第29話 絶望のPresident
「さてと、そろそろお話がしたいんだがMr.President」
今までショックで俯いていたPresidentが漸く武道に顔を向け問い掛ける。
「こんな事をした動機は?何が目的なんだ?」
「俺の名前は大蔵
「やはり大蔵家か。現当主 大蔵武蔵の息子で、大蔵グループの跡継ぎだったな。」
「御名答さすがMr. President様だw」
「フン生意気な小僧め。女房がどうなっても良いのか?まあいいだろう取引しようじゃないか」
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『はい掛かったぞw
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「今すぐ美幸を解放するようにグアムに伝えろ」
「伝えるも何も
「ほれ大蔵一族特製品・衛生電話タブレットだ。そこの素っ裸マス○のス○ーリンク携帯もあるぞ。これで今すぐ指示を出せ。
「随分と手回しが良いな。小僧と侮ると痛い目にあいそうだ」
「無駄話で時間稼ぎしても誰も助けに来ないぞ。GPS追跡チップもNYで全部収納し破壊したからな。これだろww」
武道はポケからバラバラになったチップを取り出して見せる。
「小僧が…本気で我が国と敵対するつもりか?今度は焼け野原になる位じゃ済まないぞ!!」
「ほう、それは日本に対する宣戦布告か?オッサン」
「フン舐めるなよ我が国の属国ごときが!!さっさと
「ふ、ふははははwwやっと大蔵美幸フルネームで
「主かしこまりました。オープン」
ブーーーンまたまた重低音が響き突然3mの空中に、縦5m横8m超大型ディスプレイが5枚現れた。
「「「「「What!!」」」」」
「おおー凄いな同接10億越えって!!TV視聴率も全世界100%だぞ!!そりゃそーか地球上の電波全て乗っ取って、大蔵グループの発信放送独占中だったwwwにしてもLIVE配信つぇー」
「Mr. President…先程の発言は迂闊でしたぞ…こうなったらグアムのベシア大尉とハドソン少佐の独断だと罪を擦り付けてでも、我が国は拉致誘拐計画に関与していないと惚けましょう。」
副大統領が耳元に小声で呟く
「う…うむ…それしか無いな」
「えっ!!今の会話も放送されてますぞ」メディア社長の指摘に「なんだと!!」驚愕の表情を浮かべる副大統領。
「あ~言ってなかったなワリィ。大蔵グループ広報部の音声装置。100m先の会話も拾えるんだよ凄いだろwww」
「「「「「……」」」」」
迂闊な会話は出来ないと全員黙り込む。
「さてと俺はそろそろ行かなきゃ、お前ら全員今夜はここで過ごすんだな。最新天気予報だと2時間後の23時から明日昼過ぎまで雨らしいぞ。しかもどしゃ降りなww」
「LIVE配信ならグアム部隊も見ている。お前、妻がどうなってもいいのか」
「あんたこそベシア大尉とハドソン少佐に命を狙われるぞ。それとさぁフルチンで凄むなよ副大統領さんww」
「なっ!!フルチ…」
「慌てて隠してもおせーよwあんたの粗末なフルチン見ても誰得?って話しだがなwww」
「Goddamn!!」
海軍のお偉いさんが汚い言葉を喚きながら武道目掛けて投石!!
親指と人差し指で軽く受け止める。
「Strikeコントロール良いね、嫌いじゃないよキャッチ
ブン!!殺したら不味い(LIVE配信中)から、手首だけ動かしてスナップスロー。時速200km超えの石がアゴに命中。
「ガアーーー」腰から砕け仰向けに倒れ
「何だよ下手だなあ、自分からキャッチ
「それと皆さん。どしゃ降りジャングルでの1夜の過ごし方、陸軍の偉い人からレクチャー受けてね。じゃないとマジで逝っちゃうよ。でもあの人、両足の痛みで喋れるかな?食べ物は無いよ。水は豪雨だからそれ飲んでねww」
「LIVEを見た
「あんたは国務長官だっけ?結界って知ってる?」
「何をオカルト的な事を言っている。」
「オカルトってw60人の人間が
「くっ……」
「LIVEを見た
おっともう21時かよじゃまたな、ホイッと」
「待て私は関係ないぞ!!」
「そうだ。悪いのはPresident達だろ、私は民間人だぞー」
「き、消えただと…」
泣こうが喚こうが武道が消え去った樹海を再び、暗闇が支配した。
「あっ!!大事なこと伝えるの忘れてたよwわざとかww俺のテイムしたゴキブリ10万匹が夜中の1時に殺到するんだよ。豪雨の中にGが10万匹!!あ~やだやだ睡眠不足確定」
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主人公最強ってこんなやり方でしたっけ?この人鬼畜ですね。
作者はGを見ると錯乱状態に陥るので、ブラックキャップ屋内外大量ばら撒き作戦を実行中です。アース製薬様ありがとうm(_ _)m
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