第3話ー2、波乱漫遊、安倍春樹の千年扉
風変わりな男、、平賀源内、、
2時間ほど歩くと、、小さなお屋敷の前に着いた、、、「焔、、ここが、平賀源内が暮らす屋敷なのか、、思ったより、小さいけど、、江戸時代の有名人だから、もっと立派なお屋敷に住んでいるかと思ったのに」
焔は笑って、、「だから、変人って言ったでしょう、、彼は、多趣味なのよ、、いろんな事に優れているけど、変わっているわよ、、だから、陰陽師の依頼でおかしな秘薬を作るのに協力してくれるのよ」、、「そうなの」
焔は、真剣な顔で、、「春樹、、杉田玄白は真面目な人よ、、医者で蘭学者で、薬師でもあるし、、平賀源内が、説得して、やっと秘薬作りに協力してくれるのよ、、まあ、如月様が洗脳することも出来るけど、、」
「洗脳って、、歴史がおかしくなるじゃないか、、、杉田玄白は、、確か、解体新書を書いた有名人だよ、、そんな事をしたらまずいだろう、」、、春樹は困惑したが、ルーナが、、「あっ、春樹、、ルーナもチャームは得意よ、、ルーナの洗脳は一時的な物だけど、、春樹がルーナの事を好きになるように一回かけたけど、春樹には効かなかったみたいね、、」
春樹は思った、、「そんな術、、かけなくても、、絶対、好きになってるよ、、ルーナは凄くかわいいから、、、」
そうしていると、、お屋敷から、医者の格好した男が出てきた、、、
「春樹、、チャンスよ、、たぶん、平賀源内の弟子よ、、平賀源内が屋敷にいるか、聞いて、、、」、、焔は、春樹にささやいた、、
春樹は、その男に声をかけた、、「ええと、あの~、平賀源内先生は、屋敷にご在宅ですか、、、」、、医者らしき男は不思議そうに、春樹を見て、、、「ええ、、いますけど、、あなたは、どちら様ですか、、」
「ええと、、」、、春樹が躊躇していると、焔が、、、「春樹、、あなたが、訪ねて来ることは平賀源内は知っているのよ、、陰陽師の安倍春樹(あべのはるき)と言いなさい」
「安倍(あべ)だけど、、、」、、「平成時代では良いけど、他の時代で、陰陽師の時は安倍(あべの)を名乗りなさい、、安倍晴明の末裔なんだから、、」、、と、、呟いた
「ええと、私は、平賀源内先生と会う約束をしている、、陰陽師の安倍(あべの)春樹と申します」、、、すると、その男は驚き、、「えっ、、源内先生が話していた、平安の有名な陰陽師、安倍晴明の末裔の方ですか、、大変失礼しました、、どうぞ、、先生のところまで案内します、、、お連れの方もどうぞ、、」
そう言うと、男は、春樹達を屋敷の中に案内した、、、屋敷は、春樹の暮らす屋敷に比べても質素なたたずまいだった、、
屋敷の奥の部屋に案内された、春樹達は、、、「わあ~、、いろんな物が並べてあるぞ、、発明品に、、医療用機器、、薬草に、、本もいっぱいある、、平賀源内って、何でも、興味があるんだな、、」、、すると焔が、、、「ねっ、、だから、変人って言ったでしょう、、、」
奥の方に、、風変わりの格好をした、男がいた、、すると、案内した、男が、、「先生、以前話していた、平安の有名な陰陽師の末裔の方が来ましたよ、、、」
すると、、風変わりの格好をした、男が、、、「おお、、あなたが、如月様が言っていた、未来の、陰陽師の方ですな、、お待ちしておりました、、、」、、春樹は、頭を下げ、、「ええと、、陰陽師をしています、、安倍(あべの)春樹と申します、、、」
「おお、、安倍晴明の、末裔ですな、、そちらの、女性の方は如月様と、一緒にいらした方ですな、、ええと、確か、焔さんでしたな、、もう一人は、、えっ、、外国の方ですか、、珍しい、、私も、蘭学者でして、外国の方には、興味あります、失礼ですが、国はどちらですかな、、」
