第9話 視点
本日から、また1週間ほど毎日更新(18時)します。
BL小説を初めて書くにあたり、
アルファポリスのとある公式コラムを参考にしてみました。
(というかめちゃ参考になったのでぜひ読んでみてください。「アルファポリス/BL/書き方」でググればすぐ出てくると思います)
いわく、BLというジャンルには鉄則があり、
主人公(物語の視点)は必ず
「受け」のキャラであるべきなのだとか。
まあ冷静に考えれば、異世界恋愛など
「女性向け」恋愛小説の主人公はたいがい女(受け)だよねって話ですが。
俺様なキャラがカプ相手の魔性や思わせぶりな態度に
振り回される話が書きてえ〜〜〜って身としては、
つい「攻め」の視点で物語を進めたくなっちゃいます。
ところで……視点といえば
「一人称 or 三人称」問題が事あるごとに浮上しますけども。
最近の新作は文芸ラノベなろう系など
ジャンル問わず、圧倒的「一人称」率が高いと
感じている方はどのくらいいますでしょうか?
書きやすいし読みやすい、
たとえばBLなら受け視点で書くのが当たり前っていうんなら、
むしろ一人称で書かない理由がないんじゃないか?
という結論に落ち着く作品(作者さん)が増えているということでしょうか。
じきに三人称は滅ぶんじゃないの(てか滅んだんじゃないの)
ってくらい、目ぼしい新作を読むと一人称なので、
俯瞰と主観を織り交ぜた地の文で物語全体を描きがちな
三人称派ワイはとっても肩身が狭いです。
最近は「秒オト」というカクヨムにアップしている
青春ラノベを全編改稿していますが、
現代の男子高校生が主人公だった場合、もし一人称で書くとしたら
自分のことを「僕」と呼ばせるか「俺」と呼ばせるか……、
おおいに悩みませんか?(なぜ他者に問う?)
今どき「僕」を使う高校生が少数派だと思いますので、一人称かつ「僕」にすると
ヒロインや周りのキャラに「僕はねえ! 僕はさあ!」と
謎の女々しい感じを振りまき続けることになります。
(吹雪という拙作の主人公がそんなキャラではないというニュアンスです)
かといって地の文が
「俺は〇〇に〜〜した」という文章で埋まっていくと、
ん〜? 吹雪少年はこんな荒っぽいキャラじゃないけどな〜?
と作者がもやってしまうのです。
三人称で書けば「俺」の出没率が減るので
この違和感がかなり軽減されます。
……が、今はなぜか一人称で書いてます。昨今のラノベ市場を見ていると、
主流を無視してわざわざ三人称に臨む度胸がないのですよ……とほほ……。
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