、無理矢理出そうとしないのっ」


「プーン、つれないなあ。いいもん、じゃあコレで教えてよ♪、ゴソゴソ、あ、あった」


「ちょ、おまっ、そんな卑猥なディルドー、なんで女子高生が」


「いいだろ♪、ダリアちゃんがくれたんだ。ダリアちゃんのおまんこにはきつかったみたいで、1回しか使ってないからあげるよって」


「ごめん、クラクラしてきたから、悪いけどもいっかい膝まくらしてくれ」


「あーい、どうぞ〜」


    ◇


「で、その生々しいディルドーでフェラチオ練習をみてくれってことな」


「あい」


「ちなみにソレって、そのダリアちゃんだかのおまんこに入ったやつなんだろ」


「・・・ニオイ嗅ぎたいの?、ゴムして使ったって言ってたから、ダリアちゃんのニオイはしないよ」


「・・・フウ」


「おにい、ズボン脱いでパンツ姿んなって」


「ええっ、オレのおちんこは使わないだろうが」


「おにい、ちゃんと雰囲気出さないとダメでしょ。おにいのパンツの、ここのさ、おちんこ出すとこからディルドーさん出すの。そうそう、そんな感じ」


「で、お前なにやってんの?、髪の毛、どうしたのよ」


「え?、フェラチオのときはツインテにしないといけないじゃん、おにい」


「???」


「だってもり上がってきたら、ツインテをバイクのハンドルみたいにガッチリつかんで、ガツンガツン叩きつけるようにイマラチオ?、ん?、イラマチオ?、するんでしょ♡」


「・・・なにで学んでるんだ、今どきの女子高生は」


「よし、ツインテ完成。カワイイか、おにい」


「お、おお、カワイイな・・・なかなかに」


「テヘ♪、じゃあ、フェラチオするから、おにい、ちゃんとみててね」


「お、おう」


「ズルルルルー、ジュルルルルー、ジュボジュボ」


「おいおい」


「モゴ〜?」


「あのさ、擬似おちんこだから痛くないけどさ、めっちゃ歯ぁ当たってない?」


「そう?、どうしたらいいの、おにい、指かして」


「おう?」


「こう?、ジュルルルルー」


「おお、ちょっと変なキモチになるな。もっとな、唇使って、そうそう、それなら痛くないよ」


「あい♪」


「そうそう、クチん中でベロ動かして、そう、絡めるようにしてさ、おおっ、これはヤバい」


「おにい、股間にディルドーではないもり上がりが♡」


「ヤバいヤバい、ハイ、指レッスン終わりね、キュポン」


「・・・あたしもなんか変なキモチになってきたよ♡」


    ◇


「どうでちか〜ジュルジュル〜ジュボ〜」


「うーん、初めっから根元まで咥えるんじゃなくてな、ってオレなにマジメに教えてんだ」


「あい、ありがたや♪」


「まずはな、先っちょの方をこれでもかって重点的に責めて」


「あい」


「何回も、そろそろ根元までくるかって思わせながら、さらにじらして」


「あい」


「腰がブルブルしはじめて、浮いてきても、まだじらして」


「あい」


「悩ましく身悶えするようになって、もう、亀頭責めだけでもイキそうっていう限界点で」


「あい」


「おちんこ全体を唇とベロ、のど奥まで使って一気に根元までしごく!」


「あいっ!」


「そしてディープピストン!これで、どんなオトコでも一気に絶頂まちがいなし」


「おにいも?」


「お、おう、っていうか、まあ、オレの好きなフェラチオのやり方なんだけどな。めっちゃ熱く語っちまったよ、恥ずかしい」


「へへ、嬉しいでち♪」


「ということで、ハイ、実践ね」


「あい〜、まずはチロチロリ〜」


    ◇


「ど〜う、おにい・・・あれ?・・・グッナイ?」


「・・・ZZZ」


「おお、洋風の寝息、カッコいいでち♪・・・おや、おパンツのわきからニョッキリとお出ましは、お疲れマラリーナでございまちな♡、う〜ん、ホンモノがあるんだから・・・ウフ♡」


    ◇


「・・・うっ・・・うあっ・・・ああっ!・・・ハッ!・・・寝てた?・・・って、オイ、オレの・・・根元までぇ!」


「んぐんぐ〜♡」


「あっ、ダメだって、ああっ、こらえられんっ!」


「んぐうんぐう〜モゴモゴ(どうぞ)〜♡」


「い、妹のクチん中に・・・ダメっ・・・おお、ツインテ・・・これだっ!」


「モゴ(痛い)〜!、モゴモゴ(取れちゃう)〜!」


「くっ、このっ、すごい吸いつきっ、えいっ!」


「ジュルルッ、ポンッ!、やだぁ」


「限界だっ・・・ああっ!」


「うわあっ、うえっぷ、目に入ったぁ、けほっ、ごほっ、くっさ〜いっ」


「ご、ごめんっ、でも、お前がっ、ああっ、顔がドロドロにっ」


「・・・目ぇ開かないでち・・・あたし、どんなコトに?」


「う、うん、見えなくて、よかったな、よし、ふいてやるから、ちょっと待ってろ」


「あい〜」


    ◇


「ハア、スッキリ♪、おにい、だいぶフェラチオというものを理解したよ、ありがとう」


「ど、どういたしまして。あの、その、悪かったな」


「ん?、だいじょぶ、ママにはおにいにツインテつかんでイラマチオからの顔射されたなんて言わないから♡」


「おお、頼むよ。あのヒトそんなの聞いたら、オレのおちんこ切断だわ」


「そのかわり、また人生相談にのってね♪、今日はもう帰るね、お顔が精液くさいからおフロ入るでち」


「オレもぐったりしたから寝るわ」


「たっぷり射精したもんね♡」


「・・・屈辱」


「じゃあね、おにい。また来週、チュッ♡」

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