第23話

「リーダー以外のテロリスト集団とサブマシンガンの弾丸だけは全て任せろ! 俺の異能の力は、時間停止だ!!」

 

 不気味な男の一人が言った。もう一人の不気味な男は、姿を忽然と消した。


「俺の異能の力は、透明人間になれることだ!!」


 俺はテロリスト集団のリーダーと対峙した。


「よーっし! こうなりゃ! テロリストのリーダーとタイマンだぜ!!」

  

「If that's the case, let's do this too!」

(それならば、こっちもやるぞ!)


 テロリストのリーダーはいきなり、サブマシンガンを放り投げてしまい。それから、まるで、上半身に下半身からの全筋肉を持ってきたかのような体格になった!?


「One of my supernatural powers is the ability to control my physical abilities! Come on, let's go!」

「俺の異能の力の一つは、身体能力のコントロールだ! さあ、いくぞ!!」


「うひ!!」


 超高速のパンチが、俺をいきなり襲ってきた。そこで、STRを頭に集中させる。頭突きでテロリストのリーダーのパンチごと跳ね返すと、同時にそのまま顔面に頭突きを見舞った!!


 とらえた!!


 バキッと派手な音がしたが、テロリストのリーダーは平然としていた。顔面も凹むどころか、なんともなっていなかった。


 ちょっと、クラッときちゃうぞ!


「むー、力比べにならないや! それでは、お次は!!」


 俺はテロリストのリーダーの腰に、思いっ切りソバットを放ってやった。

 グギっと痛快な音がして、今度はテロリストのリーダーがすぐに倒れだす。


「なーる! 下半身の筋肉を上半身へ持ってったからか! 下半身は今は弱点なんだな!!」


「Huh! So, how about this!」

(フッ! では、これではどうだ!) 

「う、うわわわわ!!」

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