9月になりましたねー詠みました

コーヒー一口秋思また一口


祖父母とのあの日この日や鰯雲


糖尿の父唐辛子を美味さうに


枝豆を食らふや自立せにゃならん


胡麻をすり油の滲むほど憂鬱


木犀や香ればペンの捗って


亡祖父よこの銀杏も食いますか


秋立つや動かぬものぞ腐りゆく


秋晴や最上階も人の在る


洗濯のスイッチ深く押す夜長


台風は空き家の戸から湧いて出る

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