第4話、波乱漫遊、安倍春樹の千年扉
波乱漫遊、、安倍春樹の千年扉、、4話
ルーナの望みと千年扉の書物、、
封印の間、、、
封印の間に、千年扉の屏風が現れると、左側の出口の扉が淡く光り、扉が開くと、春樹達が中から出てきた、、、「わあ~、、本当に、、また、平成の、春樹のお屋敷の、封印の間に戻れたわ、、良かった、、今度はルーナも、戻れて、、」、ルーナは、春樹にニコッと笑いかけた、、「そうだね、、これからはいつも、一緒だから、、ちゃんと戻れるよ、、、」、、焔が、、「春樹、、如月様の次の指令が出たら、、また知らせるから、いつでも行ける様に、待機していてね、、」
「えっ、、、夏休みは、全部つぶれるのか」
焔は、呆れて、、「春樹、、就職活動だと思って諦めなさい、、、」、そう言うと、焔達は、掛け軸の中に帰って行った、、、
ふと、ルーナが、自分の姿を見て、「あっ、春樹、、洋服が江戸時代に行く前に戻っているよ、、本当に千年扉は凄いわね、、」
「そうだね、、本当に便利だよ、、あっ、ルーナ、、お腹は空いていないかな、、向こうでも全然食べていないけど、、時間だけは進んでいないけどね、、」、、「うん、、少しだけ空いたかな、、」、「夕食は、後で買い物に行けば良いから、軽く何か食べようか、、、何が良いかな、、、」
「うん、、春樹に、任せるよ、、ルーナは好き嫌いはあまりないから、、でも、未来の食べ物は、みんな美味しそうだわ、、」
春樹とルーナは、大広間に向かった、、、
ルーナを大広間で待たせて、10分ほど経つと、春樹はキッチンから、何かを持って現れた、、春樹はルーナの前のテーブルの上にそれを置いた、、ルーナは驚き、「ええと、、春樹、、これは何、、見た事も無い容器だけど、、温かいみたいだけど、食べ物なの」
春樹はニコッと笑って、、「ごめんね、、今、こんなのしかなかったから、、これはカップラーメンと言って、美味しいよ」
ルーナは驚き、、「えっ、、これはヌードルなの、麺料理、、この器で温めるの、、」
「ええと、、お湯を注ぐだけのインスタントラーメンだけど、、もう、食べても良いと思うけど、、」
ルーナはおそるおそる、カップラーメンを食べると、、「えっ、、、美味しいよ、、春樹凄いよ、、あんな数分で、こんなに美味しい麺料理が作れるなんて、、」、「えっ、、、だから、お湯を注ぐだけのインスタントラーメン何だけど、、まあ良いか、、」
春樹は、ルーナに早くこの時代の事を知って欲しくて、、テレビを見ながら、優しく教えた、、ルーナは子どもの様に驚きながらも、さすがの対応力で、、次々に覚えた、、
「春樹、、本当に江戸時代の日本と違って、覚えることがいっぱいだよ、、オランダでの知識も全然役に立たないよ、、」、春樹はニコッと笑いながら、、「ルーナ、、ゆっくり覚えれば良いんだよ、、来たばかりだから」
「うん、、でも、ルーナは春樹と結婚するんだよね、、春樹のお父さんやお母さんに認められる様にならないと、、仕来たりとか礼儀とか、嫌われない様にしないとダメよ」、、春樹は、ルーナは以外と日本人的な感じに思えた、、「ルーナ、、俺は、何があってもルーナを守るから、、この時代に勝手に連れて来たのは俺だから、、、」ルーナはニコッと笑って、、「うん、、春樹、大好きだよ、、」、「えっ、、、」春樹はかわいいルーナを見て、、赤くなった、、、
夕方頃になると、、春樹とルーナは、買い物の為に隣の街までバスで出かけた、、、
「あっ、、この間来た街ね、、もう、ルーナは覚えよ、、」、、「今日は、スーパーでとりあえず1週間の食材を買う予定だよ、、」
「えっ、、、春樹、、そんなに持てるの、ルーナも手伝うけど、、」、、春樹はニコッと笑って、、「ルーナは持たなくて良いんだよ、、」、ルーナは困惑して、「えっ、凄い荷物でしょう、、春樹一人じゃ無理よ、、」
