プチ閑話 女皇様の日記

闇の女皇こと神咲御珠は、日記を書くことを日課としていた。

御珠は自室の勉強机に向かい、例に漏れず今日も日記を開く。

ボールペンを手に取り、鼻歌を歌いながら日記に書き込んでいく。


『7月24日金曜日。

今日は終業式の後に藤宮たちと一緒にファミレスに行った。藤宮が隣にいてくれたから安心したけど、みんな優しかったからそんなに心配することはなかった。 

2号の花は気を遣ってくれた。会話の隙を見つけて私に話題を振ってくれるから嬉しかった。

3号のアリスは何を考えてるのかよく分からなかったけど悪い人じゃないことは確かだと思った。お姉さんタイプというか、落ち着いた雰囲気で良いなと思った。

4号のミカは藤宮みたいにノリが良かった。最初はあんまり喋らない人なのかなって思ったけど、私のノリに合わせてくれてすごく嬉しかった。

5号のポムは沢山話しかけてくれた。ノリも良いし明るいし、良い人なのが伝わってきた。だけどすぐにマウントを取ってくるところは少し気に食わなかった。特に胸とか…。

とにかく、みんな良い人で安心した。好きな自分でいられて楽しかった。夏休みはみんなで海に行く約束もしたし、これからもっと仲良くなりたいと思った。』


「ふぁ〜。そろそろ寝ようかな…」


日記を書き終えた御珠は、部屋の電気をつけたままベッドに横になった。

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