第13話 1万文字の壁

久しぶりの投稿です

カクヨムコンテスト(短編)に向け、1万文字での構成を研究してました(笑)


今まで、1万文字で仕上げるだなんて、SS以外でしたことなくて。

どれくらいの量感なのか、全く分からない蓮条は、試しにと思い幾つか書いてみたんです

そして、ざっとですが、分かったことが幾つかあって。

それを今回取り上げてみようかと思います。


これまで、プロットを練るにあたりの構成のコツや恋愛に関する概念のようなものを記して来ましたが

さすがに1万文字で起承転結のストーリーをとなると、かなり無理があります

幾つか書いたうちの1つに、起承転結のものがあるのですが、言いたいことの半分くらいになってしまう印象です

やはり、1万文字の壁は相当分厚いですね


個人的な見解になりますが、1万文字で惹き付けるような内容となると、序破急がベストかなと思いました


『序』にあたる部分は、物語の始まりになる部分なので、ある程度の設定情報を明記する必要が出てきます

次の『破』にあたる部分は、物語の動きの部分。

ここに伏線を落とし込んだり、仕掛けを組み込まねばなりません。

『序』の部分で説明しながら仕掛けを組み込めるなら、200点満点です

そして、『急』にあたる部分は、クライマックスの部分。

殺人事件の刑事ものなら、主人公が犯人を追い込んで、逮捕する場面ですね

ここに至るまでに9000文字弱を費やすとしたら、登場人物は多くて3人。

描写を丁寧に書こうと思うなら、主人公と犯人の2人がベストかな。

それ以外の人は、サラッと流す程度で、細々とした設定(見た目や特徴などを掘り下げること)は不必要かと思います。

部署名や名前とか、誰なのか、どう主要キャストと関わっているのかを記す程度でOKかと。


何頁か前にも書いたかと思いますが、やはり長編を基準にすると、その中の1エピソードを切り取る形で十分だと思います。

それくらいの文字数の量感でした。


1章分はちょっと厳しいかな、という感じ。

編集部が求めている物語にライトを当てて、仕掛けを落とし込むだけで1万文字を軽く超えました(笑)

そこから減筆作業してみたり、登場人物を減らしてみたり、時間経過を潔くぶった切ってみたりと(笑)

まぁ、色々やってみましたが、『ムズい』の一言

基本、長編を書く派なので、脳内にネタがぎゅっと集結してしまうんです

それを紐解くというより、はさみでジョキッと切り落とすくらいの潔さが必要かな?という印象です(語彙力なくてすみません)

とにかく、あれもこれも書こうと思うと纏まらなくなるので、ネタが豊富に湧く方は、幾つかに分けるといいかも。

上手く繋ぎ合わせるのが苦手な人は、とにかく書きたいことを箇条書きに全部書き出してみて、その中から一本のストーリーを見つけるのがオススメです


書き手は、こういう作品、こんな展開が書きたいと作品を練り始めるかと思いますが、読み手は宝探しのようにワクワク感、ドキドキ感を抱いて読み始めます


昨日(11月14日)、カクヨムからのお知らせにもありましたが

https://kakuyomu.jp/info/entry/2024/11/14/120208

今年は『ホラー』と『女性向け』作品が狙い目みたいですね


カクヨムであまり書籍化してないジャンルなのかな?とは思いますが、それでもやはり狭き門なのには違いありません


コンテストにトライされる皆様、頑張って下さいませね~


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