第12話 行政書士試験と物価高

 今日、草加松原団地にある。獨協大学に、行政書士試験を受けに行ってきました。


 まずお話しなければならんのは、松原団地は、昔住んでいたのだ。


 就職して直ぐに世話好きの叔母が公団(今のユーアール)は家賃が安いからと申込み契約してくれ、そこに住みなさいと言ったのだ。そこは家族世帯住宅で2階建てテラスハウスなのに家賃が49000円と激安だった。


 若い時、そこでは、日々色々な事が起きていた。つまり恋愛的なドラマだな…しかし…なぜもうちょっと色々と上手くやれなかったんだろうなあ…今思い返してもバカだなと思う事しかしていない。

 年を重ねるともうそんなキラキラしたような出来事は皆無なのだ。懐かしい思い出である。


 脱線した。話を戻す。


 行政書士試験は、3時間。60問なのだ。3時間集中するって大変。文章を読むだけで時間かかる。しかし俺は集中力だけはあって良く頑張ったとは思う。

 しかも昨日から体調悪く、試験開始10分前に鼻血が出るアクシデントに見舞われる。必ずミラクルを起こす男なのだ。挙手をして試験監督同伴でトイレに駆け込んだのは私です。


 思えば遥か昔に行政書士試験は、受けたことはあり、一応2回目だった。前回はまあまあ勉強したような。自己採点で6割正解していたのだ。確か7割で合格だからいい線いってたのだ。(あの時は他の出来事に移り気で直ぐ学習を辞めてしまった)

 しかし今回、スタンディングっていうネット動画講義で1月にも勉強をスタートしたにも関わらず、出題範囲の3割も学習が終わらないまま、記念受験的に受けることになってしまった。受かる訳がない。

 3時間全くちんぷんかんぷんだったが、一応、60問中、59問は埋められたので、とりあえず終わった時にやりきった爽快感だけはあった。だけだ。


 予備校の速報を見て、自己採点してみると、あらあら3割も正解していない。惨たんたる結果。しかし3割の勉強で3割なんだから事実上は満点だ。笑


 行政書士試験は、60問あるが、内訳は、法令問題が46問と、なぜか基礎知識が14問なのである。面白い事に基礎知識の中に国語が3問あった。

 これは、全問正解!!さすが。


 しかし記述3問を除き、ほぼ、5者選択一のマークシートなのに、気持ち良いくらい正解しなかった。1/5だから適当に丸つけても2割は当たるのだ。


 まあ、しかし、これはこれで、来年に向けて、逆にやる気が高まったのである。


 出題の雰囲気は掴んだ。あと獨協大学の諸事情は理解できたのだ。俺は、必ず、行政書士を取り、行政書士をすれば、行政書士をしながら探偵をするという主人公がリアルに描ける。ぜひやりたい。真面目に思っている。


 試験は16時に終わったがまだ明るく帰りに懐かしの松原団地を散策してみた…思えば、アレから20年以上。

 団地は、一変していた。 まず建て替えをしている。そして、中央付近にはこんもりとした山のある遊べる公園と商業施設ができていたのだ!

 じぇじぇじぇ!!


 そして、話は全く違う方向に脱線するが、僕はスーパーヤオコーで物価の調査のように全体を巡回した。いつも初めてきたスーパーは一通り品揃えと価格帯を確認する。


 今日は298円の若干はいつもより安いミニトマトもあったが、トマトも高くなったよなあ。

 もう何もかもが高い。そして駅前で久しぶりにミスドに入ってビビった。チョコポンデリングが180円以上するじゃないか!前まで130円くらいだったろ?

 ガソリンだって大分前は、98円だったし、マックはずっと100円でハンバーガーが買えた。セブンイレブンのおでんは全部70円だったんだ。

 千円カットはちゃんと1400円じゃなく1000円だった!近くのスーパー銭湯もかつてより400円は値上げしている。見るもの全てが何もかも高い。尾崎豊の「100円玉で買えるぬくもり熱い缶コーヒー握りしめ〜」をどうしてくれんだよ。

 ニュースでみたが、物価安の時代を知ってる人間は今の物価の高騰が未だ受け入れられず、消費行動が鈍るという。俺、それ読んですごく共感した。

 マジそれよ!

 灯油も高くて節約したいからあまりつけないで我慢してたら風邪ひきそうになった。まあ厚着しますよ。ええええ。

 今は、給料が20万あったとして、昔の15万位の感覚ではないか?それくらい物価が違う肌感覚なのだ。


 ……日本終わってる。


 金は余りない。しかし、それでも俺は久しぶりにお疲れ様の意味で、普段飲まないビール、マルエフ黒ビールを購入しでみた。黒ビールたまに飲みたくなる。

 アコレの国産中粒納豆、100円のシューマイをツマミにぐびっと乾杯しているのだ。

 …幸い病弱で、あんま食べれないから食費は普通より、がからない。


 そんなこんなで、行政書士試験報告の最後は、貧相に、物価高を嘆く落ちとなってしまいました。


 おわり

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