第3話
過去編2
それから、お兄ちゃんは私達のことをお父さんに話してくれた。離婚することが決まって、優のお母さんと再婚することになった。
それから、どんなに周りが私達姉妹を疎く見てもお兄ちゃんだけは味方をしてくれた。
「気持ち悪い」「ねぇ、聞いた再婚したんだって」「はぁ、このクラスから帰ればいいのに」
みんな酷いくらい悪口を言ってくる。でもお兄ちゃんは違う
「お兄ちゃん、私悪口言われるの辛いよ」
「よく考えないで言ってるからね。相手を傷つけるとは知らないで、俺なんかめちゃくちゃ考えて話してるから」
「そうなの?」
「のぉ!!!のぉ!!!脳みそフル回転だよ!!」
「へぇー?じゃあ、もしかして気を遣って言ってくれてるの?」
「の、のぉ・・・のうのう、気なんて使ってないよ。本気で春は前に言った通り可愛いと思うし、痣も隠せばいいし」
「でも、」
手首にあって隠しづらい、直ぐにバレちゃうから
「問題なし!!よしお兄ちゃんらしいことをしてあげる」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます