終わり

 森の中をガサゴソと探索して回る二人。

 

 其処にいきなりだが、珍獣・おまるんがターザンして現れた。

 

 おまるん「おー、お前ら、よくそんな装備で森に登って来れたもんだな〜。虫に刺されなかっただけでも幸運に思えよ〜。」

 

 マリ&るし「誰!」

 

 おま「私はしがない野生児さ。其れよりそこの緑の髪の奴、ちょっと疲れてるんじゃ無いかな。こっち来て休むと良い。」

 

 そう言うとおまるんは指を鳴らし、手品の様に数多くの猿をるしあの周りに侍らせた。

 

 ウキキーキー

 

 幾らか集った猿は、おまるんの指示でるしあを拐いに来た。

 

 マリンが剣を抜いて応戦する。

 

 その時、一発の銃声が、銃弾がマリンの額に、一瞬の後に直撃した。

 

 マ「う…~」

 

 幸い、額は固いため安い銃弾を弾き返したが、凄腕だった。距離、およそ130メートル前方の草叢。アサルトライフルで気絶させるとは…これ如何に。

 

 海岸での諍いから来た争いと言い、敵の戦力が測れない内に剣を抜いたマリンの負けだった。

 

 る「マリン!」

「大丈夫!?」

 

 仰向けになった倒れるマリンと連れ去られるるしあ。二人の旅はここで終わってしまうのかーー。

 

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