第5話 22週目 更に大きな病院へ転院
何とか22週0dを迎えることが出来ました。前回お話しした通り、22週未満の赤ちゃんは助けられないという『22週の壁』を突破しました。
ただし、22週で産まれるのと、23週、そして24週で産まれるのでは全然意味が違うのです。正確な数値は分からないですが、赤ちゃんの生存率も22週では3割ほど、23週では7割ほど、24週では8割とかなり違います。勿論その後の赤ちゃんへの影響も全然違います。
22~24週で産まれる赤ちゃんに対しては、現在の病院では対応できないと言われたため、元々大学病院でしたが、更に大きな病院へと転院となりました。気になったのは張り止めの薬の方針でしたが、事前にその方針を聞くことは出来ないと言われ、恐らく大きい病院は基本的にはずっと点滴をすることはないと言われました。前回容態が悪化したときは、張り止めの薬を弱めた後だったので、点滴を止めることの恐怖がさらに増していました。
転院先はその日の間に決まり、翌日転院となりました。転院の搬送は救急車でしたが、この移動ですら影響しないか、と不安増大する一方でした。
転院後に妻と一緒に新しい病院の先生との面談がありましたが、やはり病院の方針としてはどこかで張り止めの薬は止めていかないといけないとのことでした。但し、今の状況はまだ点滴は続けますと言われ、更にここからは1日1週でも週数を稼ぐことに注力しましょうと言われました。欲を言えば28週ですが、あまり先ではなくまず24週を目指しましょうという言葉に少し落ち着きを取り戻しました。
次からはいよいよ23週に入ります。私がこの話を書いているのは23週後半です。
ここからは今まさに起きることに対して可能な限り書いていければと思います。
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