第15話
アンドロメダ銀河系の中心部には、位置的に銀河系全体に対して均等である事や中心部に二つある巨大ブラックホールを活用するなどの目的で様々な人工天体が置かれている。
第二ゆきぐに丸が接岸中の「スーパーどろめだ中央集荷センター」も、アンドロメダ銀河系の津々浦々にまで延びたワームホールハイウェーに乗せて商品を送り届けるために中心部に設置されている、転移によって瞬間的に質量移動を行う技術はあまり多用されると時空間の規則が狂い始めるので、使用には規制がかかっているのである。
古代、火星で極超微細加工技術が遂に素粒子そのものに手仕事の矛先を向けた時、時空間加工技術の世界が開け、真空エネルギー採取、反粒子生成、慣性制御、物理定数操作、インフラトン場制御…と言った、宇宙内事象を超えた水準の文明が築かれるための基盤技術体系が生み出されるようになった。
微細加工技術が確率波の効果を考慮したものになった時、それは既に時空間構造への加工の始まりであったのだが、当初はまだその認識はなく、いくつかのブレイクスルー後にようやく、科学者たちは自分が何をやっているのかに目覚めた。
この時、時空間の正常性を維持するために大宇宙の文明が火星人へのアプローチを取り、火星文明はその一員となり、科学技術の驚異的な可能性が花開いたその極限である世界を垣間見る立場に置かれた、現在の火星文明の水準は、宇宙的に見ればまだまだごく低い段階だ。
現在、火星文明で生み出されている宇宙船の全てに、この宇宙とは独立した人工の時空間に属する部分があり、思考器官等はそこに含まれる。なので、ただの物質によって作られたコンピュータではまずあり得ない演算性能、秒間で120パーセク立方という広大な時空間をプランク量単位に切り分けたのと同等のビット数の演算を行える…というものでも「あんまり性能は良くない」とするレベルの生体思考器官が、当たり前に搭載されている。
(尚、120パーセク立方とは16光年立方であり、そこをプランク定数の大きさ、2×10のマイナス35乗メートルで区切るとその範囲の宇宙をトゥルー解像度で捉えている事になるのだが、もしプランク定数の大きさを1ミリに拡大すると、人間の身長は約1京光年になる)
ようやく「量子コンピュータ」あたりを使い出した文明から見ると無限大と見分けの付かない性能ではある。
宇宙警察で使われているパトロール船くらいのやつになると、独自の物理法則を持つ宇宙がその並行宇宙群丸ごとで船のシステムを構成していて、要するにその本当の質量からしても字義通りの意味で「全ての実体が生体として完璧に統合されシステム化された別な宇宙の集合体」である。「自身が宇宙である神」くらいのイメージならとっくに超えている、こういうものは火星人だけではまだ作れない。
だがそのような演算能力を以てしたとしても、時間が加速する訳ではない、荷の積み卸しはあくまで常識的な速度で起こる。末端で品を受け取るのは誰かが運営しているスーパーマーケットだからだ、そこでの受け渡しは手作業になるので、演算処理の速度にはならない。
「さて、予定だとこれから三時間十二分四十六秒あるジャリ、私はその間暇してるので、何か話して欲しいジャリ」
赤松が画面の中から話しかけてくる、長いこと雑談するというのもそれはそれでひと仕事なものなので、宗盛は気を引き締めて正座した。
「といってもな…。自己紹介なんかでもいいのか?」
赤松が何に興味があるのかはまだ分からない、趣味と言っても何か情報を読み込むタイプのものだろう、それだと退屈したコンピュータは極めつくしているはずだ。
「いいジャリよ、話せればいいのジャリ」
「うーん、そうだな、それじゃあ、七つの頃に家の畑でオケラ退治してた話でも…」
「それジャリ、そういう個人的生活体験を聞きたいジャリ。メディアの情報なんかひとつ残らず傍受してるからいらないジャリ」
「そうかそうか。まずバイオモグラロボという農具があってだな…」
宗盛は前に妻や息子に食事時に話して「つまらない」と言われソッポを向かれた話を始めた、だがその退屈な人生経験についての話を、赤松は熱心に聞いた。
「ふうん、そんなにジャンボタニシが沸くなら天敵でも導入しないといけないジャリね」
「そう。だからアメリカザリガニを放したりわざわざタケノコ煮て落としといたり、水深をギリギリまで下げたり、あいつのせいで色んな手間がかかるんだよ、余計な生き物持ち込まないでもらいたいよな、アライグマやヌートリアにしても完全に害獣化してる」
