第2話

 「マジか、」


「マジだよ。」


このやり取りを何度か繰り返した。


 「え、じゃあつまり、俺はいや、私は女装してこのクノイチ学校に転校するってこと?」


「そうだよ!!」


「あはは、無理じゃね」


「普通はね!」


「普通は無理だよね🎵じゃあどうやって?」


「それはね🎵お父さんがしてくれたんだって」


「なるほど、え、じゃあ?なに?お父さん生きてたの?」


「うん、お母さんもね」


「・・・???」


「うん、良いリアクションだね。単純にお父さんもお母さんもこの忍び界では凄い人で、つまり権力もあって、お姉ちゃんを入学させることが出来るんだ」


やばい、頭がさっぱりおいつかない。


「え、つか、なんでじゃあ、俺には死亡扱いにしてたの?」


「それはね、お父さんもお母さんも忙しくて帰れないから、折角だから死亡扱いにして、お姉ちゃんと両親の居ない悲劇の支えある愛おしい義兄妹になりたかったからだよ」


「・・・つまり、俺のいた世界がドッキリだったんだな」


「ある意味ね」


「なんじゃそりゃ」


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