第13話 貧乳はステータスだ!

君がまた余計なことを言い出して、僕の胸の奥で何かがブチッと音を立てて切れるのがわかる。ああもう、完全に自分を見失って、どこに感情をぶつけていいのかもわからないまま、体をジタバタさせる。


「今にも零れそうって、零れるほどないくせに…着られているランジェリーが可哀想…プッ…ふふ…」


「う、うるさいぃぃぃぃぃ!!勝手に思考読むなぁ!!誰が零れるほどないって言ったぁぁ!?ランジェリーが可哀想ってどういう意味だよ!これでも頑張ってるんだよぉ!!」

僕は顔を真っ赤にしながら、涙目で大声を張り上げて叫ぶ。体を床に打ちつけるようにジタバタして、足をバタつかせながら抗議する。胸元の布地が余ってるとか、そんなん気にしてなかったのに、君の一言で急に全部が恥ずかしくなる。


「なんでそんなとこばっかり見てんだよ!?お前の象さんだって無駄にでかいしぃぃ!人のこと言えるわけないだろぉっ!」

叫びながら、床を叩いてわめくけど、君はただ楽しそうに笑っている。なんでこんな馬鹿みたいな状況になっちゃったのか、自分でももうわからない。


「そんなに言うなら、お前の象さんもその顔全部隠れろぉっ!!何が鼻だよ、全部口じゃんか!!」

僕は必死に叫びながら、君の象さんにまでツッコむ始末。象さんの顔をまともに見てるだけで、羞恥と悔しさで胸が苦しくなってくる。


「笑うなぁぁぁっ!おっぱいなくたって、僕には心があるんだよぉぉ!!それに貧乳はステータスだって、ネットで見たんだもん!!」

情緒不安定で暴れまくる僕は、涙と叫び声で床を転がりながら、君の無遠慮な笑い声を何とか止めようと必死。


「僕の気持ち考えてみろぉぉっ!!」

恥ずかしさに耐えきれず、叫びながらまた涙がぽろぽろとこぼれてくる。自分の情緒はぐちゃぐちゃで、でもツッコミを入れずにはいられない。君が笑うたびに、僕の羞恥心はますますヒートアップして、どうにもこうにもならない。


「あぁ、もうっ!バカバカバカ!!なんで僕ばっかりこんな目にあうんだよぉぉぉ!」

暴れながら叫び続けて、床の上でジタバタする姿は、完全に感情が崩壊している証拠。君の馬鹿なコメントに耐えきれず、泣きわめきながら床に突っ伏している僕。羞恥と怒りがぐちゃぐちゃになって、情緒はまるで壊れたおもちゃみたいに不安定なまま止まらない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る