「昔は何でも「人間の英知で改良」て頃があったジャリ。「電気」なんかマジックワードとして使われてて、今の怪しげな健康器具そのままのものが当時から…、あ、荷卸し作業が終わるジャリ」
出入り口の存在しない完全な密閉空間である船倉から最後のコンテナが転送されたという信号を赤松は受け取った、その間に宗盛の身の上話は「持ちネタ」の半分程度は消化してしまっていて、今週中には話すネタに困りそうだった。
「ふう、暇つぶしていうのも体力使うもんだな」
両手足を投げ出して大の字になった、これで仕事中なんだから普通の仕事からすれば楽は楽だが。
「帰ったら続き話すジャリ」
「そうだったな…。でも、丁度昼休みだから、飯が先だ」
「じゃ、船はこれから帰って内部の点検確認と積み込みジャリから、早速跳躍転送で帰るんジャリが…さっき言った通り、ちょっと掃除があるから、寄り道ジャリ」
「小惑星でも片付けるのか?」
「それみたいなもんだけど、あっちとの話し合い如何ではやらなくても済むジャリねえ…」
「どういうこと?」
「ま、ややこしいのはコンピュータ本体がやるジャリ、我々はそこに関しては船にお任せジャリ。ご飯食べてる間にそれも終わってると思うから、ま、気にせず休むジャリ」
船は一瞬で「清掃作業場」に転位した。
「清子ー、ご飯まだー?」
宗盛はふすま越しに「キッチン」に居る清子を呼んだ。
「えー?まだ炊けてないわよー、そっちもう終わったのー?」
「ひーるやすみー!一時までに食ってないと仕事始まるからー」
「あと十分かかるから、食パンでもかじっててよ、三時になったら清宗も帰ってくるから掃除だ何だ済ませとかないといけないのよ、ちょっとその間洗濯物畳んどいてくれない?」
食事をしたかったのに家事を頼まれる、まるで日曜だ。
「おい…、結局家に居たら休憩時間なしで働くんじゃねえか…」
「そういうの「労働」と思い始めたら暮らしてけないジャリよ?」
「そーだけどよ」
宗盛はのっそりと立ち上がって、三十畳はあろうかという隣の部屋に立てられたポリプロピレン製の木のような洗濯物干しに引っ掛かっているタオルやブリーフ、ビニール紐を渡して掛けられたハンガーのシャツを取り込んで畳んでいった、足が沈むフワフワの絨毯の上で、見たこともない重厚な色味を持つ黒檀の「クロゼット」や、大理石の天板のテーブルといった調度に囲まれて。
「あー、すげえシュール…」
近い所に、傷んだプラスチックケースが雪合戦の防塁みたいに積まれていた、そこへ洗濯物を詰め込んで仕事場に帰ると、底がベコベコになった見慣れたアルマイトの鍋に、見慣れたキノコ汁が入ったものが鍋敷きに乗せられてちゃぶ台に鎮座まし、見慣れた炊飯器や薬缶や湯飲みや、うっすらひびの見える茶わんが置かれていた。
「これしかないん?」
「まだこまかい片付けが済んでないのよ」
清子はイラっとした声で言った。
「これ、清宗が袋に入れてもらってきたやつ?」
鍋の中の赤い茸を指して宗盛は言った。
「そうよ」
つっけんどんとさえ言える、素っ気ない返事。
「積み荷のやつだよなァ、うまいんかね、よその銀河まで運んで売ってるなんて」
「たまに食べてるじゃないの」
「そうか?いつ?」
「先週の土曜、夕方、鶏肉と野菜炒めたのに入ってたでしょう?あなた普段食べてるもの何だかわからずにパクパク食べてんの?」
清子は白米を盛った椀とキノコ汁を盛った椀を宗盛に渡し、宗盛は食べ始めた。
「気にしねーよ」
「こっちゃ栄養考えながら作ってんのに…」
「いつも通りうまけりゃいいよ、そんな気使わなくったって」
「普段ホメもしないじゃないの、何よ人前だからって」
とげのある声に宗盛は気色ばんだ。
「なーにをネチネチ言い始めてるんだ」
「今度の仕事、ラクで良かったじゃない、清宗帰って来たら遊ばせてやって。いいわよねここに居ればいいだけなんだからさ」
「ああ?先に宿題見ないといけないだろ」
「やってよ、ずっと喋ってるだけなんでしょう?」
「喋ってる「だけ」?…」
「ちょっと赤松さーん?」
「はいはい」
「ここで清宗の宿題…」
「いいジャリよ?なんなら手伝うジャリ」
「あらそう?ありがとうございます。コンピュータブレインならこの人より頼りになるわぁ」
「最近の小学生は進んでるからなァ…」
「ホンットもう、この人よくひとケタの足し算も間違うし…」
