第3話、波乱漫遊、安倍春樹の千年扉
波乱漫遊、、安倍春樹の千年扉、、3話
ルーナの初めての未来と、薬師との出会い
焔がいなくなると、、春樹はルーナに、、、
「ええと、、ルーナ、、まずは、、今日からよろしくお願いいたします、、」
「はい、、私も、ちゃんと春樹の奥さんになれるように頑張ります」、、ルーナは、ニコッと笑って言った、、
「さてと、、ルーナは知らない物だらけだし、、少し、いろんな所案内するよ、、ここは田舎だから、そんなに驚く事はないだろうけど、、」、、「怖いけど、、興味があります、、春樹と一緒なら、大丈夫だよ」
春樹は、まずは、、、、お屋敷内を案内した、、、「わあ~、、ずいぶん広いわ、、出島のオランダ屋敷とは比べ物にならない、、これが、、春樹のお屋敷なの、、ルーナはここで暮らすのね、、」
「ええと、、死んだおじいちゃんの家だけどね、、、じゃあ、少し外に行くか、、あっ、その格好じゃ、変だ、、」、、、西洋の派手な衣装に、、春樹は困った
「ええと、、この時代の洋服は知らないし、代わりの洋服も同じよ、、」、、春樹は見本と、テレビをつけた、、それを見て、ルーナはびっくりした、、、「何、、絵が動いているししゃべっているわ、、」
「ああ、、そこからか、、これはテレビと言って、、映像を流す装置だよ、、」
「絵じゃない、、映像、、ルーナ、落ち着こう、、春樹、、この女の子が着ているのが未来の洋服なの、、」、、すると、春樹はうなずき、、「そうなんだ、、買わなきゃダメだよな、、、」、、すると、ルーナが、何か妖術を唱えると、、ルーナの着ている洋服が、テレビに映っている、女の子と同じ服になった、、、
「春樹、、これでどう、、大丈夫かな」
「えっ、、、うん、、大丈夫だけど、、妖術でそんな事も出来るのか、、」、、「春樹だって、出島に来た時と、平成に戻った時の服装が違うじゃない、、同じよ」
「あれは、、千年扉が、勝手にやっている事だけど、、俺も使ってみよう、、」
「ええと、、ルーナ、これから隣の街に行くけど、、大丈夫かな、、屋敷のある、村と違って少し都会だけど、、」
「えっ、、、ここでも、凄いと思っているのに、、オランダよりも都会なの、、」
「ええと、、ルーナ、絶対に、俺から離れないでね、、たぶん、驚く事がいっぱいあるけど、、、」、、春樹とルーナは、バスで隣街まで向かった、ルーナは馬車と違う乗り物にも驚いて、春樹の手を握っていた、この村では外人は珍しいのか、、みんなルーナを不思議そうに見ていた
「ねえ、、春樹、、どうしてみんなルーナを見ているの、、この格好がおかしいの、、」
「いや、、、外国人が珍しいのか、、まあ、ルーナは美人だし、、芸能人と思っているのか、、、俺が見ても、かわいいし、、アイドルよりもかわいいし、、、」、ルーナは驚いて、、、「えっ、、、春樹、、アイドルって何、、」、、「ええと、、ルーナがかわいいと言う事だよ、、アイドルなんて説明は無理だよ、、」、、、ルーナはわからなくて、、ニコッと笑っていた、、、
隣街に着いた、、、バスの中から見る風景にもルーナは驚いたが、、降りて見た街の風景、見るものすべてに驚いた、、「春樹、全然、、江戸時代と違いすぎて、、理解できないわ、、」、、春樹は、、「ルーナ、、これからこの時代で暮らすんだ、、少しずつなれようね、、」
ルーナはニコッと笑って、、、「うん、、春樹がどんな事があっても、守ってくれるから大丈夫だよ、、」、、、笑顔のルーナを見て春樹は少し安心した
春樹は、とりあえず、ルーナが生活する上で必要そうな物を買うことにした、、江戸時代から、持って来た物はほとんど使えないし、特に洋服類は、、、春樹は、以外と千年扉でお宝を、持ち帰っていたので、余裕があった
