第36話 コメ国60人の洗脳
総理官邸 4月 24日 13:30
『父さん、美幸と2人準備OK現れてもいいかな?』
『いつでもいいぞ』
『先に報告しとくけど、無属性魔法にスキルレンタルってのがあるんだ。俺のスキルを1つだけ貸す事が可能なんだけど、美幸に重力魔法
『………』
『父さん聞こえてる?』
『俺も
『止めて頼むから…
『あ~済まなかった、父さん含め12人だ。自衛隊が4人で1番多い。じゃあ出て来てくれ。』
じゃーん
「「「「「おおーー」」」」」
「女神様。素敵すぎる。」拝むチラッ
「なんと神々しく、みめうるわしい麗人なのでしょう。」拝むチラッ
「実物の何とお美しいことでしょう。」跪くチラッ
「お顔だけではなく姿・形と申しますか、スタイルも世界一美しくて見惚れてしまいます。」跪くチラッ
「引き込まれる様な魅力に溢れていますな。」跪くチラッ
「警護の事なら私にお任せください。今すぐに専属SP部隊を用意致します。私があなた様の盾になります。」土下座するチラッ
「…武道、美幸、済まなかった。帰っていいぞ」
「「えっ!!いいの父さん・お父様!!」」
大蔵武蔵・大蔵家6代目当主・現在(株)大蔵グループ全体の代表取締役社長。AIドローン生みの親として世界中に知られている。
「総理には悪いが言わせてもらう。
てめえらぁいい加減にしろよゴラァ!!!
国の一大事なんだろぉーがよぉー!!!
女神女神うるせぇんだよ!!!
チラ見してんの気づかねぇとでも思ってんのかぁこの色惚け糞ジジイども!!!
コメ公の前に自衛隊全基地更地に変えてやろうかゴラァ!!!」
当主最強ステータス威圧がたっぷり乗った啖呵を切る武蔵。
静まり返る総理官邸…
武道の結界で美幸と総理は大丈夫だが、他の11人は白目を剥いて口から泡を吹き、痙攣ピクピク股間にシミが……
「「「ゴクリ…」」」
総理・武道・美幸の3人、大蔵家現当主のド迫力に唾を飲む。
「大蔵社長いや大蔵武蔵さん、申し訳無かった。内閣総理大臣としてこの通り御詫び申し上げます。」
時の総理が深々と頭を下げ武蔵に詫びをいれた。
「いやこちらも関係無い官房長官・統合幕僚長・大臣2人を巻き込んで申し訳無い。だが○○大臣はダメです、今すぐに罷免して下さい。じゃないとこの話は無しにします。代わりなら私の弟、大蔵
これだけは強く言っておきます。大蔵家だけで世界中を殺れることを貴方も理解した方がいい。」
「分かりました。今すぐに手続きしたいのですが、この
「ああ、それはそうだw失礼しました。」
武蔵が威圧を解くと、よろよろと動き出す巻き込まれた4人。
「ひいいいいい!!」
悲鳴をあげ武蔵から距離を取る6人のタコども。
「○○大臣、貴方を本日付けで罷免致します。正式書類を今から作成させますので、速やかにお引き取り下さい。」
「何ですと!!総理それは一方的すぎ…ひぃいいいいー」
反論しようとするタコに武蔵の威圧が飛ぶ。今度はかなり控えめな圧だが、トラウマになっているのかドアから一目散に逃げ出した。
「他の5人もお引き取り下さい。人事的に貴殿方とライバル関係にある優れた人物を緊急招集さています。愚か者に国家の大事を任す事は出来ないのでね…残念です。」
反論したいが
「父さん
「ああ、探知確認したら大蔵軍需工業の八王子ビルにいた。緊急だからジェットヘリで今此方に向かっている。」
「ジェットヘリなら八王子からでも直ぐだね。でも父さんもいる事だし取りあえず先にPresidentだけでも出そうか?」
「ああそうしてくれ。どれその前に部屋内に言語理解スキルを張るとしよう。」
総理「大蔵社長それは?」
武蔵「外国人とネイティブレベルで話せるので通訳が不要で便利です。」
武道「ホイっとな。」
「おおーMr.President!!」
「君は○○総理」
「その格好…官房長官、秘書官を呼んで着替えを用意させて下さい。」
「ああ、大丈夫ですやります。ホイっ」
武道がPresident本人の服を取り出し一瞬で装着させる。
**********
『父さん60人全員洗脳完了してるので、歴代大蔵家当主と俺と美幸の出す指示には逆らえないからね。あとは【G】と言えば怯えてその場で失神する。』
『お前…本当に鬼畜だなw歴代ってことは私と父上、2人の指示にも従順ってことか。』
『そういうこと。でも優先順位があって、1位が俺で父さん・美幸・爺ちゃんの順になってる。』
『ああ了解した、それでいい。』
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戦後5人しかいない大臣罷免を総理に迫り、代わりに実弟を推すとは強引ですねえ大蔵武蔵さんww
この物語はフィクションです。実在する国家・人物・団体等とは全て無関係ですのでm(_ _)m
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【大蔵
大蔵家5代目前当主・大蔵大和の次男
武蔵の弟で武道の叔父。
甥の武道からは「健さん」と呼ばれ「高倉もつけろ」が定番やり取り。
身長215cm体重130kg体脂肪10%
大蔵柔術・超特級師範代資格を持ち素手でヒグマを殺れる…
防○大学校を首席卒業した頭脳明晰のエリート。陸上自衛官として幹部候補生学校等で教育訓練を受け
大蔵家男子らしい精神構造を持っている。端的に言えばエリート脳筋
33歳で(株)大蔵グループの全面支援を受け政界に進出。第4✕回
衆議院議員選挙東京都第1✕区で当選。現在3期目を勤め在任期間10年を迎えた中堅議員。
卓越した国防理論は一目置かれ自衛隊内にも信者が多い。
議員活動以外での返事は「レンジャー」のみww
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