「いつの話だそれ」
「よくスーパーで支払の時計算したのと違うじゃないの」
「自分はいつもいつも俺にやらしといて」
「たまにじゃないの一緒に行くの。私はいつもよ、いつも」
「お前珠算やってたろう、丁度いい練習だ」
「あなたボケるわよ、テレビで言ってたけど、買い物のとき計算する習慣があるかどうかで違うんですって」
「仕事やってりゃ頭使ってるよ」
「今度のは何もしないじゃない…」
会話が続く。
船はセンサーを慎重に働かせ、一千万光年を見通す目を持っているその能力を最大まで駆使して宙域内を精査した、どの光子にも怪しい所はなく、時空の綾に仕掛けられたものが無いのを、じわりじわりと確定させていった。
13:00
「お仕事の時間ジャーリ」
昼休憩が終わると、夫婦はスネていた。
「六年前に清子が風邪を引いた時」という議題で何十回目かの一方的ディスカッションがあったのだ、ブロン液でできたシミを結局清子が洗った、という中心命題は次回に持ち越された。
「仕事仕事…」
「奥さんは…」
「いいから。いつもの事だ」
「それじゃあ…」
清子はだるそうに座って、ちゃぶ台に頬杖をつき、眉を上げて芋けんぴを齧りながら宗盛の仕事を眺めていた。
「ここらへんの宙域の徹底的なスキャニングが終わったジャリ、今のところ時空間構造は正常なので、このまま清掃作業に入るジャリ」
「何を片付けるんだ?」
「これを見るジャリ」
室内が全天表示に切り替わり、視界全体が宇宙空間になった、赤っぽく光る星が大きく見えている。
「さて…、ここは、銀河同士の中間座標、そして、独立した褐色矮星のエネルギー活動圏内ジャリ、星の名はサウル299、直径二十万キロ、あそこにあるのがそうジャリが、幾分画像を明るくして見せているジャリ。ジョナサンという直径一万キロの岩石惑星を一つ、惑星として持っているジャリ…。我々の仕事は、ここに最近住みついている宇宙怪獣の駆除ジャリ」
「そういうの駆除業者か保健所の仕事じゃない?なんで運送屋が?」
「協力するとちょっと税金安くなるジャリ、ああいうの民間の力を活用しないと住民が「自分らは何もしなくても政府が全部やってくれる」と思うからゴミのポイ捨てとか増えるジャリ」
「そうか。ま、ウチも清宗に片付け教えないとな…三時に帰ってきたら手伝わせていい?」
「じゃまくせー仕事になるからそのほうがいいジャリよ」
「父ちゃんが働いてるとこ見せてやるかあ」
宗盛は座椅子に座ったまま伸びをした。
宇宙怪獣とは、戦争で自滅する文明が遺して行く事のある自立型兵器がその後野良破壊兵器になったものである、大抵そういうものは惑星内の小規模紛争用に過ぎないので戦争が終わると捨てられた玩具と化して朽ちているのだが、たまに宇宙に適応して生き延び、増殖する設計のがある。正常な知性化が進んで平和的に暮らしているものは宇宙政府が住民化するが、根源的に破壊行動しか取り得ないものについては、進化されると迷惑なので害獣として駆除対象になる。
「んで、宇宙怪獣ジャリが、たまに滅んだ文明がその全ての能力を込めた「テックセル」という超小型の機械類を内部機構に持ってる場合があるジャリ、これは普通、政府の専門機関が処理してるジャリが、確率は低いものの安全装置のかかった人工知能としてあって何かのきっかけで安全装置がなくなると爆発的な速度で進化してしまうから、そうなったらすぐ通報して退避するジャリ」
「危ないのかそれ」
「あれは火星の科学力じゃ抑え込めないジャリ、覚醒後数秒でビッグバンを自在に引き起こせるようになる場合すらあるから、本来この宇宙は管理者が居ないととっくに蒸発して消えてるジャリ」
「親父の会社が潰れた原因もそんなだったよ。えげつない不発弾処理じゃないか」
「そうジャリ。まあ、今回の奴はスキャンしても本格的に「テックセル」と呼べる機構を内蔵してる個体は検出されなかったジャリ。でも、今回はなんか気になる事があるジャリ、さっき昼ごはんの間に観測されたんジャリが…、見るジャリ、これは直径約八千万キロの範囲の空間に通常の科学機器では観測不能の極めて瞬間的な発光が捉えられたものジャリ」
全天に、爆発的に枝分かれした幾何学パターンが白い光でびっしりと描かれて、非現実的スケールの立体的な回路図を形成していた。清子が「わあ…」と周囲を眺めまわした。
「何だこれ…、こんな規模の回路みたいの何があったら出てくるんだ」
「第Ⅱ期汎宇宙政府の打刻ジャリ…」
