第13話 NICU生活の始まり
無事産まれてきた2人の赤ちゃんは、やっと名前も決まりました。今はアちゃん、イちゃんと識別されていたので、やっと名前で呼んでもらえそうです。最初の72時間を過ぎたものの、頭や心臓、腸、肺などすべてが発達途上のため心配なところは多いのが現状です。
ミルクも開始して1回3ccから始まり、3日後には5cc、5日後には7ccを1日12回くらい消化できるようになりました。小さいうちは腸が消化できずに張ってしまい、手術に至る可能性もあることも聞いていたので、一安心です。
NICUではそれぞれに先生、看護師さんのチームがあり、面会に行く度に今日担当している〇〇です、と挨拶して近況を報告してくれます。また、アルコール必須ですが、赤ちゃんには触ってあげることもでき、ホールディングといってお腹の中にいたときのように、手で包み込んであげると落ち着くみたいです。
また、5日目くらいには初めてのおむつ交換も実施。体が小さいので少し持ち上げるだけでもちょっと怖い部分はありますが、快便のおむつ処理を何とかできました。
お姉ちゃんは少しベッドで四方を囲んでいないと、物凄く手足を動かし、弟くんの方はおとなしそうで、二卵性で男女ということもあるのか、顔は今のところ全然違います。状態も大きくは問題ないものの、約1週間後には弟くんの方は、人工呼吸器が口からではなく、鼻から呼吸をサポートするもの変わりました。先生もこの週数、日数だとすごく早い段階ですと言ってくれており、また一安心。
それと同時に当たり前ですが、子どもそれぞれに得意不得意があり、成長のスピードや特徴も違うことに改めて気づき、2人なりに成長してくれればそれで良いかなと思うようになりました。恐らく今後2人の成長の差や状態の差が大きくなることもあると思い、そうなった時は比べるのではなく、「自分なりでいいんだよ」と言ってあげれるようになりたいなと思います。
妻は帝王切開後のまだお腹も痛い中ですが、3時間おきに搾乳機を使い、一生懸命母乳を出して、冷凍して、次の日に病院に届けるという役目を果たしてくれています。体調が万全でない状態で全然寝れないのはつらいだろうと思いますが、赤ちゃんも頑張ってくれているので、全員で頑張り切らないとと思います。
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