第4話 騎士見習いの仕事
とりあえずの野営の準備をして、それらすべてを馬車の荷台に詰め込んだら、早速出発だ。向かうは、騎士さまが駐屯する場所からほど近くの村。馬車でも半日程度の近さだ。
そんな近くで魔物の出現なので、騎士見習いの僕からしたら恐怖でしかない。魔物と鉢合わせになったら、即死亡確定だ。
そんな訳で騎士さまは馬に乗り、馬車は荷物を運び、僕は早足で進んで村を目指す。最低限の厚手の服は着ているものの、装備としては頼りない。何かあったら逃げるように指示がされている。
槍を持って盾をかついで、炊飯道具一式を背負って走って向かうのだから、騎士見習いは体力的にもキツい。馬は手入れをするものであって、乗るものではないのだから。そうやって体力錬成もしつつ、騎士さまに帯同するのだ。
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