クノイチ学校に女装して転校することになった。
少し復活したエアコン
第1話
クノイチとは、世の男性の憧れ・・・なのかは分からない。だが少なくともクノイチを漫画で読み憧れたことがある人間は多い筈だ。
「・・・ねぇ、お兄ちゃん」
「うん、どうしたの?」
「今までさぁ、私が家に引きこもってたこと一度も怒ったことないよね」
「そうだね。まぁ俺は、これから先一生、妹が引きこもりでもいいからなぁ。大切な妹であることは変わらないし」
「・・・ありがとう、ならさぁ」
「なら?」
「お兄ちゃん、女装してくれない?」
「うん、どうして?急に女装に?」
「私のこと大切にしてくれるんだよね」
「それは?あ、そうか、春・・・お姉ちゃんが欲しかったんだな。ごめんな・・・でも、大丈夫!!お兄ちゃんは結婚するから!!必ず!」
「うん、結婚はしなくていいよ。お兄ちゃんが女の子になるから大丈夫だよ」
「okそこまで、言うなら女装してあげよう。今日からお姉ちゃんって呼んでね」
「うん、お姉ちゃん!!今日からよろしくね」
「よし、ってことでお姉ちゃん学校にぃ・・・」
その瞬間、視界がくらっとした。
__________
ふと、思い出す。
それは襲われていた女の子(妹)を助けた時のこと
あの時、助けに来てくれたお母さんが変な格好してたんだよな。
_________
「・・・はぁ、ここはどこ?」
「あ、目が覚めた?お姉ちゃん」
「うん、お姉ちゃん目が覚めたよ。」
気がつくと変な格好、二つ団子と、スカートではなく、ストッキングと?なんだろうこの??忍び?
いや女の子だから、クノイチ?
ふと思い出しことをちょうど思う。そういえばあの時のお母さんもこんな格好だったような。
「・・・お姉ちゃん、実はね」
「うん」
「今年から、私も高校生じゃん。」
「だな。年齢的に言うとね。」
「それでね、実はね。私、クノイチ学校に通っててね」
「へぇー、お姉ちゃん驚いたな。うん?」
冗談ではない気がする。
つか、義妹の格好がなんと言うかガチだし・・・
あと、お母さんのコスプレと、明らかに眠られされて変な所にいる
「・・・それでね、高校からは家から通えなくて、それだと寂しいからお姉ちゃんに、来てもらったんだ」
「ほうほう・・・で、このドッキリはいつ終わるの?学校遅刻するよ。マジで」
「大丈夫だよ。ドッキリじゃなくてマジだから。ほらお母さんと私の写真」
そこには、亡くなった筈のお母さんと義妹の写真が写っている。
「・・・まじなの?」
「マジだよ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます