闇魔法って触手プレイの為にあるような魔法だよね(風評被害)
「さて、泰斗どっからでも好きにかかってこい。私も好きにやるよ。鬼人化・ブーストブーストブーストブーストブーストブーストブースト」
ダン
武美先生が地面を蹴りあげ俺に向かってくる。
蹴りあげられた地面を見ると5センチ程の深い跡が付いている。
速さも千聖ちゃんとは比べ物にならないな。動きにも確かな技術と経験を感じる。そう簡単に制圧は出来ないだろう。
なるほど最上位の超能力者だけはある。
「だけどな、相手が悪かったな。闇魔法・闇触手・触手晩餐会」
闇魔法・闇触手・触手晩餐会・・・俺が作ったオリジナルの技であり、俺の眷属も一定数使ってるせいでちょいちょい使い手が存在しているかなり凶悪な闇魔法だ。
効果は闇魔法で作り上げた質量はないが物理的干渉が可能な闇の触手で敵を拘束して、触手を通じで敵の魔力や気、闘気、妖力、陰陽力等々、弱点属性である神聖力以外のほぼ全ての力を吸収して更に強い拘束力を生み出す技だ。
その様子がまるで触手が敵の力を喰らっているようなので、お洒落に触手晩餐会と名付けた。
・・・お洒落か?・・・まあ、俺のセンスはどうでもいい。
ようは、この魔法に引っかかったら最後、神聖力の持ち主以外は力を吸収されて触手に絡めとられ続けるのだ。
で、武美先生は見事引っかかってくれたわけだ。
というかこの魔法初見殺し性能が高すぎるからな。だって何もない地面からいきなり大量の触手が生えて襲い掛かってくるんだぞ。
どうやって避けろって話やねん。
という訳で必死に足掻く武美先生であるが、力を吸収されてろくに抵抗も出来なくなっていく、再度ブーストして足掻こうとしたので、触手を口に突っ込んで黙らせる。
やったのは俺だけどめちゃくちゃエロいことになってるな。
触手が絡みついて胸や尻が強調されてるし、口に触手を突っ込まれてる様子とかもろアレやし。
なんというか、初対面の先生に模擬戦闘とはいえ触手プレイを始めるって我ながら狂ってるな。
まあ、でも超能力者なんて皆頭のネジぶっ飛んでるようなものだし別にいっか。(かなり激しめの風評被害)
「さてと、チェックメイトですね。武美先生。どうしますか?俺としては降参をお勧めしますよ」
口が使えないので頷く形で同意をする。
触手晩餐会を解除し自由にしてあげる。
「クソ、この私が文字通り手も足も出ずに一方的に蹂躙されるとは悔しい。
泰斗、お前強いな。もう一回勝負だ」
受けてもいいが、流石に武美先生の近接戦闘をしたら闘技場が壊れる上に俺の本当の力をある程度行使することになる。
本当の力隠して俺TUEEEみたいなのが好きな身としてはここで力を露出はしたくないな。
「嫌ですよ。俺の触手晩餐会の種が割れてしまったんで、事前に魔法察知を地面に張り巡らせて、位置を把握して触手を避けるか、生えてくる地面ごと破壊するなりして回避するでしょ」
「ぐ、ぐぬぬぬ。確かにそうする。というかそうしないと勝てそうにない」
「でも、実践は一度っきりで二度目なんてないですよ。今回は俺の勝ちということで諦めてください」
「わ。分かった。確かに泰斗の言う通りだ。だがまたいつか私と戦えよ」
「まあ、いいですよ」
「よし。分かった約束だぞ。
じゃあ私は今から次の泰斗との戦いに向けて特訓をするからお前らで勝手に授業をやっといてくれ。
いや、何なら泰斗に教えて貰え」
ナチュラルに人に全てを押し付けて、武美先生は大きくジャンプして何処かに行ってしまった。
多分訓練所とかだろうけど。
・・・・・・
「いや?え?」
「泰斗、観念しろ。武美先生はあの強さからかなりの自由と権限が認められている。そんな武美先生から教師の代わりをしろと言われたんだ。
ひとまず今日の授業の先生はお前だ。頑張れ」
「いや、待て待て待て、冷静に考えて今日転校してきた俺が授業をするとかいいの?」
「良いに決まってるわよ。何たって、上野君はこのクラス元最強の私を打ち破ってるですもの」
しれっと戻ってた千聖ちゃんが宝満な胸を張って俺を推してくれる。
というか千聖ちゃんクラス最強だったんだ。上位Ⅱの覚醒者だし納得ではあるな。
クラスメイトを見渡すと、全員意義はなさそうな感じで俺の方をみてくれる。
「ハア、分かったよ。じゃあ僭越ながら今日は俺が授業をするよ。えっと模擬戦闘だっけ?何をするのか分からないから、取り敢えず実力が拮抗している同士でペアを組んで戦え。
それを俺が見て各々改善点と必要な技術を簡単にだが教えていく」
因みにこれは俺が自分の眷属を鍛える時にも使ってる特訓方法だ。
せっかくだし、クラスメイト達がどんな実力なのか確認でもしますか。
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