第41話 エピローグ
市ヶ谷基地の広場に多くの人が集まっていた。
アキラとマリが壇上にあがると、大歓声が上がった。
マリが手を挙げると、会場は静まり返った。
「魔物はすべて消えました。わたしたちは生き残ったのです!」
会場は、また大歓声に包まれた。
マリが高らかに宣言した。
「今ここより、新たな時代が始まります。新日本国の樹立を、ここに宣言します!」
花火が打ちあがり、大歓声と拍手が沸き起こった。
それから三か月後、迷宮都市・新東京に五百個のダンジョンが出現した。それらは、全て魔石製造機に変えられた。これ以降魔石は潤沢に集まり、魔力・魔法による文明再建が進むことになる。そして新日本国は、世界から
魔法国家 新日本国
と、呼ばれるようになるだ。
松戸の郊外に、アキラは立っていた。
「目黒さん、みんなを守りました」
アキラは、じっと新東京を見つめていた。
「アキラ、勝手にいなくなったらダメって、いつも言ってるでしょ」
マリが、ぷりぷり怒りながら、アキラに飛びついてきた。
「ごめん、ごめん」
「みんなが、待ってるんだから。帰るわよ」
「うん、わかった」
二人は手を繋いで、新東京へ飛んでいった。
迷宮(ダンジョン)革命 あきとあき @ZenonJPN
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