第63話 夏だ!海だ!—6
「………」
月明かりに照らされた海が静かに波打つ。
キラキラ輝く白波の動きを見ていると、聞こえてくるはずのない波の音が頭に響いてくるように思えた。
改めて、高い所から海を見下ろせるこの部屋の立地の良さを噛み締めながら、ミカは背もたれに寄りかかる。
「はぁ……」
今日は楽しかった。
おそらく、この夏休みで1番楽しかった日だ。
普段はなかなか全員揃わない中、全員で、そして滅多に行くことのない海で遊ぶことができたのは最高のリフレッシュになった。
日の昇っているうちは外で遊び、日が沈めば旅館の中で美味しい海鮮料理を食べながら楽しく語り合う。
「せっかく部屋も別れたし、それぞれの部屋で仲を深めよう!」という花の提案はミカにとっては良いものだった。花のこともシュンのことも、今までよりも知ることができたからだ。
「そう言えば、しっかり花と話し合った事とか少なかったもんね」
ミカは電気の消された暗い部屋の中央を振り返る。
敷かれた3枚の布団の真ん中で、ぐーすか熟睡している花の姿があった。
時刻はまだ23時30分。旅行に来ている高校生が寝るには早い時間に思われるが、体を沢山動かしたことで疲労が蓄積しているのだ。
花が寝てしまったのも無理のない話である。
また、シュンは1人で24時までやっている温泉に行っている。
つまり、実質的にミカはこの部屋に1人取り残されていた。
最初は花の横で寝ようとしていたミカだが、どうにも寝付けず、こうしてソファーに座りながら外の景色を眺めているのだ。
「ふふ、花ったら寝相が悪いね」
足をクロスさせて寝ている花の姿を見て、ミカはクスッと笑った。
しかし、一瞬綻んだ顔はすぐに強張る。
「…」
みんなでワイワイしている時は大丈夫だった。その楽しさと熱気に、心が満たされていたからだ。
だが、夜になって静かになると、心の隙間に黒いモノが湧き出てくる。
不甲斐なさが、情けなさが、自我を持った負の意識が自分の心を絶えず責めてくるのだ。
「……」
再び窓の外に広がる海を見てみると、自分の悩み事などちっぽけなものに————思えてくるはずがなかった。
「はぁ〜〜」
ため息を出さずにはいられない。
ミカは大きく深呼吸し、肺に溜まった空気を嫌なモノを纏わせながら深く吐き出す。
ちょうどその時だった。
ガチャッ、と部屋の扉が開けられた音が静かな部屋に響く。
「ただいま〜」
ミカが扉の方を振り返ると、花を起こさないようにと小さな声で帰還を告げるシュンの姿があった。
抜き足差し足忍び足、とばかりに細々と部屋に戻ってきたシュンは、荷物を置き、ミカの隣に座った。
「気持ちよかった〜。のぼせる寸前で帰ってきたよ」
「確かに熱気がすごいかも」
ミカと同じ紺の浴衣を着るシュンは、浴衣の胸ポケットから扇子を取り出して扇ぎ始めた。
そうしてある程度涼むと、自分に向けていた扇子の向きを変え、ミカの方にも風が行くようにする。
「どう、私の髪いい匂いするでしょー?」
「甘い匂いだね。何の匂い?」
「最近買ったヘアオイルの匂いだよ。気に入ってるんだー」
「へえ、いいね。ミカもこの匂いは好きかも」
「よかったよかった」
ニコニコしながら背伸びをするシュン。
それを見て、ミカは一瞬、思いたくもないことを胸の内に思ってしまった。
(いいよね、シュンはいつも楽しそうで…)
ミカの隣に座る銀髪の少女はどんな時でも楽しそうにしている。
美人で、明るくて、元気で、気配りもできて、何気に賢くて。
自分には無いものを沢山持っているシュンの振る舞いを普段から見ていると、「人生楽しんでるんだなぁ」と思わずにはいられなかった。
そんな風に羨ましくもあり、ある種の憧れでもあったシュンのことが、今は少し眩しく、妬ましい。
(……! …はぁ、最悪。シュンは何も悪くないのに…)
『ミカは辛いのに、どうしてシュンはそんなに楽しそうにしていられるの?』
そんな言葉がミカの心中に浮かび上がる。
だが、そんなものはあまりにも理不尽な文句だ。ミカの事情など知らないシュンからしてみれば、一方的な八つ当たりでしかない。
それを自覚しているミカは、うっかり漏らしそうになったその言葉を飲み込んだ。
(……)
何とも言い表せない、複雑な気まずさがミカを襲う。
そして、神妙な面持ちのミカの違和感に気づいたシュンはミカの顔を覗き込んで尋ねた。
「何かあったの…? さっきからちょっと変だけど?」
