東京下町東陽町出身の帝国最強皇太子は、写し魂で異世界&東京で無双する

第30話 総理官邸

　4月23日 21:10 総理官邸

　樹海LIVE配信を見て大蔵家の恐ろしさを再認識させられる首脳3人。

　総理

「少しやり過ぎでは…」

　大蔵 武蔵（武道パパ）

「今回は息子の嫁に手を出したんですから、こんなもんでは終わらないですよ。」

　官房長官

「こんなもんって…」

　大蔵 大和（武道じいじ）

「それより在日 米軍（こめぐん）の兵器への仕掛けは終わったのか？」

　武蔵

「武道の樹海LIVE配信1時間前、全軍用車輌に自重＋最大積載量の10倍掛けました。銃器類には30倍ww」

　大和

「ほお3,5kgのM16自動小銃が105kgになるのかww軍用トラックは車軸折れて走行不能だなww」

　統合幕僚長

「それは…軍隊としては機能しなくなります。凄まじいですね(汗)」

　総理・官房長官

「「……」」

　武蔵

「取りあえず機動力と戦闘能力ゼロって事で。何か言って来たら兵士にも直接掛けようかとww」

　総理

「大蔵家が代々隠蔽し、裏で行使してきた神力を世界中に公開するつもりですか？」

　武蔵

「何を大袈裟なw貴殿方3人が口外しなければ問題無いですよ。ねえ官房長官、統合幕僚長殿」

　官房長官

「と、とにかく出来る限り穏便にお願いします。本国から増援部隊を我が国に派遣なんて事態だけは回避したいのです。」

　大和

「それは大丈夫だぞ。武道が米軍（こめぐん）だけじゃなく、この騒ぎに便乗して下手に動きを見せる国がもし出たら、その国の軍事基地や兵器を結界で使用不能にした後に、弾道ミサイル等も没収すると念話じゃなく(汗)電話してきたからな」

　総理

「軍事的な事は大蔵家に一任します。なるべく裏での行動を取って頂きたい。自衛隊は日米（にちこめ）安保条約の範囲内で米軍（こめぐん）からの要請に協力して下さい。あくまでも表向きはですけど。」

　武蔵

「了解です。では父と私は"やんごとなき御方"へ明朝お渡しする報告書を纏めなければなりませんので、この辺で失礼します。」

　大和

「先程 息子（武蔵）がちらっと言ったが、大蔵一族神力の件くれぐれも口外せぬようにお願いする。今後も日本国に我等一族が牙を剥く事が無い為にもな」

　総理・官房長官・統合幕僚長の3人は大蔵一族だけは絶体敵に回してはいけないと、再認識させられるのである。