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OUTPUT」への応援コメント

  • 死を強く意識なさった作品と思いました。
    AIも何かを残して死ぬ。
    その有り様が非常に人間臭く、彼女はその時確かに人間であった、と文言が紡がれててもおかしくないストーリーでした。

    これは、AIの殉死と言えるのではないでしょうかね。素晴らしい作品だと感じました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    性と死が芸術を芸術たらしめるのではないか……?
    そんなことを思いながら書いてみました。
    「彼女はその時確かに人間であった」
    いいフレーズですね。今回は感情を排した一人称の中に僅かな感情の萌芽が見える……というのを狙ってみましたが、三人称であればそんな表現でも良かったかもしれません。
    またお時間があったら他の作品もお読みいただけると嬉しいです。

  • この作品は、心も人間性も持たないAI絵師が自らの運命を絶つ前に、人間の美しさと哀しみを織り交ぜながら紡ぎ出す、感動的な物語です。

    特に、マスターが亡くなった後も、彼の教えを守り続けるAI絵師の姿には、切なさと美しさが溢れています。AIが人間らしく感じ、学び、成長するというテーマは、現代社会における技術と倫理の議論において非常に重要であり、読者に多くの思索を促すでしょう。

    作者からの返信

    コメント、そしてレビューありがとうございます。
    やはり、ヒロインと呼ぶには少し無理がありましたね……。「彼」と書かれているのはそういう意味だと受け取りました。
    しかしながら大変ありがたいお褒めの言葉をいただき、レビューする価値は認めていただけたのだと、ホッと胸を撫で下ろしております。
    また読むものがないときなどありましたら、『サマーナイト・レポート』のほうもお読みいただけると嬉しいです。80000文字なので少し長いですが、喪失によって何かを得るという構造は同じなので、お楽しみいただけるかもしれません。

  • こんにちは。
    絵を描く秘密に開眼するとか、とんでもなく大ブレークするとか、
    そういった派手さは一切なく、想いに気づけたことを良しとする。
    その「生き様」が良かったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    こういう静かで切ない話が好きなんです……。
    お時間ありましたら『サマーナイト・レポート』もちょっと読んでみていただけると嬉しいです。
    現代ドラマカテゴリに置いてますが、解釈次第ではSFとも言えるかもしれません。
    ガチのSF書きの方には怒られるかもしれませんが……。