005 ~ドラクエ行為~
職場の同僚が、毎日仕事後に温泉施設(サウナ)に行っているらしい。
僕もそういった温泉施設は好きなので、
条件があえば毎日でも行きたいと思っている。
きっと、いい汗を流しているんだろうなと、
毎日うらやましくその後ろ姿を見送っている。
しかし話したいのはそんなことではない。
どうやら最近、サウナが流行ってきているらしく、
その分利用客も増えてきている実感があるらしい。
それだけならまだしも、
若い子たちが集団で、同じタイミングでサウナや水風呂を利用するから、
ところ狭くなってだいぶ居心地が悪くなってしまっているらしいのだ。
そしてその集団が列を作ってサウナと水風呂を移動するもんだから騒がしい。
同僚が言っているのはそういう愚痴だった。
そしてこれを「ドラクエ行為」と言うらしい。
利用者として施設を利用することは、
文字通り利用者の権利だ。だから何も問題はない。
以前から好きでサウナ通いしている人は、
その時たまたま人が少ない時期だったというだけで、
むしろその光景の方が異様だったのかもしれない。
要は、お店としては理想の姿だ。
気持ちはよくわかる。
HSPである僕としても、本当の理想は貸し切りだ。
誰にも邪魔されない、自分だけの空間が欲しいと思う。
言葉にはしていないけれど、
きっと同僚もHSP。
そして僕も。
環境は変えられない。
なら自分から変わること。
自宅の庭にサウナ室でも作ろうかしら(笑
エッセイ:塾人と主夫の狭間で ― 9月編 安乃澤 真平 @azaneska
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