第34話 落とし前②
G軍団の次は
「あらあら涙と鼻水でグチャグチャ、下半身は垂れ流しで臭いし汚いわよ。まったく…下着くらい履きなさいよww」
「
「じゃあ私からせめてものプレゼントよ。マスター、レインコート60着ビッ君で出してあげて♡」
「そうだな、もう手遅れだろうが風邪ひくとかわいそうだwwホイッ!!」
その瞬間まっぱだった60人をレインコートが包み込む。
「「「「「おりがとうございます。ありがとう神様・仏様・武道様・美幸女神さまーーー」」」」」
心を折られている哀れな者たちが全員跪いて、武道と美幸を崇め奉る。そしてそのまま立ち上がる事が出来ずもがき苦しむ。
「グッ!!」「ウッウゥーー」
「気に入ってもらえたかしら?私からのプレゼントふたつ」
「
「そんなぁ~マスター大したこと無いのよぉ~。たったの自重の倍になるようにしか掛けてないんだから~」
「なんだそーなの?じゃあそこのデカ腹130kg肥満体社長さんはたったの260kgしかないのかww」
「そ~なのよぉ~、だからマスターからも何かプレゼント贈ってもらえれば全員泣いて喜ぶわよぉ~。」
「ラジャー!!じゃあ取って置きの奴を出しちゃおうかなww俺の可愛いペット達だホイッ!!」
ジャーン
そこに現れたのは体長4m体重1tはありそうな60頭の巨大ヒグマ!!てかサイズおかしいよね…そもそも本州に存在してないですからww
「わぁ~カワイイクマさん達ねぇ~♡みんな普通のヒグマより大きくて強そうねマスター」
「ああ俺が家族同然に可愛いがってるペット達だからな。神力で少しだけデカくしているww」
「へぇ~マスターの家族なんだね、あら?ヒグマって額に角なんてあったかしら?」
「立派な1本角だろ。直径15cm
刃渡りじゃなくて(汗)長さ50cmで先端部は鋭く尖って反ってるから、突進~の突き1本で串刺しの完成だ。」
「わぁ~すごーい。でもマスター何でみんな
「あっ!!いっけねーゴメン。今日ほらNY行ったりグアム行ったりで色々忙しかったろ。ご飯あげんの忘れてたよww普段は朝から晩まで1日中食ってるから、ガチで空腹なんだろww本当にゴメンな俺の大事なクマ公どもww」
「「「「「…………」」」」」
低重音で唸りをあげながら大量のヨダレを流し、ヒグマが鋭い視線を自分達に浴びせてくる。黒光りした角を縦に振り両手の爪を研いでいる。
そして60頭は連携した動きを見せ、少しずつ陣形を変えていく。気が付くといつの間にか完全に包囲されていた。「か、囲まれているぅぅぅ」「もう駄目だ…終わったぁぁ」今夜最大の恐怖が60人を襲う。
「あら?マスター偶然かしら?ヒグマちゃんも60頭、
「本当だ!!全然気付かなかったwwwww 1頭に1人か丁度いいよな。」
「「「「「…………」」」」」
必死に自らの存在感を消そうと押し黙る60人…
「マスター丁度って何?」
「えっ(汗)丁度って丁度だよ。ほらこないだ2人で蕎麦屋行ったろ。俺はザル蕎麦、
「そっか~そういうことか~マスター説明上手だね。1人に1つ、60頭に60人ね♡」
「「「「「…………」」」」」
また垂れ流しはじめる60人…
「ああ大谷○平選手だ」
「あれは50ホームラン50盗塁よ。60ー60には少し足りなくて残念だったわ」
「「「「「ウーーーグガァーーー」」」」」
空腹に耐えられないのかヒグマ軍団が一歩一歩獲物達との距離を詰めてくる。
「おっと!!いっけねぇー美幸もうこんな時間だ!!睡眠不足は21歳育ち盛りの大敵だぞ!!大至急帰って寝るか」
「は~~いマスター帰りましょ」
「そんな…ま、待って下さい。」
「じゃあまたなMr.President」
「マスターダメよ、またなってあやふやな約束しちゃ。また会えるかどうか分からないでしょヒグマちゃん達お腹空いてるし…」
「「「「「グガァーーーウォーー」」」」」
我慢の限界ヨダレヒグマ軍団が一斉に襲いかかった!!
それと同時に武道の威圧で60人全員気絶する。
『LIVE配信ストッープ!!ここまでだ!!大至急グアム編と樹海編に分けて30分短縮versionに編集、今朝9時から全メディアで配信だ。後は任せたぞ我の使途上級神序列3位、派手な演出・効果音も使いまくれ!!』
念話で指示を出す武道。
『はっ主よお任せあれ』
「んじゃ全員収納ホイっ」
「これにてミッション完了!!お土産もいっぱい。後は父さん爺ちゃん、たけにぃに丸投げでいっかww」
ーーーーーーーーーー
こうして大蔵美幸 拉致誘拐事件は、ちょっとだけ本気を出した武道君によって、一網打尽にされ解決しました。
武道に収納された
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