隠れた美しい名作、ここにあり!

皆様、人が死なない世界を考えられたことはありますでしょうか。本作は、そんな世界で神様から「死」を広める能力を授かった少年の物語です。

彼は人を殺します。まるで死神のように。

彼は人を殺します。人を生という苦しみから解放するという矜持(きょうじ)の下に。


この死を人に与えるという過程は本来恐ろしいもののはずです。はずなのですが、本作ではその流麗な文体も相まって、何故か美しい一遍の詩のようにすら思えるのです。


この不思議で、恐ろしく、しかしとにかく美しいこの文章を是非一人でも多くの方に読んでいただきたいと思い、レビューを書かせていただきました。
オススメです!