「第Ⅱ期汎宇宙政府?Ⅲ期はたまに聞くけど、どういうんだ?」
「第Ⅱ期汎宇宙政府は、永遠の終極である第Ⅰ期汎宇宙政府のメディア存在化ジャリ、確かに実在はするけどその広がりはあらゆる尺度において無限で、果てがない。第Ⅲ期汎宇宙政府、つまりこの宇宙を始めた有限な政府は辛うじて我々に理解可能ジャリが、それでも想像を絶する知恵と力を備えた組織としか言いようがないジャリ…」
「まず第Ⅰ期って?、『永遠の終極』とか言われても」
「どこまで追いかけても、永遠にその先にあるからそう呼ばれるジャリ。無限の発展の果て、全ての終わりのない時間の無限遠点、と概念化されるジャリ」
「無限遠点って」
「交わるはずのないもの同士までが一つになる、過去もそうだと言われているジャリ。だから、始まりにもそれがあったとも。まあ、無限遠点についてはこの図解を見るジャリ」
宗盛の目の前に図解とテキストが現れ、それにざっと目を通す。
「そして、第Ⅱ期汎宇宙政府は、無限遠線ジャリ、辛うじてアクセス可能と言われているジャリが、それがどう「可能」なのか第Ⅲ期汎宇宙政府の中枢種族にしか分からないジャリ」
「えらく抽象的だなあ…」
「できるだけ具体的に言えば、だいたい六京年前からあって、いくつもの宇宙を管轄していて百四十億年前にこの宇宙を始めたのが第Ⅲ期汎宇宙政府、そして第Ⅲ期汎宇宙政府とその管轄宇宙自体が無限のバリエーションあり、それらから成る宇宙の無限の長さの歴史そのものなのが第Ⅱ期汎宇宙政府で、更にその上に「無限の無限性の階層」がそれこそ無限に積み重なった全体が第Ⅰ期汎宇宙政府、らしいジャリ。巨大過ぎて訳が分からない、どえらいものジャリ」
「そうか、分からないんじゃあなあ。それの打刻って?」
「通常の時間の流れからは外れて、管理されてるという事ジャリ。時間線同士の関係自体が立体的に取り扱われてる次元での、まあ、タイムトラベラーの交通整理や規制、という所ジャリね、通常時空の文明活動ではないジャリ、そのために何らかのパターンを打ち込んでるらしいジャリが…」
「へええ…」
宗盛は、何だかよく解らないが運送屋にはあんまり関係が無さそうだと思って、ぼんやりとサウル299の赤茶けた映像を眺めた、単に巨大なガス惑星という感じで、危険なものが潜んでいるようには見えない。
「ねえ、清宗は転送で帰って来れるの?何か難しいみたいだけど、しばらく帰れないようだったら学校に連絡して預かってもらわないと」
「それは大丈夫ジャリ、船の内部設備の転送装置はよっぽどの事がないと遮断されないし、そういう事態を察知した場合、すぐ通報して跳躍退避するジャリ、万一物理的に完全に消し去られても再生されるのは火星付近のドックジャリよ」
「何だかわからないけど、絶対帰れるのよね?」
「そうジャリ」
こういう時に「厳密には」とか言ってはならない。そして、厳密な説明内容は数千ページに渡る契約書にある。
「なあ、この星系って原住生物とか居ないのか?微生物でも居たら駆除の時大変だろ?前に業者が全部転送してから駆除してるとこ動画で見たぜ?」
「いないジャリねえ、きれいなもんジャリ。ジョナサンの方には今二人ピクニックに来てるみたいだけど、連絡はしといたジャリから」
「あんーなとこでピクニックなあ…」
「原種種族の故郷に近い気温と重力環境、そしてその視覚にとっては、ずっと続く夜に満天の星が輝き続けるとてもロマンチックなところらしいジャリ。原種生物の感性を大事にしてる種族ジャリ」
褐色矮星の周りを、惑星が赤外線に温められて回っていた、その草原で、満天の星空を楽しみながら、地球人…大昔に進化を卒業したアトランティス人が二人、寛いでいた。
静かな、真っ青の草が生える、それ以外何もない所を歩いている。
「きれいな空ね」
「ここいらで寝そべって眺めようか」
一人が後ろに倒れこみ、大きなベッドがそれを受け止めた。
もう一人がそれに続く。
「ちょっと寒いかな」
柔らかいタオルケットを体にかける。二人ともそれに包まれた。
「いい塩梅だ」
「あそこの黒い船の人たち、幸せそうだねえ」
「ああいう感じで生きたい?」
「そうしようかな。あっちの離れた所のもう一人が必要だわ」
二人は互いの柔らかな鼓動を感じながら手を繋いで、輝く星空を見上げていた。
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