第8話 威嚇するのわちゃん

「まぁ…なんだ…その…うん、凄くエロくてシコれたよ!」


机の下でいじけてる僕に、君がなんとか励まそうと声をかけてくるけど、全然嬉しくない。君が言った言葉を聞いて、思わず顔を上げて威嚇するように睨みつける。顔は真っ赤で、涙の跡が残ったまま、まだ羞恥心でいっぱいなのに、そんなこと言わないでよ!


「凄くエロくてシコれたよ!」って、笑顔でグッドサインとか、全然励ましになってないし!それどころか余計に恥ずかしくて、胸の奥がズキズキと痛む。僕の顔はますます赤くなって、威嚇するように低く唸る。


「うるさい!バカ!何言ってんのさ…!」

手が震えて、涙目で睨みながら、小さく縮こまって更に机の下に潜り込むようにする。あんなに恥ずかしい姿を見せられて、そんな風に言われるなんて、屈辱すぎて頭の中がグルグル回る。


(もうやだ…なんでこんなことに…あぁ、もうバカ!全部バカ!)

心の中で叫びながら、どうにか落ち着こうとするけど、羞恥と怒りで胸がいっぱいで、僕はただ机の下で小さくなることしかできなかった。

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