ルーナは、何でも興味津々で見ていた、、、
周りの人はルーナの姿を見て、芸能人かと騒いでいた、、、、春樹は気にせず、、ルーナに、、「ルーナ、、、少し、お腹が空かないか」
「うん、、、」、ルーナは少し恥ずかしそうに言った、、、、春樹はすぐそこのハンバーガーショップを見て、、「あっ、、あれがいい、、軽く食べて帰るか、、」
春樹達は、、ハンバーガーショップに入って行った、、、ここでも、ルーナは驚いていた
「春樹、、見たことない食べ物ばかりね、、あっ、、江戸時代ではあまり見ないパンを使った料理なの、、」、、春樹は、、「そうか、オランダはご飯じゃなくてパンか、江戸時代じゃ、無理だよな、、ルーナ、これはハンバーガーだよ、、飲み物は何がいい」
「ええと、、これはオレンジジュースよね、、これがいいわ、、」
2人は購入すると、窓際の席に着いた、、
春樹もルーナと同じ物にした、、「ルーナ、食べてみて、、、」
ルーナは、恐る恐る、口にすると、、「わあ~おいしい、、オランダの堅いパンと違うわ、、中お肉もお野菜もおいしい、、」、、それを聞いて春樹はほっとした、、「良かったよ、、江戸時代と違うから、大変だけど少しずつなれようね、、」、、、「うん、、」
春樹は、しばらく、街を案内した、、
帰りは、荷物が多いので、バスはやめて、人気のない場所で、霊道を出すと、それを通り自宅のお屋敷の中庭に着いた、、、
「春樹は、、凄い術も使えるのね、、」、ルーナは、ニコッと笑って言った、、「ルーナだって凄い術使うじゃないか、、」、、「うん、、使えるよ、、」、、ルーナはまた笑った
2人は屋敷に入って行った、、、
大広間に荷物を置くと、、、春樹は、ルーナに家を案内して、、お風呂とか、使いかたを説明すると、、ルーナは、「春樹、少し汗をかいたの、お風呂に入っていい、、」、、、「いいよ、、さっき、パジャマとか買ったから着替えるといいよ、、俺は夕ごはんを作るから、、」
ルーナはお風呂に入った、、、、
お手伝いさんも高齢と言うことでいなくなり、、春樹は、大学4年の間に、少しずつ料理も覚えて、、屋敷の管理を1人でやっていた、、
ルーナがお風呂から上がると、、大広間のテーブルには和食の夕ごはんが出ていた、
「わあ~、これ、春樹が作ったの、、おいしそうだわ、、」、、、春樹は、、「ごめんね、、パンじゃなくて、、和食で、、」
「うんん、、私はご飯も好きよ、、これからはルーナがいろいろと、料理を覚えて、作るわね、、」
夕ごはんが終わると、、ルーナも片付けを手伝って、、しばらく、現代の勉強と2人でテレビを見ていた、、ルーナは驚きの連続だった、、、「凄いわ、、未来はこんな世界になっているのね、、」、、ルーナの横で春樹が、、「ルーナ、、焦らないで、少しずつなれようね、、、」
その後、、ルーナが不安だろうと、、今日は大広間に布団を2つ用意して、隣同士で寝ることにした、、、「ごめんね、、ベッドの方が良かったかな、、、」、、、「うんん、、これで良いわ、、一緒でも、良かったのに」
春樹は照れて、、、「、、、、」、、何も言えなかった
疲れていたのか、2人は就寝した、、、
また、始まった、千年扉の旅、、
次の日の朝、、、
春樹が作った、、朝ごはんを2人は食べた、、「あっ、朝はパンなの、、」、、「うん、、いつもそうなんだ、、簡単で済ましているんだ、、足りないかな、、」
「うんん、、だって、玉子にハム、サラダもあるし、、ミルクもあるのよ、、満足よ」
朝ごはんが終わり、、大広間で春樹達はのんびりしていると、、、そこに変化を解いた大人の焔が来た、、、
「ええと、、どなた、、」、、ルーナは驚いて、聞いた、、「ええと、ルーナ、あれが、焔の本当の姿らしいよ、、」、、「えっ、焔さん、、美人だわ、、」
