第20話 そして王国ブラックハウスでは
*****食事中の方は読まないで*****
ズドドドドーーーーー
ビチャビチャビチャーーー
ボトボトボトーーー
「ぎゃあ~~~」
「なんだよーーこれーー」
「ひいーーーーー」
「「「に、逃げろーー」」」
「「「う、うぇぇぇーーー」」」
スピリッツ王国バーイー○ン国王の居城。
王国ではブラックハウスと呼ばれている、居城ならぬ巨城。
1月21日am9:00
官僚・行政官・宮廷魔術師・近衛騎士・宮廷料理人・多数の出入り業者・執事・メイド等々が一斉に業務に勤しんでいた。
そこに天空から驚異的な量の排泄物が降り注ぐ!!まさに地獄絵図!!書いてる作者も想像するだけで気持ち悪くなってきました…
閑話休題 …って使い方違うからww
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今から3年前ブドーが帝国陛下就任時、動力は魔道石が100%だった。
それから3年、帝国暦174年1月21日現在30%が太陽光発電に切り替えられている。
魔法と魔道石に頼りきり科学・化学・医学・工学等々が発達しなかったこの世界。トヨス帝国も例外ではない。
魔力の乏しい99%の帝国民のためブドーは自ら先頭を走り、先ずは動力を電力で賄えるようチート頭脳を皇族やトヨス家の血縁者等に提供。
一族郎党一致団結し、5年計画達成を目指している。
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帝国内政5年計画の7本柱
①太陽光発電50%達成。
②太陽光発電大容量充電池製作普及率50%達成
③医学部設置による医師1,000人育成。
④帝都から地方への幹線道路拡大と鉄道網整備。
⑤太陽光発電充電池動力の自動車製作及び普及率50%達成。
⑥太陽光発電充電池動力の輸送機・旅客機製作。
⑦太陽光発電充電池動力の輸送船・客船製作
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「ブドー・フォン・トヨス7世帝国皇帝陛下におかれましては御機嫌麗しゅう…」
「はいストップもういい!!公式謁見の場じゃあるまいし、従兄弟3人で飯食うのに堅苦しいのは止めてくんなまし。」
「くんなまし?またワケわかんない言葉遣いどこで覚えたのかしら?」と金髪縦ロールがクルックルッと波打つ侯爵令嬢。
「なんか相変わらずですね皇帝陛下。私もジュンも1年ぶりに対面叶ったけど、学園時代とまるで変わらないww」ジュンと双子の兄イエマーサ・フォン・トクガーワ侯爵家次男。
3人とも忙しく特にブドーは皇帝陛下公務の柱、内政5年計画を進めるのに魔法を封印。
座学理論・技術向上・実験・検証の積み重ねにより実現しようと必死に働いている。
(脳内スパコンと軍事関係のみスキル・ギフト使用)
侯爵家の同い年従弟妹 双子とも1年ぶりのディナーである。
3人とも成人(今年の誕生日で22歳)を迎えてるのでステーキにビッ君で出したフランスブルゴーニュ地方が誇る赤ワイン、ロマネ・コンティを嗜んでいる。
ブドーはキンキンジョッキの中生を駆けつけ三杯しているがw
「陛下。太陽光発電大容量充電池の製作も成功し、いよいよ来月から量産化されるとか?」
「流石イエマーサ極秘ネタをもう聞き付けたかw」
「あら陛下。一応私達も皇族の血が半分流れている一族ですわよ。」
「そりゃそうだよ。だからこうして貴重なロマコン出してるじゃん。」
「ビッ君取り寄せコピーでうはうはですかww?」
「うはうはってww大橋巨泉か?」
「「誰それ??」」
「そう言えばバカな王国が攻めてきたそうね」
「宣戦布告も無しに来た恥知らず王国とか?」
「ああ、ミナート海軍少尉が秒殺したよ」
