第6話事件は取調室で起きている

一通り聞き込みが終わり、俺たちは部室に戻った

俺たちが部室に着くともう宝田先輩と龍間は席についていた

俺と花塚は並んで座る

「そっちは何かわかった?」

「特に何も」

「そっか」

宝田先輩は微笑む

「多分誰かが猫に餌を入れてるんでしょうね」

「そうですね」

龍間は相槌を入れる

今日部室に入ってから龍間がしゃべるのを初めて見た

部室の扉が開くとそこからタンクトップ姿で汗だくの部長が入ってきた

「あっおかえりなさい♪」

宝田先輩は鞄からタオルを取り出し席を立つ

「おうただいま!」

部長は宝田先輩からタオルを受け取り汗を拭き取り首にかける

「お疲れ様ですジムにでも行ってきたんですか?」

部長はあぁ!と答える

「小体育館の上にあるから織田も使ってみるといい」

俺は、そんな物があるのかと驚く。

チャイムが鳴った

「そろそろ時間だ今日はお開きにしよう」

「そうですねお疲れ様でした」

花塚の後に俺も龍間も挨拶をする

俺たちは帰りの支度をし各々帰宅した

翌日登校するとホームルーム前に後ろから話しかけられた

「よっ」

名前が思い出せない

「あぁおはよう…名前なんだっけ

「加藤美咲!」

俺はあぁと言い、続ける

「昨日は悪かったな、まだ仕事が残っていたんだ」

「その後すぐどこかに行かなかった?」

俺は黙る

加藤は右手を机の上に置く

「まあいいや」

「探し物は見つかったのか」

加藤は少し間を空けて言った

「まあそんなに大切な物じゃないし」

俺はそうかと呟く

「ところで、どうして人差し指だけネイルをしていないんだ?」

加藤の爪は綺麗にネイルがしてあるが、人差し指指だけネイルをしていなかった

「あーこれ?」

加藤の目線は右に行く

「料理の時につけ爪が剥がれちゃって」

「…そうか」

チャイムが鳴る

「みんな席につけー」

担任が教室に入ってきて朝のショートホームルームが始まる

「ーー連絡は以上です。先生の話、小草川先生お願いします。」

先生はボードを見て話し始める

「はい、この頃校舎裏に猫が大量に出没しています、猫は色々な病気を持っている可能性があるのでできるだけ近づかないようにしましょう、それと猫に餌を与えないようにしてください、以上です、号令お願いします」

「起立ーーー」





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踊る大捜索線面白いですよね⁉︎







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俺たちの青春ミステリーは続く オキノトリ @yuto12040519

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