SS「真相やいかに」
沼津平成
電車でおりろ
「お客様、お客様!」
という声に俺は起こされた。
「あぁ……
俺は金出地を軽く抱きながら電車をおりて、階段をあがっていく。きつめの酒臭さに金出地はむせた。
金出地というのは俺のロボットだ。あの日、駅で金出地を出会ったのは、それがはじまりだ。
しかし、いまだに「お客様」扱いはどうしてなのだろうか。俺がそのことについてきくと、その日から俺に対してだけ呼び捨てになった。はぁ、呼び捨てにしたいのはこっちなのに。
まさか俺が金出地より下なんて――。そんなことないか、そうだよね。
SS「真相やいかに」 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。SS「真相やいかに」の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます