2話 状況確認

ルイ「よし! まずは今の状況を確認しよう」


ルイが話を切り出す


メルト「ok まずは食料から。」

ショウ「私たちは干し肉をいくらか持ってるよ」


ショウがカバンの中から干し肉を取り出す


カイ「俺らも保存食を持ってきてるが、、、」

ショウ「でもこれだけじゃ足りないよね、、、」

カイ「ああ、だが幸いにもここには村人たちが残していった農作物があるから何とか   なりそうだな」

ショウ「私料理の経験あるから、任せて」

カイ「助かる。 俺もないことはないが、そこまで知識があるわけじゃないからな」

ルイ「あと、俺が持ってきた種もある」


ルイが袋を取り出す


メルト「へ~、なに持ってきたの?」

ルイ「ああ、サトウキビとか燕麦とかいろいろ持ってきた」

メルト「じゃあ、いずれ砂糖も作れるってこと?」


メルトが上機嫌になる


カイ「ああ、砂糖を作ったことはあるからサトウキビができれば作れるぞ」

メルト「やった~!」

カイ「そうだ! 俺も、サイコベリーの種を持ってきたぞ」

メルト「サイコベリーって何?」

カイ「麻薬の材料になる木の実だ」

ショウ「麻薬、、、」

カイ「いい値で売れるぞ!」

ショウ「そうなんだ、、、」

メルト「というか、カイは麻薬なんて作れるの?」

カイ「ああ、ここに来る前は自分で作った麻薬を売って生計を立ててたからな」

メルト・ショウ「そうなの⁉」


二人が驚きの声を上げる


カイ「まぁな」

ルイ「そんなことは置いといて、とりあえず次は家だな」


ルイが話を変える


ショウ「とりあえず、この村の建物を修理できれば雨風はしのげそうだね」

ルイ「俺は少し経験があるから、これは任せてほしい」

メルト「そうなんだ」

ルイ「まぁ、いろいろあってな」


ルイはごまかす


ショウ「なるほど、、、 ところで、ほかの物資とかはなんかある?」


気まずい雰囲気を感じたショウが話題を切り替える


ショウ「私たちは護身用のナイフが一本ずつと、この星の通貨で300ゴールドを持ってるよ」


ショウがカバンから取り出す


カイ「俺は散弾銃が一丁とメイスが一本、サイコジュースが五回分だな」

メルト「サイコジュースって、、、」

カイ「サイコベリーから作る麻薬だな。 少量なら痛み止めの効果もあるから医薬品としても使えるな」

メルト「やっぱり、、、」

ショウ「まぁ痛み止めがあるのはありがたいね」

ルイ「俺はサブマシンガン一丁、狙撃銃一丁、本がいくつかと鉄と機械部品かな」

カイ「案だけの時間でよくそんないろいろ持ってきたな」


カイが感心したように類を見る


ルイ「一応準備してたからな」

カイ「へぇ~」

ショウ「とりあえず仕事にとりかかろうか」

ルイ「そうだね」



あとがき

どうも皆さん珠坂千春です。

第2話、どうでしたでしょうか?


今回は麻薬要素が出てきました

あんまりいいイメージはない人が多いかもしれませんが(というかいいものではありませんが)カイにとってこの世界はまともに生きていけるほど甘くないということですね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

2024年9月21日 12:00

廃村から始まるコロニー運営  珠坂千冬 @yuttari_yaata

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