ミカは、シュンと目を合わせていられずに視線を逸らす。
「何でもないよ…。本当に何でもないの…」
「……へぇ」
視線だけでなく顔まで背けたミカの両肩を、シュンは力強く掴んだ。そのままグルっとミカの上半身をねじり、自分の体と向き合わせる。
しかし、ミカはやはりシュンと顔を合わせようとしない。
その様子を見たシュンは、優しい口調でミカに語りかけた。
「…ねえ、ミカ。何かあったんでしょ?教えてよ」
初めて聞くような穏やかな声。
ミカは一瞬シュンの顔を見てみる。
そしてシュンと目が合うと、シュンはミカの目を真っ直ぐ見つめながら優しく微笑んだ。
その顔は笑っているが、どこか切なさも感じ
られる。
それを見て、ミカは余計に胸が苦しくなった。そして再び視線を逸らし、短く言い捨てようとする。
「本当になんでもないって言っ——」
「私たち、友達でしょ?」
「つっっ………!」
しかしシュンに言葉を重ねられ、ミカは声にならない声を溢した。
ミカの言葉を遮ってまでそう言ってみせたシュン。その気持ちはミカの胸に強く刺さる。
だが、その優しさがミカに染みれば染みるほど、反対にミカの心は固く閉じていく。
ミカ自身にも理解できない感情が、自分の弱さをシュンに見せることを拒絶していたのだ。
強がりだろうか?
減滅されたくないのだろうか?
その気持ちが何なのか、ミカには分からなかった。
(話したいのに…。だけど口が動かない…)
言い出したいのに、言い出せない。
悩みを打ち明けたいのに、思うように打ち明けられない。
そんな自己矛盾に泣かされてしまいそうだったミカの横で、シュンは一言呟いた。
「…ま、いっか」
「……え?」
拍子抜けしたようにキョトンとするミカの横で、シュンは苦笑いしながら言葉を返した。
「ほら、言いたくなったら教えてよ。私、待ってるからさ」
そう言って、シュンは足を組みながらソファーの背もたれに寄りかかり、窓の外に広がる
景色を遠く見つめた。
「それにしても、ここの夜景は綺麗だねー。特に波が月光を反射させてるところが、趣があってイイね」
「……」
ミカは黙ってシュンの横顔を見つめる。
仄かな月明かりに照らされた浴衣姿の少女は、同性をしても見惚れてしまいそうな幻想的な雰囲気を漂わせている。
しかし、それと同時にミカはシュンの横顔から別のものを感じ取った。
「虫の鳴き声もいいねー。ちょっと暑苦しいけど夏って感じがするねー」
何かに感心しているようで、よく聞けば生気の灯っていない声。目元にも
それを見て、ミカは確信した。
(シュン、ミカに信用されてないと思って悲しんでるんだ…。ミカが話さなかったから…)
ミカとシュンは出会って半年も経っていない。
まだ短い付き合いだからこそ、ミカに拒絶されてしまったシュンは自分がミカと信頼関係を築けていなかったのだと感じて傷ついているに違いない。
そう推測したミカの口は無意識のうちに開いていた。
疑いは晴らさなければならない。
不思議と、喋り出すのに抵抗はなかった。
「…ミカ、吹部に入ってるじゃん?」
「!?」
突然話し出したミカに軽く驚いたシュンは、すぐにミカの話を聞くべく居住まいを正した。
そんなシュンの顔をチラチラ見ながら、ミカはゆっくり話し出す。
「あのね、ミカ、1年生の木管楽器のリーダーなの」
「へぇ、リーダーとか凄いじゃん」
「…いや、全然凄くないんだよ。先輩たちにやれって言われたからやってるだけで、自分で立候補したわけでも無ければそもそもやりたくもなかったの」
「けど先輩たちに指名されたんでしょ?それって凄くない?」
「ううん、ミカ以外に都合がいい人がいなかっただけなんだよ。木管楽器の1年生、みんな部活に熱意がないって言うか、とにかく適当なの」
「そっか…」
「……それでね、とりあえずミカはリーダーなのね」
「うんうん」
「…でね、ミカ、みんなのこと上手くまとめられなくてさ、それで悩んでたの」
「なるほどね。難しいね、それは」
シュンは話の主題を捉えると、少し体を動かして姿勢を変えた。
ソファーの背もたれに肩肘をつき、横を向いてミカのことをしっかりと見据える。
そしてそのまま話を聞き続けた。
「…みんなね、ちゃんと練習しないんだよ。ミカはリーダーだし、あの中じゃ経験も多い方だから色々アドバイスしてるの。なのに、みんな言う通りにやってこないんだよ…。うちの部活強い方なのに、やる気がない人も一定数いるみたいでさ…」