「ええとね、、これから私がルーナの教育係よ、、この時代に早く馴染んでもらうためのね、、如月様から、お願いされたわ」
「はい、、焔さん、お願いします」
「あと、、春樹、あなたもよ、、」
「えっ、、、俺も、、焔、どう言うことだよ、、関係ないだろう、、」、、焔はニコッと笑って、、「春樹は大学卒業するまでにいろいろとやることがあるの、、」
「何だよ、、やる事って、、」、、焔は真剣に春樹を見て、、「春樹、あなたこれからルーナと家庭を築くの、孫の夢夢ちゃんも生まれるのよ、、どうやって生活するの、、」
「、、、まだ、、何をするか決まっていない、、」、、焔はニコッと笑って、、「決まっているわ、、陰陽師よ、、」
春樹は驚き、、「えっ、、平成の時代に陰陽師、、そんな職業は無理だろう、平安時代じゃあるまいし、、」
「あら、、如月様は、未来にいるのよ、あなたが陰陽師で成功しているのをみているわよ、、」、、「あっ、そうかって、どうやって陰陽師でお金を稼ぐんだ、、」
「春樹、、ルーナも手伝うからね」、、「うん、えっ、、、ルーナ、、心配しないで、どうやら未来は安定しているみたいだから」
焔は含み笑いで、、「春樹、、知ってるよね未来は変わるって、、昨日見た未来は春樹の努力でそうなったのよ、、結局、努力しないといけないの、、」
春樹は小さな声で呟いた、、「陰陽師、、需要があるのか、、この時代に、妖怪退治でお金を稼げるのか、、、、だいたい、妖怪がいるのか、、、」
それを察して、、焔が、、「春樹、、これからの先の時代も妖怪はいるわよ、、昔の時代と違って悪さをする奴はあまりいないわ、人里離れて暮らしているから」
「じゃあ、、どうやって稼ぐんだよ」
「バカね、、現代なりの需要があるのよ、」
「どんな、需要があるんだ、、」
「これは、如月様が言ったのよ、、企業の社長とか政治家、など、大物の有名人などは常に先々の助言が欲しいし、、悪い事が起きるとお祓いを頼む事があるのよ、、負の要因を蹴散らすの、多額の御礼を頂けるわよ、現代でも目立たないけど陰陽師はいるわ、、本物かは知らないけど、、その点、春樹は有名な陰陽師の末裔だし、、大丈夫よ、、」
春樹は困惑して、、、「あのね、、家系図も何も証明するものがないの、安倍晴明様との繋がりを、、、、この屋敷にあるかは知らないけど」
「あら、、実力で示せば良いのよ、、あっ、その為に、千年扉で、役に立つもの、妖具を集めなさいって如月様が言ってたわよ」、、焔はニコッと笑って言った
「また、、千年扉で、どこかに行かないと行けないのか、、今は、最後の夏休みだから、良いけど、、」、、すると、焔が、、「夏休みが終わったら、ルーナも、大学に留学が決まっているから、、学生の間に企業の社長とか政治家に名を売るのよ、、」
「、、、そんな、、どうやって、、」
「あっ、、大丈夫よ、、如月様が、最初は手伝うと言ってたわよ、、春樹は自分で会社を作るの、、私達もお手伝いするわよ」、、春樹は、、心配そうに、、「怖いな、あの人は何でもありだから、、やりたい放題だから、、無茶しないと良いけど」
「あっ、、、如月様が、まずは、役に立つ薬師(くずし)と仲良くなって、いろんな秘薬を手に入れろだって、、」、、春樹は困惑して、、「薬、、薬師って、、いつの時代の人物だよ、、今の医学の薬じゃダメなのか、、」
「バカね、、今の医学の発達でも作れない薬よ、、だから秘薬って言ったじゃない、、それには、春樹の妖力もいるの、、薬師と一緒に秘薬を作るのよ、、現代の薬師が春樹の妖術を信じるかしら、、だから、協力してくれる薬師を如月様が見つけたみたい、、」
