「私小説」
はい。
二回目です。
期間があいた理由としては、暇潰しにやるつもりだったけど思ったより暇がなかったからです。
はい。
選考理由は10000文字くらいで丁度よかったのと、あとなんか作者の名前を見たことがあったので。まぁ、つまり気分です。
とりあえず本編。もしくは本題。
そしてなんの参考にもならないお気持ち表明。
ただの小説文(特殊なタイプの幕間でないもの)を千文字に満たない文字数で一話を区切るのは嫌いです。鬱陶しいです。
3でちょっと一人称ぶれてるが。
うーん。
とりあえず全部読んだよ。短いし。
それはまぁ、いいんだが。下手でなぁ。
まずそもそも前回とは毛色が違うんだよ。一人称小説だから。
一人称だと、描写がしっかりできてるか否かってところはあまり重要視されないし、ってのも口語体が主だから、必要ないって話ではあるんだが、それだけにどんな内容であるかの方が重要なジャンルだって話にはなる。
簡単にいえば小説の批評で若い人間に下されがちなやつを言えば済むんだが、人生経験が足りないねってやつをさ、言えばまぁ済まんでもないんだが、そういう感想を抱く根本原因を話していきましょうね。
と、その前に。今回は個人的に気に入ったところがあるので、そこの話をします。
ファイティングポーズの下りから先がいいね。悪かないって話。スピード感の問題さね。
そもそも、比較的日常に即した内容であるから、この特段終わらないタイプのオチのつけかた自体は間違っちゃいないし、とりあえず良いと思う。
だが、脈絡ないのは駄目よ。ちゃんと計算づくでオチまで連れてくのが小説だからね。今までにやったことが何も生きてねぇこの文は駄目です。だから、これを作り直すならこのシーンから逆算してみるべきかも。このシーンいらないんなら別にそうじゃなくても構わないが。
そんで、稚拙さの要因ね。
まぁ、言ってしまえば言い換え力というか語彙パワーというか。普通に文がもっさりしてる。大丈夫、これカクヨムではよくみるくらいのあれだから。これって単に添削不足か、添削のやり方わかってないかとか、要因は多々あれど、言い回しがつまんないのが主な問題だから。
もひとつ、ストーリー。内容が無い。
これはおそらく単純な話のやつで、つっても、断定できるかは知らんけど、ガワしか作って無いからです。
既存のテンプレートをなぞるような関係性でストーリーを作ったところで面白いものができることはありません。なぜなら作者の伝えたいことがはっきりしないから。テーマを作ってやれ。例えばヤマアラシのジレンマなんて話題としちゃ随分使い古されてるし、そんなお下がりぽんと出した見せたって関心するやつはいないんだよな。それをどう発展させて本題に繋げるのか。つっても、よくあるテーマ、つまり思春期特有の葛藤だの何だのってのは題材からありふれすぎてて上手く扱えないだろうからサブならまだしもメインテーマにはすべきじゃないと思うよ。
とは言ったが、根本から駄目なことには駄目なんだ。
タイトルとか。これじゃ読む気にはならんもんな。単語タイトルはやめなさい。何か面白いのをやりなさい。タイトルも面白くできないやつに面白い作品は書けませんというのは諸説あるが、ともかく、もっと上手いのを考えるべきだろう。
まぁ、何でも良いよ。はっきりしてんのはこれじゃ駄目だってことだし。でも、実際そう思ってたってあんまり無責任な投げ方は良くないと思うんだよな。意見を言ってくれって言われたとき馬鹿にするだけってのは本当よくないもんな。
だから何とか言いたくはあるんだがな。
つまり、あれなんだよ。
具体性の不足。
若い人間が小説を書くとき、そこまで知識も無いわりには下調べしないこと多いじゃんか。あれ、やっぱ良くないもんな。ハイコンテクストな文以外はゴミだってんじゃないけどさ、文の情報量に関して無駄な部分が多くて、その割に具体性が死んでるというか。
あと、小説って全体的に無駄を省く文化だし。後々何かしらに生かせなさそうなら切り捨てた方が断然良いんだよ。例えば冒頭近くの主人公の小説のくだり。あれってさ、文としては無くても成立するだろ。何となく書きたかったから書いちゃいました。じゃあ、本当にいるかあれ?ってぐらいの感じ。まぁ、あなたにとってあのくだりが必要なら残しておけば良いと思うがね。そこは知らん。
あと、関係ないけどできれば三点リーダーを使うとか、―は二の倍数で使った方がそれっぽいとか。そういうのをやってもいいかも。個性だと思ってるんなら干渉する気はない。
結論としては、つまんないお説教みたいなもんではあるんだが、作品全体に粗が多いため全体の見直しをすべきだし、根本からテーマ性とかを見直すべきなんじゃないかと思った。以上です。
そもそも何から指摘すればいいのかわからんので、具体的に改善点を求めたいならどこをどうしてほしいのか、何に満足できてないのかを明確にしてくれれば多少の受け答えはします。
企画のメイン窓口。 白雪工房 @yukiyukitsukumo
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