ルーナは、ニコッと笑って、、「ええ、、オランダです、、、ルーナと言います」
「オランダですか、、確か出島には、オランダ人が住んでいましたな、、」
ルーナは思った、、「その出島から、未来に行って、また江戸時代に戻ったのよ、」
、、と、、
興味津々な平賀源内、、、
弟子が、部屋から出ていくと、、源内が、、「あの~、、春樹殿は、、本当に未来から来たのですか、、正直、、気になりましてな、、如月様からは聞いておりますが、、、私も変わっていますが、、さすがに、信じられない、、、陰陽師様の妖術とやらも、見たことがないので、、、」
春樹が、困っていたら、、焔が、、「春樹、どうせ、後々いろいろと付き合うのよ、全部教えてあげたら、、」、、「えっ、、、平賀源内さんと、何回も会うの、、」、、「あたりまえでしょう、、秘薬は使えばなくなるのよ、、そのたびに、源内と、玄白の作った薬と、あなたの、妖術を組み合わせて、万能秘薬を作るのよ、、、」
春樹は、小さな声で呟いた、、「焔、、失礼だぞ、、歴史的にも有名人だよ、呼び捨てはまずいだろう、、」、、「あのね、、これから長い付き合いになるの、敬語はいらないわよ」、、その様子を源内は、ニコニコと笑って見ていた、、、「春樹殿、、私もそれで、構わないぞ、、」
春樹は、他言無用と、源内に、これから起こる歴史の話をした、、江戸時代が終わる事、明治、大正、昭和、平成、と、自分がいた時代までの事を大まかに話した、特に医療と科学、、、まあ、どこまで信じてもらえるか不安だったが、源内はさすが変人で、目を輝かせて真剣に聞いていた、、、
「おお~、、凄い、、未来はそんな事になっているのか、、医療の発展は凄いな、、見てみたいものだ、、、発明家と言っても私はエレキテルを再現しただけだからな、、」、、「源内さん、、あなたのやった事は、凄いですよ、、」
横で聞いていたルーナは、思った、、「そうよ、、ルーナも、江戸時代の出島から、平成の未来に行ったのよ、、全然、想像できない、不思議な事が未来にはいっぱいあるわ」
その後、、春樹は陰陽師である、証として、、陰陽道の術をいくつかやって見せた、、源内に回復の術をかけたら、源内はひどく感心して、、「おお、、、これはいけるぞ、、、玄白と相談して、、ヒントになる秘薬が思い浮かびそうだ、、、あっ、、先ほどの弟子に玄白を迎えに行ってくれと話してあるから、、そろそろ来るかも知れないぞ、」
すると、、弟子が、現れて、その後ろに、昔の蘭学者で、医師でもある、杉田玄白が部屋に入って来た、、、「、、源内、、陰陽師の方が来たと聞いたぞ、、」、、「おお、玄白、、来たか、、ほれ、そちらのお方が、如月様が言っておられた、、未来より来た陰陽師の、安倍晴明の子孫で、安倍春樹殿だ」
玄白は、怪訝そうな顔で、、「本当か、、私は源内と、違ってまだ信じられない、、陰陽師は良いとして、、果たして未来から来れるのか、、」、、源内はニヤリと笑って、、、
「玄白、、春樹殿の、話を聞いたら興味を持つぞ、、、江戸時代は、終わり、武士はいなくなるそうだ、、また、、天皇制の世の中が始まるし、、医療は凄いことになっているぞ」
「、、、、、話だけなら、、誰でも想像で出来るだろう、、」、、源内は、、「春樹殿は、想像できない未来の話をしてくれたし、、陰陽道、妖術は本物だ、、春樹殿の、玄白にも1つ、妖術を見せていただけないか、、、」
春樹はニコッと笑うと、、「では、、陰陽道、妖術、、万能の癒し、、」、、春樹は空に五芒星を描き、妖術を唱えた、、、春樹の体が淡く光に包まれると、、その光は玄白の体を包んだ、、、
「えっ、、、昨日から痛めている腰痛が、嘘の様に、痛みが消えたぞ、、これはどういう事だ、、こんなに効く、薬は無いぞ、、妖術は凄いな」、、玄白は、驚いた、、
