バフ・デバフ
注)参考程度、こういう考えもあるのだなあ程度でお読み下さいませ。正しいか正しくないかは自己判断でお願いします。そしておかしな箇所があれば教えてください。
リハビリ第二弾はバフ・デバフです。
パーティの能力の強化や敵の能力低下といった補助術。
正か負の違いなので同じものとして考察します。
ただ大きな違いがあるとすれば、体の中で作用するものなのか、体の外で働く力なのかの違いです。
人間の肉体細胞は常に壊れます。生きている限り何かしても何もしなくても壊れます。
そして再生、破壊、再生と繰り返しているのです。
筋トレでは細胞がタンパク質を取り込み大きくなり、肥満は細胞が脂肪を取り込み大きくなります。
短距離走を全力で走れても、フルマラソンをその速度を維持して走れません。重いものを持ち上げることが出来ても、重くなればなるほど持てる時間は減っていきます。
つまり強い力を発揮しようとすることに対して、時間は反比例で減っていきます。
人間が火事場の馬鹿力などの発揮出来る最大限の力を100とすると、日常で発揮出来るのは70〜80くらい。
何故なら脳がストップをかけて制止するからです。
それは正常な破壊と再生のサイクルを不可能としてしまうからです。
怪我、肉体的損傷です。
程度はどうであれ、ただの痛み、内出血の青あざから、疲労骨折など酷使すればするほど肉体の回復量を超えてしまうと負傷してしまいます。
トレーニングはより強くなる為に行うもの。
常に負傷と体にかける負荷の境界線を見極めながら行います。
筋肉の筋繊維が細胞によって修復、再生され、以前より強い筋肉になることを超回復といいます。
筋肉が回復する前に、トレーニングをすれば疲労がたまり負傷することに。
一つ目の肉体の中で行うバフの危険性はここにあります。
筋肉増大など本来の自分の能力を超えてしまうと、筋繊維はズタボロに破壊され、下手すると再起不能に陥ってしまいます。
野菜の国の王子が襲来したお話はよくご存知だと思います。主人公があの世で修行して身につけたパワーアップ術。
三倍を使うと体がボロボロになりました。
つまり何が言いたいか纏めると、
1、脳による制限のためフルパワーで戦えない。(肉体の損傷を防ぐため)
2、バフはその制限を無視して、最大限以上の力を発揮する。(肉体は大ダメージ)
3、諸刃の剣のような自分の身を犠牲にした一撃必殺な役割を持つ。使えるのは一回、一瞬だけ。(生死不明)
といった感じで普段から扱える技ではありません。どちらかというと魔王クラスなど強敵対策に使うものだと思われます。
二つ目の体の外に作用するバフは、パワードスーツやマッスルスーツといったイメージをしてもらった方が分かりやすいと思います。
要は機械的役割を持ったバフが力の弱い人が、超重量物の物を運ぶことを可能にするものです。
二つ目のバフが馬に乗るようなイメージなら、一つ目は馬にロープで引っ張ってもらって瞬間的に速く動くようなもの。
馬や車の操縦には慣れや訓練が必要になります。そして乗用車からF1カーとなると難易度は跳ね上がります。
言いたいこと纏め
1、肉体的負担は軽減されるが、自分自身の動きをコントロールする難易度は難しめ。
2、そのため必要な知識や経験が膨大になるかもしれない。
以上がバフ、デバフ編でした。
ファンタジーだからあまり気にしないと思っていても、リアリティを無視するとよくわからないところで矛盾して辻褄が合わなくなってしまうものなので、参考にしてもらえると嬉しいです。
では、また次の機会にお会いしましょう。
お目を通して頂いてありがとうございました。
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