第8話 合成魔法

早速魔導書を開いてみよう

「〜♪」

たのしみだな〜


ペラッ


「ッ!」


なるほど…読んで勉強するとかそういうのじゃないのね。直接流れ込んでくる感じか、慣れないわ。

だがや仕方はわかった

平原でレッドウルフあたりに試してみるか。


いた。

一匹か。じゃあこの辺り試してみるか。


《ファイアーボルト》


ドゴンッ!


「ガゥッ!」

「よしっ!威力は申し分ないな」


ファイアーボルトは文字通り火魔法と雷魔法を合わせたものだ。威力は上がるし汎用性もきく、なかなかチートな魔法だな。合成魔法って。


お。今度は3体それならこれをためすか。


《ファイアートルネード》


「ギャンッ!」

「うん、なかなかにいいんじゃないかな」


風魔法はやっぱり範囲攻撃に向いているな。

いろいろ組み合わせができそうだ。

今日はこんなけの魔法がためせた。


《火》+《雷》=ファイアーボルト

《火》+《風》=ファイアートルネード

《水》+《風》=フリーズウィンドウ


またアイデアができたら随時ためすとしよう。

あともう一つ試したい物があるんだよね〜

合成魔法で真っ先に思いついたのが、魔法と刀。

魔法纏った状態で攻撃できないかな…と思って


シュッ


試しに火魔法を刀の表面に纏わせるかんじで…


「できた!」


言い忘れてたけどスキル《覇権刀武神アスカロン

を手に入れたから剣術のレベル的に同年代では敵なしっていうぐらいの強さだ。

ふむ持続時間はだいたい3分程度か。

ただ攻撃力も上がるし遠距離攻撃もできるなかなかに優秀だな。


「あとは剣術の練習も兼ねて刀でモンスターを倒そっかな」


単純に剣術の技術があがっただけでなく動体視力なども上がってるからレッドウルフ程度の攻撃なら容易くみきれる。


「よっと」

「ふーいい感じだな」


あとゴブリンキング戦で、できた戦技はスキルを入手した瞬間に頭の中に流れ込んできたまあいわゆる必殺技的なやつだ。

発動には体力を使うしあまり多用しすぎるとゴブリンキング戦みたいに倒れてしまう。


「そこら辺も要練習だなっと。ん?」


気配探知に何か引っかかった。


「ファイティングベアか剣術の練習相手にはちょうどいいな」


ファイティングベアとはくまだ。ただめちゃくちゃでかい。その分力も強く動きも早い。練習にはちょうど言いだろう。


「グォォォォ!」

「フーー」


ファイティングベアが振りかぶって鋭い爪の生えた腕を振り回してきたのでうけとめる。


「くっやはり力は強いな、まともに受けたら吹き飛ぶな。

「ならば」


腕を振ってきたところを受け流してもう片方の手の攻撃を避ける。そしてガラ空きの脇腹に一閃。


「ザシュッ」

「ガゥゥゥ!」


致命傷には届かないがけして浅くはない傷がついた。


「これで決めるぞ」


《紅纏》


刀に火魔法をまとわせた。攻撃力が跳ね上がる。


「グォォォォ!」


ファイティングベアが振り上げてきた腕を駆け上がる。


「グォオ?」

「これで終わりだ!」


そのまま顔に一閃。


「ガァァァァ!」

「よし、なかなかいい練習になったな」


うん、いい感じだ。纏の方もいい感じだな。

そしてレベルが上がりLv6になった。


ステータス

名前  レオン

レベル Lv6

ジョブ 魔術師 魔侍

体力  235

腕力  176

脚力  145

魔力  408

器用  118

防御力 143

魔法  5属性魔法 聖魔法 空間魔法

スキル 《遊戯司神ヘルメス》 《万能魔法パナケア》 《覇権刀武神アスカロン


こうやって成長してるのが目に見えるのがモチベーションあがるよな〜。


「よし、今日のところは帰るか」


「討伐報酬お願いします」

「かしこまりました」

「お待たせいたしました、金貨2枚と銀貨3枚です」

「ありがとうございます」

「あとレオン様あてに伝言が届いています。

明日の朝2の鐘が鳴る頃にギルドで待っている。と承っています」

「そうですか、ありがとうございます」


う〜んリテールからのはなしってなんだろ?

前にあったときDランクになってからって言われたし、う〜ん考えれば考えるほどわからん。

ま、いいや本人に聞けばいいし


「明日は明日の風が吹くだったかな」

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