「はあ~、、また、いろんな時代に行くのか、、誰だよ、その薬師は、、」
「ええとね、、、江戸時代の人物で2人よ、、確か、、、平賀源内と杉田玄白だったかしら、、」
「えっ、、、2人共、歴史の有名人じゃないか、、それに、ルーナを江戸時代から連れて来たばかりなのに、また、江戸時代に行くのか、、、杉田玄白は医者だけど、、平賀源内は発明家じゃないか、エレキテルの、、」
「彼は、、薬師でもあるのよ、、」
ずっと聞いていた、ルーナが、、「春樹、、また、江戸時代に行くの、、」、、「ああ、そうみたい、、今度は出島じゃなくて江戸だけどな、、ルーナは待っているか、千年扉を使えば、すぐ帰れるから、、」
ルーナはニコッと笑って、、「もう、1秒でも春樹と離れていたくないの、もちろん一緒に行くわよ」
「そうと決まったら、行くわよ、、」、そう言うと、焔は変化でいつもの焔に戻った、、
「えっ、、今すぐなの、、」
「あたりまえでしょう、、すべて夏休み中に終わらせないと、如月様から、何個か命令が来てるわよ、、」
「そんなに、、」
「就職活動しなくて良いから、暇でしょう」
「まあ、これが、就職活動だと思えばいいのか、、ルーナと結婚するためにはちゃんとやってる事を親に示さないと、結婚許してもらえないかもな、、行くか、、」
春樹は決心した、、、
江戸時代の薬師と会う、、、
春樹とルーナと焔は、封印の間に向かった
「春樹、、今度はルーナも、千年扉に入れるんでしょう、、」、、春樹はニコッと笑って
「そうだよ、、もう、ルーナは如月様がちゃんとやってくれるから平成、、現代の人間なんだよ、、今回はこの時代から一緒に江戸時代に行くんだから、、帰りもちゃんと帰れるよ、、」
ルーナは、ニコッと笑って、、「ルーナは、本当に、春樹と同じ、、この時代の人になったのね、、、嬉しいわ、、」
「んん、、、喜んでばかりいられないわよ、、これから、いろいろとこの時代の常識を覚えて、、立ち振舞いしないと、、春樹はルーナを守れるくらい、ちゃんと働いて、稼がないと、、その為には早く、道具を揃えて、、妖術を高めて、名を売り、立派な陰陽師になってね、、、孫の、夢夢ちゃんの為にもね、、、」
春樹は、困惑した、、、「まだ、生まれてもいない、孫の為にも頑張るのか、、それ、本当の未来なのか、、」
ルーナは、ニコッと笑って、、「春樹、、ルーナも夢夢ちゃんには会ったから、本当の未来だよ、、可愛かったよ」
「、、、俺も、、平安時代に行く前に会ったけど、、まあ、、遠い先の話だ、、今は、陰陽師として、、ルーナと一緒になれるよう、頑張るぞ、、、」
焔は、驚き、、「へえ~、、珍しい、、初めて春樹の、、ヤル気満々の姿を見たわ、、、いつもは、、仕方なくやっているのに、、」
春樹が、封印の間の扉に手をかざすと、扉は勝手に開いた、、、封印の間には、もう、、
掛け軸から出た、、幻と鶴瓶が待っていた
「遅いぞ、、焔、、春樹達を呼びに行ってから、、30分は待ったぞ、、」、、「うるさいぞ、鶴瓶、、春樹、、焔から聞いたとは思うが、、如月様の考えだ、、これから、春樹とルーナが、一緒になるためだ、、」
「ああ、、幻、、わかっているよ」
「おいらは、、楽しめれば何でも良いぞ」
ルーナは、この様子を、ニコニコと笑って見ていた、、、春樹はルーナの手を繋ぐと、、、「ルーナ、、どんな事があっても絶対に俺が守るから、、じゃあ、行くよ、、」
、、、、「、、、はい、、」
春樹は、、千年扉の屏風の右側の入り口を触った、、淡い光が広がると、屏風の右側の扉が開いた、、、「じゃあ、、、また、江戸時代に行くぞ、、、」、、、春樹達は扉の中に入って行った、、、
1757年、頃の江戸、、、
江戸の町の外れの林に、千年扉が現れた、、
