ホロらいふ
柔いだ暴風の中、月明かりに照らされて地面から夥しい量のゾンビが出現した。
一体一体が明確に意思を持っており、昨日今日で生み出された訳ではなさそうだ。
一体全体何が起こるというのか–––理解はするがめまいはする。
人でなし共の残骸と言う訳ではなく、間違いなくこの国で土葬されて来たゾンビだ。アンデットの起こす低周波音によって起き上がっている。其のアンデットを遥かに超え、この国の人口に匹敵する程に膨れ上がった数、いる。
異質な空気が纏わり始まった。
全ての事が終わってしまう。
ときのそらは、時を止める力で、魔王と共にルシファーの魔力を中和している。
さくらみこは祈祷をしてゾンビを宥めて居た。
するとゾンビは昇天して行きながら、その場に倒れ伏す。其処に35Pがやって来て即席の墓の中にゾンビを担ぎ上げていく。
星街すいせいは占いの玉でパチンコをして居る。近くに天照大御神神社があるのだ。
?神社からの声?「今日もバチコリとツイートに成功して行く〜〜。」
アキロゼは無類に剣を振るい続けていた。
天地乖離か–––––。
最大、いや、最強の敵であるあのル・シ・フ・ァ・ー・の練度は恐らく、天元突破を十数度繰り返さなくてはいけないレベル、恐らく、其の度に顕現していたアンデット程の強者では無いにしろ、先人達を今一度屠り去るのも好都合。ここから先は、只管に我儘で居ないと…
赤井はあとは其れでも、歌い続けていた。
癒月ちょこは、こんな事もあろうかと、足に装着した拳銃ホルダーから拳銃を抜き、ゾンビを撃退している。
夏色まつりはクーラーの付いた部屋の中でアイスを食べながらテレビを付けたところ、緊急速報にゾンビが映っていて、放心した。
!「突如発生した"死者蘇生"によって、我が国は混乱しております。って、何!?」
「鳴らせ。神天雷奏。廻り巡る世界を一呼吸に。変えよ、
neKO゛ーーー゛N!!!
白神フブキは、刀剣の潜在能力を解放させ、フブラー嘗てこの街に堕ちた彗星=星街すいせいが流れ星に願った結果を迎撃した守護獣神、其れを大小様々に無数に召喚し、方々の援護に回った。
湊あくあは、気絶して居た。
紫咲シオンは魔術を用いたゲリラ=メスガキックでゾンビを安全に撃退していた。
大空スバルは大半が蒸発したシュバリゲオンの内部で、
ゾンビが其の無い肉を、前後左右上下に反転させながら、凝り固まり、肉塊が肉塊を呑み込みながら更に巨大な兎鬼へと変貌して行く––。
ゾンビが兎鬼の化け物に変わるのを見た。
大神ミオはありったけの天然魔力を使いフブラと同じだけ巨大なゴジしゃでゾンビ群体の大半を焼き払った。
GYAOーN
ga.ga.gagangangagan
gzbea–m‼︎
waoーn
nyaoーn
戌神ころねと猫又おかゆは片方が巨大な壁に変化したかと思いきや、もう片や巨大な猫狼に変化し、ゾンビやアンデットを呑み喰らっていく–––。
!「突如発生した大きな壁と狼…猫でしょうか、其れが一心不乱に………」
白銀ノエルは、これ又、
不知火フレアは切れてしまった矢の補充に向かった。
兎田ぺこーらは化け物が更なる化け物に変わるのを見ていた。
桐生ココはドラゴンの姿に変身しては兎鬼やらの化け物に火を吐いている。
ルーナ姫は、死者蘇生の基点となるアンデットを倒す様にルーナイトに指示を出した。
わためぇは、こんな時でも羅生門だった––––
天音かなたは、大空警察から貰った拳銃を素手で壊してしまって居た。
常闇トワは、街中の片隅で蹲って居た。
獅白ぼたん率いる愉快な仲間達は、指名手配も関係無くゾンビも屍鬼も諸共掃討して居た。
サメガキ「A.I wanna go to a 'saizeriya'?a?ya?aaa~」
死神「OK,and take your times,I wondered cake from ends.You aren't big for me.You don't break this nation.」
曰く、英なる国には、神が一柱のみしか存在せず、それ以外は全てギリシャ神話の神なのだとか。世界を一度はその旗で染めたとある一国は、アトランティスでギリシャ軍と天災に敗北した。そして、元々いたのか、それとも残されたのか、神のみぞ知るその一柱は、死神だったという。
死神は不死鳥と仲良くしており、サメガキたるアストヒル=ロンゴミニアド頭脳体は、お友達である化生に一途な観音様(SCP財団長)と、とある救世主の母である何処にでもいる普通の金髪の女性と仲が良かったのだと云フ。
何処かでこの事を慌てふためきながら、見物している謎の組織があった–––。
「風間も卍解する〜。」
「できるの!?」
「吾輩、こんな時だけどサイゼリヤに行きたくなって来たぞ。」
「うーん、どうやら此処にもゾンビ集団が向かって来ているみたいですね〜。」
「ええ〜。もう終わりじゃ〜ん。」
「必殺!風斬真伝。
「うわっ!!!いきなり基地ごとゾンビを切り刻まないで下さい!!」
「う〜ん、基地に出来た隙間からゾンビの呻き声が聞こえるな〜。若しかして
、吾輩達、囲われてたのか。」
「アンデット補足!原因不明の死者蘇生もこれを破壊すれば止まります!」
「よっしゃ〜。これで勝つるぞ〜。」
「近くに居ねーでござる。」
「どうやら詰みみたいね。」
「吾輩、今すぐにモッツァレラチーズを食したくなって来た。」
「私の薬でどうにかなるでしょうか。えいっ!!」
「ぎゃー注射!嫌〜い!!」
そして又、鬼は竜になり、空を飛びながら桐生ココ、パンプキンドラゴンに襲い掛かる。其のドラゴンに、ぺこダムは、辛うじて動いており、ゲリラ的に跳んでは、ビームライフルで焼きを入れながら、急所にビームサーベルを打ち込み倒して行く––––。
フブラとゴジしゃが融合し、互いに違いな陰陽を更に纏い二人して陰陽印の方陣を描きながら、目覚めたルシファーの巨大な一瞥を吸収して、同じ程強大なエネルギーを纏った封印術–––––––、順繰りに神社を参拝するかの様に、第一に鳥居で取り押さえ、第二に参道がエネルギーを流し、第三に狛犬が咥え、第四に
魔王の指示により、ゾンビ群体を罠に嵌める事に成功した。塞いだ道路の間にコンクリートを流し込んで、ゾンビは止まった。実に、コンクリート葬である。
アンデットは、既に生成されなくなっていた。
遂には、溜まり切った尸の臭いが多くの市民を奮い立たせた–––!
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