「玄白、、薬じゃない、、秘薬だ、、私達が作る、薬と妖術を組み合わせば、凄い万能な秘薬がたくさん出来るぞ、、万病に効くぞ、、いろんな症状に効く、、精神的な物もだ、、、私は、、やる気が出てきたぞ、、、ただ、残念だが、この時代に、それを堂々と使うと、、江戸幕府が、怪しいと思うからな、、どこからそれが漏れるかわからないぞ、我々は、使用できない、、悔しいけど」
「、、、、そうだな、残念だが、使っては大事になる、、まあ、未来の医療に貢献出来るなら、私も勉強になる、」、、と、玄白も前向きになった、、
幻と、鶴瓶も、、「妖術は凄い、、あたりまえだ、、春樹は、晴明様の子孫なんだから、、、」、、、「幻、、おいら達は、こいつらに見えないから、、何か、部外者みたいだな、、おいら達の妖気を感じないのか、、幻、お前の妖術で、姿を見せることが出来るだろう」
幻は呆れて、、「俺は、あまり関わりたくないし、、、、、尻尾の生えた、子どもと、壺の妖怪が現れたら、もっと怪しいと思われるぞ、、」、、「失礼な、、おいらは妖怪じゃないぞ、、つくも神だぞ、、」
玄白は、春樹が陰陽師なのは、信じたが、まだ未来から来た事は信じられない様子だった、それを見た、焔が春樹に、、「春樹、、まだ玄白は、あなたが未来から来た事が信じられないみたいよ、、千年扉を出して見せたら、、、」、、「えっ、、用もないのに、」
「もう、、早くして、、」、、春樹は千年扉を呼んだ、、すると、源内と、玄白の目の前に、千年扉の屏風が現れた、、源内は興味津々と屏風に近づき、、「春樹殿、、これは、何ですかな、、」
「ええと、、千年扉と言いまして、これを使って未来から来ました、、」、、源内が、千年扉を触ると、拒絶する様に弾かれた
すると玄白は、、「これも妖術か、、未来から来たと言っても、試せないなら信じがたいぞ、、」、、すると、焔は少し怒って、「春樹、、あんた、空間ボックスにいつもスマホを入れているでしょう、、あれで未来から来た証拠を見せてやれば、、」、、春樹は困惑して、、、「えっ、、そんな事したら、歴史が変わるんじゃないの」
源内は、、「春樹殿、私と、玄白は、口が固い、絶対、誰にも話しませんぞ、、」、、、玄白も、、「そんな戯言言っても、誰も信じない、、変人だと思われるだけだ」
春樹はしょうがなく、空間ボックスからスマホを出して、、焔に渡すと、自分と源内、玄白3人を撮ってくれと言った、、焔がスマホで撮影すると、春樹はそれを源内達に見せた
それを見た、源内と、玄白は驚き、「えっ、、あの一瞬で、こんな精巧な絵が描けるとは、、凄い、、この金属の薄っぺらい箱は何ですかな」、、「あの~、絵じゃなく、写真ですけど、、ええと、箱じゃなくてスマホです」
横で見ていたルーナも源内達、同様驚いていた、、、春樹は、少しだけ、スマホに保存してあった平成の建物とか乗り物の写真を源内達に見せると、玄白はやっと春樹が未来から来た事を認めた
「なんだ、あの建物は、源内、、未来は想像できない事の様になっているぞ」、、「私は信じていたから、驚かないぞ、、玄白これで、少しはやる気がおきただろう」
「ああ、、、あれを見せられては、信じるしか無いだろう、、」、、春樹は記念にと空間ボックスから充電機能の簡易プリンターを出すとさっき撮った3人の写真をプリントアウトして、、源内と、玄白に渡した、、、、源内と、玄白は更に驚いた、、、
「春樹殿、、これはエレキテルを使った機械か、、一瞬で先ほどの絵が出てきたぞ」、、春樹は困惑して、、「、、、絵じゃないし、、写真なんだけど、、、まあ、説明が面倒くさいから良いか、、」
秘薬の作り方、、、
源内と玄白は、しばらく、写真を珍しそうに見ていた、、すると、焔が、、「あの~、、源内さん、、そろそろ本題に入りませんか、、玄白さんも、、」、、すると2人とも、我に返り、、「ああ、、そうだった、、こんな珍しい物を見せるから本来の話しからずれるところだった、、秘薬の件ですな」
「源内、、何か、案はあるのか、、」、、「うむ、、、2~3個は心当たりがある、、まずは回復薬、、それも、即効性のある秘薬だ、、そして神経薬、、これは継続性が長く続く秘薬だ、、もう1つは精神安定薬、、心が穏やかになる秘薬だ、、ただ、、春樹殿の妖術と上手く融合するかだ、、」、、玄白は、慎重に、、「、、まあ、薬だ、、体に何か異常を起こすとまずい、、漢方の方が良いな、、、」、、と、心配そうに言った
「漢方か、、そうだな、、飲み合わせも良いかも知れない、、副作用は少なくすむ、自然由来だからな、、葛根(かっこん)や甘草(かんぞう)、芍薬(しゃくやく)、山薬(さんやく)、柴胡(さいこ)、まあ、いろいろ試すか、、春樹殿妖術でどの様な効果が出るか、、楽しみだ」、、、源内は、、ニンマリと笑った、、
源内と玄白は、、漢方薬をそれぞれ作り始めた、、、「調合の量を少しずつ変えていけば、、効果の違いが出来るな、、、」
玄白も、、「そうだな、、症状に応じた効能にしないと、、3段階程度で良いだろう」
すると、源内が春樹に、、「春樹殿、、漢方は独特の香りと苦味がある、、子どもには中々、、無理があるぞ、、」、、すると、焔が、、、「大丈夫よ、、春樹の術の後、、私の持っている、、妖具、、雲の欠片で包めば何も味がせず、一瞬で口の中で消えるわよ」
源内と玄白は驚き、、「焔さん、、あんたも陰陽師なのか、、、そんな便利な道具があるとは、是非、作り方を、教えて欲しい」、、「そうだな、、どの成分の薬も、全て苦いものだ、、私達も、子どもの治療には手をやいている、、是非、教えて欲しい、、」
焔は、ニコッと笑って、、「成分は教えられない代わりに、、私達の相談にのるたびに、雲の欠片を分けてあげても良いわよ、、、」
源内と玄白はお互いの顔を見て、、「お安いご用だ、、何度でも相談にのるぞ、、私達も勉強になるし、、これからの医学の進歩に役立つからな、、、」
源内は、神妙な顔で、、「春樹殿、、子どもには明るい未来がある、、先ほど話したが、、この時代に秘薬は怪しまれる、、それでも、子どもの命が関わる時は使いたい、これから作る回復薬を私達にも少し分けていただけないか、、」、、玄白も、、「そうだな、、幼い命を見過ごす事は出来ない、、なるべくは使いたくないが、、私もお願いします、、、」、、と、、春樹に頭を下げた、、
春樹は、ニコッと笑って、、「源内さん、、玄白さん、、良いですよ、、あなた達がいないと出来ない、秘薬ですから、、自分は補助的な、術をかけるだけですから、、」
源内と玄白はお互いの顔を見て、、「良かった、、これでまた、やりがいがあるぞ、、」
「源内、、慎重にな、、お主は、少し先走りするから、、江戸幕府に知られたら、ただではすまないぞ、、」、、焔は困惑して、、、「そんなに厳しいの、、みんなに役立つ事なのに、、平安時代だったら崇められるのに」
、、と、、思った、、、
幻は、不思議そうに、、、「如月様がいたら、、そんな事、どうにでもなるのに、、、だいたい、あの人は、秘薬なんか使わなくても、全て術でどうにか出来るのに、、なんで回りくどい事をするんだ、、」、、鶴瓶は、「如月様は、面倒くさいんじゃないの、、わがままで、、無神経だから、、」、、それを聞いた幻は顔色が青くなり、、「鶴瓶、、お前、、黙れ、、あのお方は、どこにいるかわからないんだぞ、、近くで、姿、気配を消して聞いていたら、お前、、消滅するぞ、、」
鶴瓶はあわてて、周りを見ると、、「幻、驚かさないでくれ、、本当にいないよな、、」