「なるほどね。だけど、初心者もいるだろうし、みんながみんな言われた通りに出来るってものでもないんじゃない?」
「だけどさ、だとしたら初心者なりにやれることがあるでしょ? 基礎練してくるとか、暗譜してくるとか、難しいことはまだ出来なくてもやれることは沢山あるよ。なのにみんなやってこないし、ミカには文句言ってくるんだよ…」
「例えばどんな風に?」
「『もっと分かりやすく言え』とか『もっと優しく教えて』とか。最近はもっと酷くて、『お前が世界の中心だと思うな』とか『自分が常に合ってると思うな』とか、そんなことも言われるの」
「お、おお…」
「ミカだって一生懸命頑張ってるのにさ、何でこんなこと言われないといけないの…?」
「…どんなアドバイスしてるのかは分かんないけど、そーゆーこと言われるのは嫌だよね。頑張ってない人に言われるのは尚更」
「うん……」
シュンは一旦天井を見上げた。
ミカにはシュンが何を考えているのかは分からなかったが、自分の相談に真摯に乗ってくれているのは伝わってきた。
だから、正直な気持ちを話す。
「…でもね、こうは言ってるけど正直気づいてるんだ」
「というと?」
「この前、ポムにも言われたことがあるの。『ミカは言い方が強すぎる。相手のことを考えて話してみろ』って。ミカも何となく分かってはいたんだ。みんなが怒ってミカを責めてくるのは、ミカの言い方がみんな気に入らなかったからなんだって」
「ふむふむ」
「だから、ミカも出来る限り意識するようにはしたんだよ。相手が何を考えてるのか一生懸命考えた上で発言するようにしてたの。だけど、やっぱりみんなちゃんと練習しないし、気づいたら今までみたいに強い口調になっちゃうんだよ…。だから結局みんなは反発してくるし、前よりも酷い言われ方もされるようになっちゃったし……」
「あー、そうかそうか……」
「…だけどね、ミカ、思ったの。大会で結果を残せたら、みんなミカのやり方に着いてきてくれるんじゃないかって」
「なるほど。…ん、てか、大会の練習って顧問とか、偉い人が担当するものじゃないの?」
「もちろんそうだけど、ミカたち1年生はちょい役みたいなもので、本命は2、3年生のチームなんだよ。先生たちはそっちに力をいれるから、ミカたちの方にはあんまり時間を割いてくれないの」
「だからミカが仕切ってたのね。それで、結果はどうだったの?」
「…笑えるよね。惨敗だったよ。コンクール間近で指導してくれた顧問は『うん、これくらいできてたらそれなりの賞は狙えるんじゃないかな』とか言ってたけど、本番じゃ練習以下の演奏しかできなかった」
「そっか…」
「最悪なのは、普段あれだけみんなにアドバイスしてたミカが大事なところでミスしちゃったこと……。演奏が終わった直後からいろんな悪口が聞こえてきたよ。ほんと、最悪」
「……」
「…大会の後の部活は本当に行きたくなかったよ。どんな顔を引っ提げて部活に出ればいいのか分からなかったし、木管の人には冷たい目で見られるし、本当に嫌だった。そのくせ先輩は『よく練習指導頑張ってくれたよミカちゃん』とか言ってくるんだよ?ミカの苦労を知ろうともしないでさ」
「…なるほどね。そりゃあ辛くなるね」
「本当に。…ミカ、自分が不器用なのは自覚してるんだ。だけど、自覚しててもどうにもできないんだよね。はは、だからこその不器用なのかもしれないけど」
「ミカ…」
乾いた声で自虐的に笑うミカを見て、シュンは悲しそうに眉を細めた。
そしてスッとミカの近くに寄り、ミカの肩を自分の方に抱き寄せた。
そのまま抱き寄せた手でミカの肩を優しく叩きながら、シュンは穏やかな口調で尋ねる。
「それで、ミカはどうしたいの? みんなと分かり合いたいの?仲良くなりたいの?」
「……正直に言うと、分からないの」
ミカはシュンに抱かれながらその身を委ね、目を閉じて答えた。
「ミカは、ちゃんと言われた通りのことをやろうとしない人が嫌い。ルールを守らない人が嫌い。頑張ってる人がいるのに頑張ろうとしない人が嫌い。……だけど、ミカは嫌いな人たちに嫌われたくないの。どうしてかはよく分からないけど、自分が嫌いな人に、嫌われたくないんだよ」
「ふむふむ…。じゃあみんなに好かれていたいの?」
「いや、それとも少し違うの。なんて言うのかな、嫌われてても良いんだけど、それが見える形で表現されたくはない、って言うのかな?裏でミカのことを悪く言うのは構わないから、ミカの前では嫌いなりにもそれなりの態度で接して欲しいんだよね。…はは、ごめんねシュン。めんどくさいよね、こんな訳分からない話し聞かされてさ」