「まあ、ミナート少尉。年下ですけど私の同期にもファンクラブがありましてよ。」
「ミナート少尉は公爵嫡男だから、あちこちの貴族から縁談の話が引く手数多らしいね。」
「ミナート少尉より2人はどうなんだ?縁談来てんだろ?」
「自分は侯爵家とは言え次男だからそこそこだけど、兄貴は凄い数だね。」
「へえ~そうなるのか~」
「その兄貴より凄いのが我が家の金髪縦ロール姫www」
「別に凄くないですわ。縁談の数よりも、尊敬できる殿方御一人と御縁があれば私は明日にでも嫁ぎますことよ。」
「あ~確かにジュンは凄そうだな縁談の嵐で縦ロールが揺れまくりそうだwww」
「そこは風魔法で防ぎますわ、それより陛下。ミユーキ様とはデートなされてますか?御多忙を理由に会えてないとかは言い訳にもなりませぬゆえ」
「う~わ、ジュンは相変わらず手厳しいな。そういや親友なんだよなミユーキと?」
「ええ、小学校からの付き合いですわよ。頭脳明晰とても優秀で尚且つ剣聖ですもの。」
「えっ!!そうなのか?あの剣聖とお前が親友だったとは兄なのに知らなかった。」
本当に久しぶりのディナーを心から楽しんでいる同級生 従弟妹3人。
その頃 地獄ハウスでは…
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「本当なのか?それは」
「先ほど宮廷魔術師団総勢200人からの報告です。」
「嘘だろ宰相、頼むから嘘だと言ってくれ」
「残念ですバーイー○ン国王。私はその報告を受けて直ぐに宰相辞任発表の記者会見を行いました。よって今はただの1貴族です。それでは国王様失礼いたします。もう2度と会うことは無いでしょうが、どうか御無事で。」
「ま、待て待ってくれ!!もう誰もここには居ない。宰相までワシを見捨てるのか!!頼むこの窮地を救えるのは宰相の知恵しかないのだ。」
「だからあれ程止めたのです。帝国なんぞに手を出したら滅びると何度も忠告しました。あっ失礼、私はもう宰相ではありませんので今度こそ本当にサヨーナラー」
「待てーーーーー」
「うわ、臭い体で近寄るな。このク○まみれ王」
最後の捨て台詞を吐いて宰相も逃亡し、とうとうブラックハウスには国王1人だけとなりましたww
だって悪臭って簡単に消えないからねww
宰相が受けた宮廷魔術師団総勢200人からの報告。
「明日も朝からたっぷり降り注ぐから楽しみにしてね。
時間は国家機密wwだって同じだと皆逃げるからね。
今日の夕飯はニンニクたっぷりガーリックステーキ。
付け合わせは玉ねぎみじん切りとニラのソティだよ。
主食はやっぱり焼き芋だよね。
硫黄分が多い食べ物ばかりだから腸内ガス発生しまくりかもwww
わざと朝昼抜きにしたから61,000人がっつり腹一杯オカワリもして食べてたよ。
明日のウ○○が楽しみだね。
恨むなら国王をうらんでね。宣戦布告もせず帝国に攻めてきた恥知らずだから。えっ?何時までやるの?取りあえず10年かなww
もし嫌ならサッサと辞めて逃げだした方がいいよ。
で、誰か別の人を国王にしてやり直すんだね。
じゃないと次からどこに降ってくるか分かんないよー
では明日もお楽しみにー。
ブドー・フォン・トヨス7世帝国皇帝陛下」
国王・宰相を除く城で働く全員&騎士団&王国軍兵士達の脳内にブドーから直接届けられた悪魔伝言だった。
「ウ○コまみれになるのは嫌なので全員辞めます。もう近衛も騎士団も兵士達も全員逃げ出しました。
もし認め無いのなら200人全員の火魔法で国王ごとうん○ハウスを焼き尽くします。以上」
その直後に宰相は○んちハウスから5km離れた場所で記者会見を開き、国王に別れを告げ逃亡したのであった。
ブドーって敵に回すと鬼も逃げ出すねwww
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