第7話 出会い
ボクは急いで自分の私物をてきとうに部屋に放り投げ急いでいる今も自分がナイスガイなのを鏡で確認して食堂へと急いだ。
やったあやねの家族にあやねと同棲できる。できるんだ。長年の夢がついに叶うんだ。あわよくばお風呂中のあやねを覗いたりすることも出来るのだ。ぐへへ……
「このきよた!ただいま参りました!」
「まぁ、あなたがきよたくん?」
「はい!きよたでいいです!えっとあやねさんのお姉様?」
「いいえ、違うわ。私はあやねの母よ。」
「あっ失礼しました。あまりにもお若く見えたので...」
「もう、お世辞なんていいのに」
よしよしあやねの母、あや母からの印象は上々だ。そしてあや母の後ろに隠れながらこちらをチラチラとみてきているのは、きっと妹だろう。あやねに似て美人だな。のちのち俺好みの女の子に育てておくか。夢が広がるぜ!
ボクはゲスな考えをしまい妹?の方へと話しかけた。
「やぁこんばんわあやねさんの妹かな?」
少女はビクビクしながら透き通る声で答えた。
「はい、姉がいつもお世話になってます。妹のひじやまです。」
「そっかひじやまちゃんね!可愛いね!」
ひじやまちゃんか。むっへへきゃんわい!
優しくひじやまちゃんに話しかけたらビクッと微かに体を震わせた。……これはおっほ
ボクは合気道の応用でひじやまちゃんの子宮部分の『気』が動くのを感じた。
ボクに惚れちゃったね。惚れて子宮動いちゃったのかな?ンンンンンンンン
「さて、全員の顔合わせも済んだし食事にしよう。」
「待ってよ!お父さん私の説明は?」
「もう面識はあるだろ?」
「そうだけど!でも形式上大事でしょ?」
「それもそうだな。私の娘のあやねだ。そしてお前の守護対象だ。」
「改めてよろしくねあやね。」
「うん……///」
あやねは頬を赤らめながらもボクの手を握った。
「さぁこれで顔合わせは終了だ。」
あやねのお義父さんはそう言って場を取り仕切った。そしてあやねのお義父さんは手を叩いた。
とても豪華な食事がメイドや執事によって運ばれてきた。ん?なんだこれ?
なんで食事全てにキノコがあるんだ?
「……どうしたんだきよたくん?」
「いえ、なんにもないです!」
なんなんなんだ、この家はなんで全てにキノコが入っているんだ!!!
「さっ席に着きたまえ。」
「はい」
ボクは渋々席に着いた。
「では頂こう。キノ神さまよ、我らに糧を明日を生き抜く力よ。明日を生きる権利を我らに授けたもう。明日も笑って健康に楽しく過ごせるようにお願いします。きーのこきーのこきーのきーのきーのこきーのこきーのこきーのこ」省略
こうしてボクは謎のキノコ詠唱を聞きキノコまみれの食事を食べ、そして豪華なお風呂で湯船にしっかりつかり、寝ようと自室に戻るところだった。
なんなんだ?あのキノコへの異様な執着は...
まさかこの家もキノコ神聖宗教の一派なのか?
「だーれだ!」
ボクの視界は暗黒となった。だがこのあまーい声は聞き覚えがある。これまでその声を追いかけ続けたボクだ。分からないわけない。
「あやねでしょ?」
「せいかーい!」
案の定あやねだった。
「少し私と話をしない?勿論私の部屋で...」
勝った。
「よろこんで」
こうしてボクは彼女の部屋へと赴いた。
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