千年扉の左側の出口から、、春樹達は出てきた、、、春樹とルーナは、江戸時代の格好に変わっていた、、ルーナは驚き、、「あっ、、私の格好も変わっているわよ、、出島の時はオランダ人の服装だったから、初めて、日本人の着物を着たわよ、、春樹、、似合うかな、、」、、春樹は照れて、、「うん、、きれいだよ、、」 焔はルーナに、「ルーナ、外国人は目立つから、少し布で顔を隠してね、、」、「あっ、はい、、」
焔は、、、「春樹、、早く、平賀源内と杉田玄白を探さないと、、如月様が、ある程度、話を付けたらしいわよ、、さすが変人ね、、興味津々で聞いていたらしわよ、」
「焔、、有名人だぞ、、」
焔は、如月様の言った事を思い出すと、、、
「確か、、2人とも、物産会に属して交流してるみたいよ、、」、、「へえ~、、繋がりはあるんだ、、」すると、焔が、、「大体の住所は、わかるわよ、、今いるかは、わからないけど、」、、と、、話すと、、空間ボックスから、、古地図を取り出すと、現在地と、平賀源内が住む家を教えた、、、「春樹、、私は如月様と一緒にその、平賀源内と杉田玄白に会っているから、今回は、変化を解いて本当の姿で会うわよ」、そう言うと、、焔は、変化を解いて、本当の姿で現れた、、きれいな町娘姿になった、、
「まあ、、焔さん、、きれいだわ、、でも、どうしてお姫様の格好じゃないの、、」
、、焔は、、「あのね、ルーナ、私もその方が良いけど、、お姫様が、江戸の町中を歩いていたら変でしょう、、、」
焔は、春樹の方を見て、、、「春樹、、江戸の町は、大勢の人がいるから、、陰陽道、妖術、空間の狭間、、霊道は使えないわよ、、、人前の空間に大きな穴が開くわ、それに中から人が出てきたら、大騒ぎになるわよ、、」、、幻も、鶴瓶も、うんうんと、、「おいら達は人間には、見えないけど、、空間には、、大きな穴が開くからな、」、、、春樹はあきらかに嫌な顔をして、、「え~、じゃあ、歩かないといけないのか、ルーナ、大丈夫か、、、」
ルーナは、ニコッと笑って、、「春樹と一緒なら、平気よ、、お話しながら江戸の町を見るのも、良いかも、、」
春樹達は、平賀源内の家を目指して歩き始めた、、
江戸の町は、、大勢の人で溢れていた、、
「凄いな、、江戸の町は、こんなに人がいるんだ、、、」、、遠くの方には江戸城が見えた、、道の通り沿いには、いろんなお店が並んでいた、、、
「あっ、、、お団子屋さんだ、、こっちは飲み屋だな、、ああ、お酒が飲みたいぞ」、、と、、鶴瓶は呟いた、、春樹は、、「鶴瓶、見えないのに、どうやってお酒を飲むんだ」
「そうなんだ、、でも、おいらが姿をあらわしたら、みんな驚くからな、壺に顔があって手足が生えているんだから、、、おいらは、幻や焔の様に、変化の術を使えないからな」
すると、幻が、、「鶴瓶、、お前は、修行が足らないんだ、、もっと、如月様に鍛えられたら良いんだ、、、」、、鶴瓶はニヤリと笑って、、「そう言えば、、幻、、お前は相当、如月様に鍛えられていたからな、、死ぬほど、、」、、、「うるさい、、」
焔は笑って、、、「幻も、変化して、人間の姿になったら、、ほら、大好きな稲荷寿司を食べられるわよ、、」、、、「焔まで、、、俺は、あまり人間と関わるのは好きじゃないんだ、、春樹や晴明様以外とは、関わりたくない、、」、、すると、ルーナが心配そうに、、、「えっ、、、じゃあ、ルーナといるのはイヤなの、、」
「、、お前は、もう、春樹と同じだから良いんだ、、ご主人様でもあるんだから」、、ルーナは、ニコッと笑って、、「ありがとう、、幻、、これからもよろしくね」
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