春樹はルーナの耳元で、、「陰陽道、妖術、空間の器、、まあ、現代風に言えば、空間ボックスだな、、それに入れて運ぶから、何も持たないで良いんだよ、、」
「えっ、、便利ね、、そんな妖術もあるんだ、、ルーナも使えると良いのに、、」
春樹は、、「ルーナも、妖力があるから、使えると思うよ、、今度、やり方を教えるね」
「うん、、約束よ、、」
平成には驚く物ばかり、、
駅前の商業施設でバスを降りると、、ルーナは初めて見る電車に驚いた、、「えっ、、、春樹、、凄く長いバスが上を走っているよ」
「あっ、そうか、、この間は、駅前まで来なかったから、電車は見てないのか、、」
「えっ、バスじゃないの、、」
「あれは、違う乗り物で、電車と言うんだ」
すると、上空に飛行機が飛んでいるのをルーナは見ると、、「春樹、、大きな鳥なの、空を飛んでいるのは、、江戸時代では、あんなに大きな鳥は、見たことが無いから、、でもあんなのいたかしら、、」
春樹は、苦笑いをして、、「ええと、あれは、鳥じゃ無いよ、、飛行機と言って空を飛ぶ乗り物だよ、、」、、ルーナは目を凝らして見て、、「えっ、人間を乗せているの、、あれが、乗り物で、空を飛ぶの、、」ルーナは呆然として、飛行機を見ていた、、、
2人は歩き出すと、大きな建物の前に着いた「ルーナ、、ここだよ、、スーパーは、、」
「えー、大きいお店だよ、、、、わあ~、いろんな物が売ってるよ、、見たこともない物がいっぱい、、」、、ルーナは興味津々で見ていた、、、
春樹は大きなカートに必要そうな物を次々と入れた、、、「ええと、、春樹はお金持ちなの、、こんなにたくさん買って、、ルーナは少しだけ、オランダ屋敷のご主人からいただいた古銭があるけど、、未来では使えないよね、、」、「あっ、、俺もいろんな時代で小判や古銭をお礼にもらって、貴重だから少しだけ現代のお金と代えたから、余裕があるんだ、、、ルーナは気にしないで良いから」
「そうなの、、でも、必要な時は言ってね」
会計を済ますと、、大きなリュックに入れて、、スーパーを出ると、、周りに人の気配が無いとこで、リュックごと、空間ボックスに入れた、、「よし、これで重くないよ」
「わあ~、、本当に、、空間に収納出来たね、、便利~、、、」
「ええと、、、ルーナは、甘い物とか好きかな、、アイスクリームとか、、」
ルーナは、嬉しそうに、笑って、「うん、、大好きだよ、、だって女の子は、みんな好きでしょう、、キライな子はいないわよ、、、ところで、、アイスクリームって何、、、」
「ええと、、、冷たくて甘い、スイーツだよ、、食べてみる、、」、、「うん、、」
「ええと、確かこの先に、有名なアイスクリームチェーン店があるからそこにしようか、、」、、、「うん、、春樹に任せるから、、、ルーナは何も知らないし、、」
春樹とルーナは、、アイスクリームショップに入って行った、、、
春樹は、バニラを、ルーナはチョコアイスを頼んだ、、、「わあ~、、美味しい、、春樹、凄いね、、こんなに甘い、冷たいスイーツは、初めて食べたよ、、」
春樹もニコッと笑って、、「ルーナ、他のも食べて良いんだよ、、えー、、、太ったらどうするの、、春樹に嫌われちゃうよ、、」
「大丈夫だよ、、、ルーナは、スリムだし、スタイルが、良いから、アイスクリーム1個ぐらいじゃ太らないよ、、」
「えっ、、、そうなの、、春樹、、じゃあ、このイチゴのアイスクリームを食べてみたいよ、、、甘そうだし、、、」
「そう、、じゃあ、春樹が買って来るからルーナは待っていてね、、」そう言うと、、春樹は席を立ち、、イチゴのアイスクリームをオーダーした、、
