第3話
午後1時30分
店員の開始の合図と共に、俺は魚介類コーナーに向けて歩きだす。
道中、前回の記憶を活かし、先にご飯をついでおく。
魚介類コーナーに着くと、
山の様に積まれた蟹の手、
美しく切られた
トマトとパセリが映えるイカ墨パスタ、
海老と貝が規則正しく並べられたパエリアが置かれていた。
それらの料理を片っ端からよそう。
そして席につき、一つ一つを味わいながら食べた。
*
午後2時8分
(うぅ…口の中が磯臭い。)
どうやら魚介類を食べ過ぎたようだ。
一度口の中をリセットする為に、スープでも取ってこよう…。
*
午後2時10分
オニオンスープを取り終えた
だが、前回クロワッサンがあった場所はひどく混んでいて近づけず、妥協して隣に置かれてた生暖かいマルゲリータピザを持ち帰る。
(思ってたのじゃないな…)
不満げな顔をしながらピザを口に運び、
「…うっっま!」
前回食べたクロワッサンを超える旨味に感動していた。
*
午後2時27分
次はアイスを取りに行こう。そんなことを考えていた俺のもとに店員が現れる。
あぁ、時間だ。
(まだ全部食べ切れてないのに…)
仕方ない。試した事は無いが、もう一度だけ戻ってみよう――
――――――――――――――――――――
次回、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます