第14話 美人ですね!
いま、会社など公的な場所では、容姿をほめてはいけない時代になった。
セクハラになります。当たり前かな。だって、他の子は不美人ねの裏返しになっちゃうし、容姿だけで、私を評価しないで!やっぱセクハラだろな。
ただ、褒めたいし、コミニケーションを円滑にしたい。
「今日の服の色、爽やかですね!」これもアウトだろうか?
「何々さんは、オシャレだね」これもアウトか?
「背が高いね。バレーとかやってたの?」
これも容姿を含むし、個人情報を問いている。セクハラか?
でも、まてよ、男を女子が「イケメンだよね?」
たぶん、セーフになる。なんか男女の不平等だ。
男子に身体がっちりしてるね!柔道やってたの?セクハラか?セーフだろうな。不平等だ。
俺、とくに若い女性スタッフ
におじさんが話かけると、もうセクハラ疑いをかけられると思い、全く不必要なことを話さなくなる。
そんな私は、昔から、よく仕事場でコミニケーションをとるようにしているのは、「お掃除のおばちゃん」
おばちゃんって話しやすい。毎日「おはようございます」って挨拶してると、あちらから、はなしかけて、話題をふってくれたりするのも、やさしいお掃除のおばちゃんの特徴だ。
また、話を美人に戻すが。
私は、美人だという言葉を素直に美人にぶつけたくなる衝動が昔からある。美人史上主義的と批判されるかもしれないが、素直な感情をぶつけたくなる。もちろん見返りなど下心はない!まじで!
そこで言ってもセーフな周囲を考えたのだ。この間、コンビニ店で毎日かなりの確率で、あう外国人女性に声をかけてみた。この方は、彫が深くお人形さんのような中東美人だった。
「店員さんお国はどちらなんですか?」
「エチオピアですよ〜」明るい。
「あの、前からあうたび、思ってたけど、お姉さんってすごく美人ですよね。あ、美人って日本語わかんないか。ごめんなさい」
俺は肉まんと黒豆茶をかっただけなのに、お姉さんは突然の褒め言葉に狼狽し、頼んでもない「ラッキーストライク」をなぜかレジに誤ってうった」
「わ、わかります。」
「あの、たばこ頼んでないよ」
「すいません間違いました」
バタバタバタバタ。
「どうもありがとうございましたあ〜」
これも、やっぱセクハラかな。すいませんでした。
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