ルーナの前に、イチゴのアイスクリームが届くと、、「わあ、、メニュー表より美味しそうにみえるよ、、、」、「そうだね、、食べてみて、、」、、「うん、、、、あっ、、やっぱり美味しいよ、、もう、、平成の食べ物全部、、美味しいよ、、」、「そうなの、良かったね、、、」、、ルーナは2個目のアイスもペロッと食べた、、「ああ、、美味しかったよ、、ルーナは幸せだよ、、春樹、」
ルーナの笑顔を見て、、春樹は、、「かわいい、、、天使みたいだよ、、」、「えっ、、春樹、誉めすぎだよ、、エンジェルなんて、ルーナは普通の女の子だよ、、あっ、、ちょと違うけど、、」、、「でも、、かわいいよ、、」、「うん、、春樹、ありがとう」
2人は数分、話すと、店を出て、屋敷に帰る事にした、、しばらく歩き、人の気配が無くなると、春樹は陰陽道、妖術空間の狭間で、霊道を出して、2人は霊道に消えた、、
ルーナが行ってみたい場所、、、
お屋敷の母屋の玄関の前に霊道の穴が開くと、春樹とルーナが現れた、、
「春樹、これ、本当に便利ね、、もしかして、現代のオランダにも行けるの、、」
「如月様は簡単に行けると思うけど、、遠いほど、妖力を大量に使うからって焔が言ってたから、、まあ、日本中なら、行けると思うよ、、」、ルーナは少し寂しそうに、「そうなんだ、、」、「ルーナ、オランダで行きたい場所があるのか、、」、、ルーナは、小さくうなずくと、、「あのね、、私のおじいちゃん、おばちゃんと、お母さんが眠る教会に、お墓があるの、、たぶん、今でも有ると思うけど、、」、、ルーナは、悲しそうに言った、、、
春樹は決心するように、、「そうなんだ、、よし、ルーナと結婚する事を報告したいから、オランダにその内行くぞ、、、待てよ、千年扉なら行けるかも、、ルーナ、、生きてるおじいちゃんや、おばあちゃん、お母さんだって見れるかも、でも、会って話をしたりすると、ルーナ達の未来が変わってしまう恐れがあるから、会話はダメだけど、、」
ルーナは春樹をまっすぐに見つめ、「春樹それでも良いわ、、もう一度見てみたいよ」
「じゃあ、荷物を置いて、、これからちょっと、行こうか、、もしかしたら、そのまま、今の時代のオランダにもいけるかも、、お墓だったら結婚報告出来るね、、あっ、ところでお父さんはいないの、、」
ルーナは、話しずらそうに、、「あのね、、お父さんは浮気性で、ルーナが小さい時に離婚して、どこにいるかわからないわ、、」
「えっ、、、そうなの、ごめん、変な事を聞いて、、」、ルーナは、心配そうに、「春樹は格好いいでしょう、、でも、浮気なんかしないでよ、、」、「えっ、、、しないよ、、ルーナだけだよ、、女の子苦手だし、」
「春樹、、約束だよ、、ね、、」、「うん」
春樹は、手早く、買い物を冷蔵庫に入れると、ルーナを連れて封印の間に向かった、、
「さてと、、ルーナ行くぞ、、」、すると、
焔の掛け軸が揺れて、、焔が掛け軸から出てきた、、「春樹、、こっそりとどこに行くのかな、、」、、「あっ、、焔か、ちょっと用が出来て、、じゃあね、、」、、焔は怒って、「バカ、、もう、知ってるわよ、、さっき、如月様から、春樹とルーナがオランダに行くから、必ず、同行してって指示があったわよ、、」
「えっ、、、如月様は、、どっかに、盗聴機でも、仕掛けているのか、、」、「バカ、そんなのしないでも、私より凄い先読みの能力が有るのよ、、春樹がこれからやろうとする、全てのね、、、」、「そうなの、、、」
「で、何時代の、オランダに行くの、、」
「江戸時代だよ、、ルーナが出島に来るもっと昔だよ、、亡くなったおじいちゃんや、おばあちゃん、お母さんを見せてあげたいんだ、、良いだろう、、」、「良いけど、、接触や会話はダメよ、、ルーナ、我慢出来るの、、あなたが亡くなった人と関わることで今の未来が消えてしまって、春樹と出会う事は無くなるのよ、、わかった」
「うん、、春樹と離れたくないから、、我慢するわ、、お墓参りは大丈夫よね、、」
「えっ、、、現代のオランダにも行くの」
「そうだよ、、亡くなった人なら、接触しても良いだろう、、せめて、結婚報告ぐらい」
「別に、、良いんじゃないの、、私も行くから、、、」、、「えっ、、、焔も行くの、」
「さっき同行するって言ったでしょう、、、あら、、お邪魔なの、、でも、お目付け役で行くわよ、、何が起きるかわからないからじゃそう言うことで変化を解いて、、」
そう言うと、焔は大人の焔に変わった、、
「この姿の方がお目付け役に相応しいわ、、妖力も上がるし、、、春樹、良いわよ」
春樹は心配そうに、焔に聞いた、、、、、「焔、、、まさか、幻や、鶴瓶は行かないよね、、」、「行くわけ無いでしょう、、如月様の指命じゃ無いもの、、」
「行き先、年代はちゃんと命令するのよ」
「何だよ、、保護者みたいだな、、」
「今は、、保護者なの、、大人の焔だから」
「あっ、、焔さん、、ごめんね、、私のわがままで、、、」、「あっ、、ルーナ、大丈夫だよ、、どうせ、、、春樹はルーナのためなら、、何でもするから、、、良かったわね、ルーナ、、もっと、春樹に甘えても良いんだよ、、」、、「焔、、余計な事を言わないで、、」、「あら、、真実でしょう、、私にもそのぐらい、優しくして、欲しいな、、」
「優しいだろう、、、」、「あら、、じゃあ、これからもっと優しくしてね、、、」
「、、、わかったよ、、、その姿、大人の焔で言うなよ、、美人だから、、、」
「あら、、これからこの姿で、迫ろうかしら、、春樹、、やさしくして~、、って、」
ルーナ、、故郷、に現れる、、、
春樹は妖力を少し上げて、千年扉を触ると、右側の入り口が開いた、、「さあ、ルーナ、入って、、焔も、、」、春樹達、全員千年扉の中に入ると、春樹は命令した、、「千年扉、、ルーナがいた、江戸時代の20年前のオランダ、ホルクムの外れに行ってくれ」
ルーナは思った、、「私が2歳の頃ね、、」
千年扉が、淡く輝き、、周りの景色が流れる様に動き、、しばらくすると、左側の出口が開いた、、、春樹達が出口から出ると、、日本とは全然違う、景色が見えた、、
ルーナは、、その景色を眺めると、少し涙を浮かべた、、、「わあ~、、子どもの頃に見た景色だわ、、」、、春樹と焔も、、「現代と違って、景色が豊かだな、、やっぱりヨーロッパは雄大だな、、」、「、、と言うか、誰一人いないわよ、、」ずっと懐かしそうに見ているルーナに、春樹が、、「ええと、ルーナ、、おじいちゃんや、おばあちゃん、お母さんが、いるお家はどこなの、、」
「あっ、、ごめんなさい、、私が住んでいたのは、もう少し先の小さな町、ダレムと言う運河沿いの村よ、、」、、「遠いのか、、」
「うん、、馬車とかないと、けっこう時間がかかるわよ、、」、、焔は呆れて、「春樹、もっと詳しく聞いて最初から、そのダレムと言う、町の近くに千年扉で行けば良かったのよ、、、」、「えっ、、、良いじゃないか、、こんな距離、、」、ルーナは申し訳なさそうに、、「ごめんなさい、、ルーナがちゃんと春樹に教え無かったから、、、」
「どうするの、、千年扉でやり直しすると、かなりずれるわよ、、」、「あっ、焔、大丈夫だよ、、千年扉は使わないから、、陰陽道、飛行の術を使えば、あっと言う間だろう、、」、「私は妖術で見えないし、飛行の術は使えるから良いけど、ルーナは使えるの、、」、ルーナは戸惑って、、「えっ、、ルーナは、そんな術、使った事は無いよ、、春樹どうすれば良いの、、、」
春樹はニコッと笑って、、「ルーナ、大丈夫だよ、、、俺がルーナを抱えて飛ぶから、、それに、ルーナの家族に見えない様に、陰陽道妖術、雲隠れを使うと、焔と同じで、誰にも見えなくなるから、、」、「うん、、春樹おねがいね、、」、、春樹は、空に五芒星を描くと、、陰陽道妖術、雲隠れを唱えた、、