「いや、そんなことないよ。むしろ話してくれて嬉しいよ」
ミカは目を開けてシュンの顔を見てみる。
彼女は微笑んでいた。
「…まあ、例えばなんだけどさ、褒めてみるってのはどうかな?」
「つまり?」
「ミカの基準ではその人たちは全然頑張ってないんでしょ?でも、その人たちの中では頑張ってるのかもしれない」
「その意見は理解できるよ。でも、それじゃあダメだよ。頑張ってても結果が出てないんだもん」
「まあまあ、一旦それは置いておいて。で、その人たちからすれば、頑張ってるのにそれが認められないってのが反発したくなる原因なわけじゃん。だから、ミカは本心じゃなくても取り敢えず褒めてみるんだよ」
「褒めるところがないのに?」
「そこは嘘でもいいから褒めてみるの。例えば、『この前より音良くなってるねー』とか簡単な感じでもいいからさ。そしたらその人たちも、少しは認められたって感じて気持ちいいんじゃない?」
「…嘘で褒めたくないよ。ミカは今まで嘘で褒めたりしたことないもん。褒めた時は本当に凄いと思った時だけ。褒めるっていうのは、それだけの価値がある凄いものにしかしないんだよ」
「そしたら、〝そーゆーキャラ〟になればいいんだよ」
「…つまり?」
「私はね、実は中学で副部長をしてたんだよ。その時は後輩に厳しくしてて、よく裏では色々と言われてたの。だけど部活が終わった瞬間、ちょっと前まで怒ってた後輩含めて、いろんな後輩に沢山話しかけに行ってたんだ。それは、部活中と部活外でのキャラを分けてたから。私はね、部活の時は〝規律を守るお堅い先輩〟でやってて、部活外じゃ〝フレンドリーな優しい先輩〟でやってたんだよ。部活の時は部活の自分。それ以外の時はそれ以外の自分。人前に立つ時は本当の自分を隠した別のキャラでいることで、どんなことを言われても『それはあっちのキャラに対して言われていること。私への文句じゃない』って思えるんだよ」
「……なるほど?」
「伝わりにくかったかー。じゃあミカの場合で考えてみようか。ミカは嘘だとしても下手なものを褒めたくはない。もし褒めてしまえば自分の信条を裏切ることになるから。なら、褒めたのは部活用の別の自分ってことにすればいいんだよ。部活での自分と本来の自分を切り分けて考えるの。そうだな、部活のキャラ設定は〝みんなをまとめるために柔軟に判断し、褒めて伸ばすタイプの優しい指導者〟なんてのはどうかな。ミカがそのキャラで部活に臨めば、誰かを褒めた時に、それはミカがやったことじゃなくて、本当の自分じゃないそのキャラがやったことになる。それならミカは信条に反した行動をしてないってことになるし、同時に周囲の人は褒められていい気分になれる。ほら、よくない?」
「なるほど、なんか分かった気がする。だけど難しそうだね、それ」
「最初はそうかもね。でも、割り切れるようになると楽チンだよ?」
「そっか。……ありがとう、頑張ってみる」
「うんうん」
笑顔で頷くシュンにつられてミカも小さく笑った。
「ありがとう。すごいねシュン。おかげでスッキリしたよ。さっきからずっと悩んでたせいで寝れなかったんだ」
「そっかそっか。力になれたなら良かったよ」
「うん、ありがとう。それと、ごめん。シュンを疑ってたとかそういうことじゃなかったの。ただ、どうにも言い出せなくて…」
「え?……ああ! うん。大丈夫だよ。分かってる分かってる。ミカは何も気にしなくて大丈夫だよ」
「そっか。ありがと」
シュンに感謝の言葉を告げながら、ミカはソファーから立ち上がった。
「じゃ、ミカはそろそろ寝るね。おかげで胸のつっかえが取れたからか、少し疲れちゃって」
「そっか。おやすみ。私は火照ってるからもう少し涼んでから寝るよ」
「なるほどね。じゃ、おやすみシュン」
「おやすみー」
ミカは花の隣の布団に入り、安らかな表情でその瞼を閉じた。
そうして数分後。
ミカの寝息が聞こえ始めてきた頃、シュンは海を見ながら涼しげな顔で息を吐いた。
「ふぅ〜〜。ミカも大変だったんだなぁ。
…辛いことも人生経験の1つ、だったか。ミカが乗り越えられるといいな」
やがてシュンもソファーから立ち上がり、背伸びをした後に布団に向かった。
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