如月の姿は、見えなかった、、それでも、鶴瓶は、、落ち着かなかった、、「バカ、、余計な事を言うからだ、、、忙しい方だからまあ、いないだろう、、」、、幻は、、そう言ったが、、鶴瓶は、やはり、、周りを気にしていた、、、、
源内と玄白は、、漢方を、工夫しながら、試すと、いろんな調合で、3種類、50個ほどの薬を作った、、「さあ、、春樹殿、、これは精神安定、、これは回復薬、、そして神経薬剤だ、、これに合う、妖術をかけてくれ」
春樹は戸惑って、、焔に聞いた、、「焔、、3つ共、効能が違うけど、回復の妖術で良いのか、、」、、焔は呆れて、、「春樹、、それじゃあ、全部回復薬になるじゃない、、そうね、、それぞれの効能を飛躍的にアップするな、、陰陽道妖術、癒しの木霊が良いじゃないの、、春樹の妖力なら、10倍ぐらいにはなるわよ、、」、、春樹は困惑して、、「俺は、そんな妖術、1回も使った事は無いぞ、、使えるのか、、」、「妖気が発動すれば、、すべて使える印よ、、やってみて、」
春樹は、空に五芒星を描き、妖力を上げて、陰陽道妖術、癒しの木霊を唱えた、、すると、春樹の体から妖気が溢れて、、源内達が作った、薬を包んだ、、、
薬は、淡く輝き、今までとは違う見た目になった、、「おお、、凄い、、これぞ秘薬ですな、、ええと、名前は、回復丸に、勇気丸、そして菩薩丸だ、、回復丸は大、中、小と3種類ちゃんと出来てる、、」、と、源内は満足そうに見ていた、、玄白も、驚きながらも、、「春樹殿、、この、回復丸、中を1つ分けていただけないか、、」、と、何か訳ありそうに話した、、
春樹はニコッと笑って、、「玄白さん、良いですよ、、これは、あなたと、源内さんがいないと出来なかった薬ですから、、何か、急を要するに事でもあるのですか、、」
「私の診ている患者で、、病名がわからないで、苦しんでいる子どもがいる、ぜひ、この回復丸を使わせてくれ」、、「どうぞ、、使ってください、、」、、春樹は、回復丸、大、中、小を一個ずつ玄白に渡した、、
「春樹殿、、じゃあ、私はさっそく、その患者の元に行きます、、またぜひ来てください、、」、、そう言うと、玄白はあわてて部屋を出ていった、、
春樹は、源内にも回復丸、大、中、小をひとつずつ、渡すと、また近々会う約束をして、千年扉を呼び出した、、、
「源内さん、、ご協力どうもありがとうございます、、また、来ますのでよろしくお願いいたします、、」、、源内は、やはり珍しそうに千年扉を見ると、、「春樹殿、、これで未来に行けるとは、、ぜひ、1回はこの目で見てみたいものだな、、」
すると、焔が、、「源内さん、悪いわね、春樹の先祖、清明様と、有名な陰陽道、妖具師が、未来を変えてはいけないと、、未来から来た人間だけ戻れる様に設定してある、、、だから、残念だけど、中に入る事は出来ないわよ、、」、、「そうか、、残念だな」
それを聞いたルーナは、、心苦しくなった、、「私も同じなのに、、春樹は、如月様に無理を言って、未来に連れて行ってくれたわ、、もしかして、、私は、そんなに、春樹に愛されているのかしら、、嬉しい、、」
ルーナは、少し顔が赤くなった、、
春樹達は、源内に、何度も頭を下げ、千年扉に入って行った、、
こうして春樹の、陰陽師として、現代で働くための準備の旅の初回の使命は終わった、、
波乱漫遊、安倍春樹の千年扉 川崎ヒロト @hajimehiroto
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。波乱漫遊、安倍春樹の千年扉の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます