第14話 NICU 安心と不安と。
2人の赤ちゃんのNICU生活も気づけば2週間が過ぎました。仕事は融通きいてもらいすぎて何とかまだまだ回復途中の妻を車に乗せて面会に行けています。妻は3時間に一度搾乳があるので、日中かなり眠たいとは思いますが。
赤ちゃんの変化は日々あります、良いことも不安なことも。2人とも腸は問題なさそうで、ミルクをちゃんと消化して、うんちもしっかり出ています。
前にも書きましたが、弟は呼吸も少しずつ進み、鼻に当てるタイプに移行して、自呼吸をベースにして、時々呼吸をお休みする時に酸素が送り込まれるものに変わりました。順調な反面、カロリー消費は大きいので出産時672gですが、今は640gに少し減っているので、もっとミルク飲めるようになって、脂肪をつけてほしいなと思います。
お姉ちゃんの方は、740gと出産時712gなので着実に増えておりました。
また、少し呼吸の進捗は遅かったですが、先生からの説明があり、出産前に恐らく子宮内感染が少しあった影響で、肺のダメージが大きいという説明がありました。ステロイド剤で様子を見るという形になりました。
その数日後、一度閉じた動脈管が開いたことで少し肺からの出血があるとのことでした。ステロイドで肺が一時的に回復したものの、その反動で血流が変わり、動脈管を開かせた可能性があるとのことで、ほんとに綱渡りというか、あっちが良くなってこっちに影響が出て、という状況。ただし、通常動脈管自体は1ヶ月くらいかけて閉じていき、その間に開いたり閉じたりは珍しいことではないとのこと。
もう1つ大事なのは、赤ちゃんはすごく元気で闘ってるということ。妻は妊娠中に子宮内感染は多分起きていないという説明だったため、やっぱりしていたのかという感情と赤ちゃんに申し訳ないという想いで、NICUで涙を流していました。
でも多分お姉ちゃんの方がお腹にいた時に、「2人ともに大きな影響が出ないように、早く出してあげて」と動いてくれたから、早産でしたが無事の出産に至ったのかなと思います。
弟への影響を抑えて、尚お姉ちゃんも立派に奮闘してくれてます。2人を誇りに思います。
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