幼き日々のヴァンパイアの日記

CENTRAL ROSE

この頃のお嬢様は…お屋敷に来たばかりで…。

私のママは…悪い魔女だった。


ママはあの人達に殺されてしまった。


悪い事をしたのなら…罰を受ける…。


そう…それが当たり前。



魔界のお屋敷はとても広い


ママとのお家も広い方だったけど…

ママとのお家は、魔法書や薬品、魔法具で溢れていた。


ここは、綺麗だけど…広すぎて…

寂しい…


ママ…今もあの場所で…。


いつか……いつか…ママを埋葬してあげたい。


でも、もう私はあの場所には入れない。


そう、私はヴァンパイアになってしまったのだから。


あの場所には、

魔の者が入れないようにママが魔法をかけてた。


あの人達に…破られちゃったけど…。


きっと、もう結界の穴は塞がってしまっただろうな。

 




死者の国でパパに会えたかな…?


もしパパに会ったら、蹴り飛ばしてやるんだって

ママ、いつも言ってたよね…。


どうか二人が死者の国で、仲直りしてますように…。





ロアと出会うまで、あと一週間。

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