春樹とルーナの姿は消えた、、、
「あれ、、春樹、、春樹も焔さんも、見えるけど、大丈夫なの、、」、「それは、ルーナが妖力を持っているからだよ、妖力を持たない普通の人には見えないから大丈夫だよ」
「うん、、わかった、、これで、お母さん達に気ずかれずに、、、見ることが出来るよ、あっ、でも、おばあちゃんは夢魔だよ」
「わかったよ、、近くに行ったら、強力な結界をはるから、、そうすれば、おばあちゃんにも気ずかれないよ、、、」
春樹はルーナを抱えると、陰陽道妖術、飛行の術を唱えた、、すると、春樹とルーナの体は浮いた、、焔も浮くと、上空に浮かび、、「さてと、ルーナ、道案内よろしくな、、」
「春樹、、このまま、東の方に飛んで、大きな運河が見えるから、、」
春樹達は、東に向かって飛んで行った、、
周りの景色がますます、自然豊かになってきた、、、「春樹、、田舎でしょう、ルーナが生まれた故郷は、、何にも無いのよ、、」
春樹は、、「こう言う場所で育ったからルーナは、穏やかな性格なんだね、、」
「えっ、、、そうなの、、普通だよ、、」
「いや、、凄く優しいと思うよ、、」
「えっ、、、嬉しい、、」
「えへん、、、春樹、ルーナ、焔がいること忘れていない、、」、「あっ、、焔さん、ごめんなさい、、」、「まあ良いわよ、、ルーナ、、あなたの、生まれたお家はまだなの」
春樹達はダレムの町の上空をスピードを遅くして飛んだ、、「あっ、、教会が見えたわ、、春樹、あの、赤い屋根の、、風車が見える場所に降りて、、」、、春樹は小さな牧場の脇に降りた、、ルーナを下ろすと、「ええと、、あの、家が、ルーナの実家なの、」
「うん、、懐かしい、、」、ルーナの目には涙がにじんだ、、、
すると、家の中から白髪交じり老人が、出てきた、、老人は家の前で薪を割りを始めた、
それ見たルーナは、思わず手で顔をふさいだ、「、、、、おじいちゃん、、、おじいちゃんだよ、、また、会えるとは思わなかったわ、、、」、、その時また、ドアが開き、
女性の老人が出て来て、、こちらの方を見た様な気がしたので、すぐに春樹は、みんなに結界をはった、、、その女性の老人を見たルーナは思わず叫んだ、、、「あっ、、、おばあちゃんだわ、、」
おじいちゃんが、おばあちゃんに、「どうした、、誰か知り合いでも通ったのか、、」
「うんん、、気のせいだわ、、なんか、知ってるような気配がしたから見たけど誰もいないわ、、、」、、「ミーナとルーナは、何を
してるんだ、、」、「ああ、いま、ルーナを寝かしつけてるわよ、、」しばらくすると、ルーナが寝たのか、ミーナも家の外に出てきた、、それを見たルーナは泣き崩れた、、
「お母さん、、ミーナお母さん、、会いたかったよ、、どうしてルーナ1人にしたの、、まだ、18歳だったのよ、、おじいちゃんおばあちゃんも全員いなくなって、、たった1人だよ、、」
春樹も、、少し涙ぐむと、、「ルーナ、、俺は絶対に、ルーナを1人にしないからな、」
「うん、、大丈夫だよ、、今は、春樹がいるから、、、」
しばらく、その様子を見ていたルーナが、、
「春樹、、ありがとう、、まさか、もう一度、お母さん達に会えると思っていなかったわ、、」、、すると、春樹が、「ルーナ、、千年扉を使えばいつでも会えるよ、、」
ルーナは、春樹の顔を見て、、「うんん、、もう十分よ、、これからは春樹と未来を歩んで行くから、、」、「そうか、、、でも、、会いたくなったら言ってくれ、、、さてと、、今度は、現代のオランダで、ルーナのお母さん達のお墓で、結婚報告だな、、」
すると、焔が、、「春樹、、ちょうど良いタイミングだから、、この時代で、やることがあるのよ、、如月様の指令の1つ、、、」
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