第5話

たのきゅう、回転しております!たのきゅう、回転しております!


けたまましいプロレス中継が町を鳴り響く!


それは背景が地球の出の朝だった、ハクトウワシと練り切りは芝生がめくれ返ったモンタナの宮殿を駆け抜けた!


お婆さんは山へ芝刈りに行ったお爺さんをしばきに、お爺さんは川へ洗濯に行ったお婆さんを選択した、そんな日だった!


大八車が渋滞を起こし、半鐘鳴り響くローマの街はゴジラから逃げ惑う町民がパナップを手に談笑する修羅の巷と化していた、誰もがチョコレートを欲しがった!


「ぎ、ぎぶみーちょっこれいとおおぉぉ!」


時速1700キロで牛田ひかるは駆け回った、インベーダーが天から現れた今、柳生一族の陰謀は最早フン族族長にも止められないカマンベール味のハンディカムへとトランスフォームし、大納言の予言に従い、たけちゃんマンの16ビート版ユーロトランスを奏でていたのだ…!


しじみはその時、鍋の底で静かに貝殻を開いた、それはあたかも、憎らしい小姑が祖母の遺産である銀行通帳をそっと開く時に指に唾を付けるためにそっと口を開く時に指に唾を付けるためにそっと亭主の口を開く時に指に唾を付けるためにそっと隣のポチの口を開くために指に唾を付けるためにそっと町内会長の口を開くために指に唾を付けるためにそっと知り合いの社長の口を開くために指に唾を付けるためにそっとPTA役員会会議室に爆弾を仕掛けておくような仕草だった…。

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